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No.2ベストアンサー
- 回答日時:
#1さんのご回答で大体よいのですが一つ訂正すると、
焦点距離を長くするのは、厳密には分光器の解像度を上げることにはなりません。
CCDやMOSなどのイメージデバイスを使う場合ですと決まった素子サイズになるので焦点距離を長くして拡大倍率を稼ぐことはありますが、スリットスキャンであればスリット幅を適切にすることと同じことでありやはり本質的に分解能をあげることにはなりません。
もちろん長い方が収差が少なくなり...という効果はありますが、今回は収差を無視しますから。
分解能を決めているのは、端的に言うとグレーティングの溝本数N(トータルの本数です)と次数mです。
これらの値が大きいほど分解能は上がります。
では。
No.1
- 回答日時:
スリット幅を狭めるのは分解能を高めるのではなく,
装置幅を小さくすることで,スペクトルを鋭くすると
言うものです.確かに近いスペクトルはスリット幅を
狭めると分離される場合がありますが,それは分光器の
分解能を上げると言うよりは,適切なスリット幅にした,と言うことです.
また,フォトマルの電圧を上げるのも,より暗いスペクトルを
感知可能とするのであって,分解能を上げることにはなりません.
分光器の分解能を上げるのは,
・グレーティングの格子定数を大きくする(3600gr/mmとか言う値).
・焦点距離を長くする(スリットからグレーティングまでの距離).
の2つです.
例えば,検出器の大きさにも寄りますが,
f=250mm,1200gr/mmの分光器の分解能を2倍にするには,
f=500mmにするか,2400gr/mmのグレーティングを使います.
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