「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

外国の人は、たとえば「か」と「が」が似ているとか、「は」と「ぱ」と「ば」が似ているとかを認識しているのでしょうか? たとえばアルファベットでは、それぞれ「K」と「G」、「H」と「P」と「B」になりますよね。そこらへんの感覚はどうなのでしょう。

A 回答 (3件)

似ているかどうかはちょっと微妙な問題ですね。



1.文字が似ているから、発音も似ているという思い込み

日本語では /ka/ と /ga/ は似ていますが、/sa/ と /za/ はまるで違う音です。
/z/ はたいていの場合、舌先が上顎や歯にべったりくっついていますが、そんなことをしては /s/ の音は出ません。
/si/ と /zi/ も同じで、発音の仕方が異なります。
/ha/ は /pa/ /ba/ と異なり、唇を閉じません。




2.日本語で似ているから、外国語でも似ているという思い込み

英語の town と down では、/t/ と /d/ の発音はかなり違います。
/t/ は息が漏れる音がします。
日本語ではそこまで息の音が漏れないので、日本人が「タウン」というと、down に聞こえることさえあります。

逆に、latter と ladder の区別をしない話者もいるので、そういう人は t と d は似ているなあ、と思っているかもしれません。


中国語や朝鮮語では、/k/ と /g/ の区別もありません。
ただハングルでは /k/ /kh/ /kk/ を似た文字で区別するので、似ているなあという感覚は持っています。
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ドイツ語ゲルマン語だと、g,d,vの濁る語尾が静音になったりして分からないですね。


h/b/f/pの混同や間違いは、かとた位の全くの別音なので、百パーセント無い。
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「か」と「が」の子音/k/と/g/の違いは無声音と有声音,つまり子音を発音するとき声帯が震えるかどうかです。


「ぱ」と「ば」の/p/と/b/もそうですが,「は」は/h/(など)であり無声/有声の違いだけでない別の種類の音です。このように日本語で清音/濁音といっても必ずしも無声/有声に対応するものではないので注意してください。

外国ではどうかというと,言語によると思います。ドイツ語の場合,b, g などいくつかの子音はその現れる場所により無声/有声が変わることがあります。
例えば g で
Weg /ve:k/ 無声音の/k/
gut /gu:t/ 有声音の/g/
(まあ厳密には無声/有声というより fortis/lenis という区別なのですが,あまり深入りしてもしかたがないので)
つまり g が 時には k の発音と同じになることを知っています。他の子音の組についてもそうです。

フィンランド語や他の多くのウラル語族の言語には子音階程交代という現象があります。これは文法的機能により単語の中の子音の無声/有声が変わるのです。
例えば
katu(主格「道は」) /katu/ 無声音の/t/
kadun(属格「道の」) /kadun/ 有声音の/d/
日本語でも連濁といって「菊」の「き」が「野菊」だと「ぎ」になる現象がありますが,似ているところがあるかもしれません。
ともかく,こういう交代現象があるために無声/有声の違いの子音の組というものは意識されています。
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