
フガシティとは,実在気体が高圧において分子間力を無視できない場合に分子間力を補正した分圧である.
と認識しています.
ただ,フガシティは「逸散能」「逃散能」と日本語訳され,Wikipediaによる説明では「物質の相から相への物質の逸散性」と述べられています.
マグマの物理化学条件を検討する際,温度・圧力・化学組成に加えて酸素フガシティを求める場合が多いです.
今まではマグマ中の酸素分圧(≒酸素の量≒酸化状態)のようなものだと漠然と考えていましたが,「逸散能」とか言われてしまうと途端に分からなくなります.
マグマは多成分系であり,液相としてケイ酸塩メルト,固相としてカンラン石,輝石,磁鉄鉱などの複数層が同時に存在しています.Wikipediaの説明を鵜呑みにすると,「酸素フガシティが高い」というのは,例えば液相から固相のカンラン石や輝石,磁鉄鉱へ,より酸素が多量に分配される,ということなのでしょうか?
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
>フガシティとは,実在気体が高圧において分子間力を無視できない場合に分子間力を補正した分圧である.
その通りです、私は化学屋ですが実在気体ではフガシティを使うんだよ、と習いましたし、化学工学屋の父はニタニタ笑いました。
邦文Wikipediaは非常に低レベルで信用できません、日本史やアイドルのブログならそれでも仕方ないが、サイエンスには使えない、それで邦文Wikipediaでフガシティを牽き、
左端のカラムにあるEnglishをクリックすると英文Wikipediaへ飛びます。こちらの方が圧倒的に厳密です。英語人口は莫大です、少しでも変な議論を持ち込むとsabwikiが噛みつきます。
ですからそちらを読んで下さい。
たとえば「物質の相から相への物質の逸散性」なにこれ?(笑)物質が二つありこんなに短いのに中学生でも国語の教師に馬鹿にされる。「物質の相から相への逸散性」にすると分ります。
あなたがマグマのマクロな物質移動を知りたいのか結晶程度のメソレベルの物質移動を知りたいのか結晶から流体(あるいはその逆)へのミクロな移動を知りたいのか、あるいは全部なのか、
これは多分アマゾンで検索する必要があるでしょう。その前に英文Wikipediaを読んで下さい、長いです。
ご回答ありがとうございます.
そうなんですよね…早く邦文のWikipediaも十分な信頼性を持つようにならないかな…
英文Wikiですと,気相と液相が共存している際,酸素フガシティは等しい値であると書いてありますね.
私が知りたいのは,マグマにおける「酸素フガシティ」とは,一体何を指しているのか,ということです.
例えばマグマ溜まりを想定した際,主に液相と固相が共存しており,揮発性成分(気体)はマグマ中に溶け込んでいると解釈されます.英文Wikiの説明を素直に解釈すると,液相と固相でも酸素フガシティが等しいと考えたくなりますが,気相が存在しないのにマグマ全体の酸素分圧(のようなもの)と考えても良いものなのか.あるいは,実は液相と各種固相で保持している酸素の量が異なるため,酸素量を各相・各成分で均質化させるために酸素が“じわじわと”移動していくイメージなのか.
なにか同じスケールで議論していない気もしますが,そのくらいイメージが湧いていません.
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