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エネルギー準位について

多電子原子でのエネルギー準位にはスピン磁気量子数が関係しますが(ナトリウムの可視スペクトルに狭い間隔の二重線がある)、水素のエネルギー準位には関係しないのは、水素の電子が決まった方向にしか回転しないからですか?

A 回答 (3件)

いちおうほそく.



普通ナトリウムの D線が 2本に分裂するのは軌道スピン相互作用で説明します. そして, 同じ理由により水素のスペクトル線も分裂します.
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ちょっと確認.



「ナトリウムの可視スペクトルに狭い間隔の二重線がある」というのは, 具体的にはどの可視スペクトルのことですか?
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いいえ、あなたがおっしゃった通り、水素の励起軌道にはスピン磁気量子数が無いからです。

水素原子の基底状態は1s、水素分子の基底状態も1σ、励起しても水素原子は2sに、水素分子は2πにしか上がりません。もちろんもっと上に無数の軌道がありますが、ボルツマン分布がある以上エネルギーが高くなれば対数的にその可能性は小さくなります。つまりスピン磁気量子数がある軌道に電子が入る可能性は非常に小さく、観測にかからないのです。
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