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昔、ヨーロッパでは硬水が多いため、あるいは熱による殺菌という考え方も知られておらず、衛生環境が劣悪だったために水が飲めず、代わりにビールやワインと言った酒を飲んでいたというようなことを聞きました。
その時の話では酒ならば造酒の過程で殺菌され、アルコールのため腐敗も進みにくいからとか説明されていましたが、そもそも酒は水の代わりになるのでしょうか?
アルコールを摂取するとむしろそれを処理するために体内の水分は失われるのでは? と思ったりしたのですが、実際のところどうだったのでしょうか。

A 回答 (1件)

酒は水の代わりにはなりませんが、実際にヨーロッパでは酒を水代わりに飲んでいました。



といっても「葡萄酒」です。これをワインと言ってしまうと語弊があるぐらい「グレープジュースにちかい」発酵度合いの低い葡萄酒でアルコール度数は低めだったようです。大人はこれを水代わりにのみ、子供も水で割ってのんでいたようで、いまでもワインの産地だと10歳ぐらいになればワインを水で割って飲む風習があります。
ドイツなどではビールですが、これも今のようにしっかり発酵したものではなかったようです。

ヨーロッパの水は硬水なのでそもそもあまり飲用に適していませんでした。そのため古代から葡萄酒が多用されたのです。

最も17世紀世紀に入ると、アジアからお茶、中東からコーヒーがもたらされます。たしかコーヒーのほうが先だったはずで、水を沸かしてコーヒーなどを淹れるようになってから水分をとるようになったのです。イギリスがお茶文化なのはコーヒーの輸入のための貿易権が他国に奪われたせいで、その代りインドでお茶を栽培して安く手に入るようにしたのです。
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