アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

金属加工ですがステンレスと「鉄」をくっつけて使うと経年と錆びでくっついてしまいますか??

A 回答 (5件)

イオン化傾向を挙げられている方いますが、イオン化傾向だけで説明できる問題ではないです。


イオン化傾向自体おおよその目安に過ぎず、その順番は今でも学会で決着していない部分があります。
異種金属を接触させると、これはイオン化傾向の差で説明できるのですが、鉄やステンレスの場合、不動態化という現象があるためその議論も必要になってきます。

何かの水溶液に浸した場合、自然浸漬電位では確かに 鉄(卑)-ステンレス(貴) となりその差は出るのですが、それはイオン化傾向ではなく、
不働態被膜の安定性で議論しないといけないです。

ステンレス鋼はクロムCrを主要な合金元素として含むことによりクロム酸化物による安定で強固な不動態被膜をを形成します。
一方、鋼(鉄)は不動態被膜を形成するもののその被膜の安定性がステンレス鋼よりも劣ります。

ここら辺の不動態皮膜の評価は、私が学生だった自体では直接観察が難しく電位-電流曲線を測定するくらいしか簡単な方法が無かったのですが、
最近はもっと進歩した手段を用いて、不動態被膜の微細構造を解析した論文が出ていますが、専門的な部分になってしまうので。

どちらにしろ、錆びてくっ付くという推論は正しいです。
    • good
    • 1

絶縁しましょう。


それとhan-ka-2さんの仰っているのはアルミじゃなくて亜鉛(Zn)じゃないかなっと思いましたが…
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答誠にありがとうございます。

お礼日時:2019/01/05 23:11

イオン化傾向のいい例をひとつ:羽田のD滑走路というのが東側にできて数年経ちましたが,あの滑走路の下の多摩川側は埋め立てではなく,大人の事情があって鋼のジャケット(パイプで組んだ枠組み)になっています。

表面加工や内部への送風はしていますが,当然錆びます。そこで「犠牲防食」という方法で錆びないようにしています。潜ってみるとわかる(アハハ,僕は建設中に陸上で見た)のですが,アルミの塊があちこちに貼ってあるのです。すると,イオン化傾向で電流がいい向きに流れてくれて鋼より先にアルミが錆びるので,アルミを30年以内に全部取り換えるようにして,本体が錆びないようにしています。面白いですねぇ。化学はいつも赤点だった僕にとっては驚きでしかないのですが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答誠にありがとうございます。

お礼日時:2019/01/05 23:11

ステンレスと鉄…くっ付く可能性が高いです。


世間一般で”鉄”と呼ばれているものは、実は、鉄と炭素の合金の”鋼(はがね)”というものです。
鋼(鉄)は硫酸のような酸には耐食性を示しますが、普通の水分、特に塩素を含んだ海水のような水溶液には耐食性を発揮しません。
硫酸環境中では鉄は不働態被膜を形成するので耐食性が良いです。

ステンレス鋼は、鋼の耐食性を改善するためにクロムCrを9wt%ほど添加した合金が開発されて以来、いろいろに発展し、
12~13Crのフェライト系やマルテンサイト系ステンレス鋼や、18Cr-8Niのオーステナイト系ステンレスなど、色々な鋼種が開発されて現在に至っています。
ステンレス鋼も環境中の塩素に弱い傾向があるのですが、それを改善強化したステンレス鋼も存在しています。

鉄の方が同じ環境中では、ステンレス鋼よりも錆びる(腐食する)傾向が強く、くっつけて使うと経年で錆びてしまいくっつくことがあります。
鉄とステンレスがくっついていて、ステンレス鋼が錆びることを”もらい錆”と言います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答誠にありがとうございます。

お礼日時:2019/01/05 23:10

ステンレスと異種金属との接触についての問題点


http://www.jssa.gr.jp/contents/faq-article/q9/

どうしても異種金属を接触させる必要がある場合は、直接接触しないように、つまり「絶縁」させておくことをお勧めします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答誠にありがとうございます

お礼日時:2019/01/05 23:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!