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近年、日本国債がマイナス金利にも関わらず、外国人投資家などに買われているといいます。理由としては、ベーシススワップというデリバティブを使って、日本とアメリカなどの国の金利差を交換することで、日本円を買うとアメリカの金利(1.5%)から日本の金利(-0.04%)を差し引いて、この分の金利差を稼げると言うものだそうです。
 しかしながら、それが理由なら、

①わざわざマイナス金利の国債などを買わず、為替差益だけで収益を上げればいいんじゃないですか?
②マイナスの国債(日本・欧州、LIBORなど)は、上記のような短期金利のみ、稼ぐことができ、もはや長期では稼げない(保有する意味がない)ものになってしまったのでしょうか?
③ベーシスポイントも仮にそれが円買いドル売りで金利差を稼げるとしても、行って来いで売却の際、結局は利息を払うことになりなり、トータルでプラマイゼロになりませんか?


以上、3点、質問よろしくお願いいたします

A 回答 (3件)

鋭いポイントに注目されており、その視点は投資に取り組む際のリスク管理に最も有用です。


確かに、日米の金利差に生じるスワップに注目する投資家は多いでしょう。
ただ、先日のアメリカ利下げにより資金は他のセクターに向いており、高レバ取引にてリスクを高くとる投資家も増えています。
リスクを織り込むことが投資成績をあげることにもつながります。
日本国債は1000兆円を超えており、外国人投資家の保有割合が増えていますが、保有比率9.8%と10%未満で、海外の国債外国保有率に比べて低く、日本の金融機関や企業、日本人によって保有されています。(他JT、JR、NTTなど・・・)
ゆうちょが貯金枠を2300万円まで増枠しますが、国債発行の裏付けや担保となります。
ゆうちょは国とのかかわりが深く、親会社郵政が筆頭株主で、郵政は58%が財務大臣が株を保有する筆頭株主で、配当利回りや売却益は東北復興やその他の国の資金として使用目的が決まっています。
ゆうちょ銀に2300万円の貯金にて受ける金利が2000円未満に対して、2300万円のゆうちょ株式保有で受ける配当金が100万円(現在の配当ベースで、リスクを考慮せず)です。
リスクはありながら、潰れる可能性が低く日本最大の貯金高を持ち、親会社が郵政で政府が操る側面を考えるとどちらに投資する方がベネフィットが高いかは明白です。
スワップに注目しすぎて元本割れが生じていればトータルリターンメリットは得られませんが、金融投資というものにリスクがあるのと、リスク管理でもっとも注目すべきは資金であり、豊富な資金があればリスクを再投資という側面で折り込むことも可能です。
いずれにしても、市場でペースを掴むのは資金が多い機関投資家です。
金利や為替は政治的な操作があり、一般投資家にメリットが低くても機関投資家にとってはメリットが高いです。

一般の人はそこまで高い視点で投資に取り組んでおらず、儲けという欲だけを追求しすぎて結果として損に繋がるのでしょう。
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①については、得た円資金でマイナス利回りの日本国債を買わずに、日本の銀行口座においておけば良いではないか?とうことでしょう。

しかし、日本の銀行に置いておくとその銀行の破たんリスクをかぶることになります。日本の銀行よりも、日本政府の方がまだマシなので日本国債を買うのです。

②そうです。ゼロまたはマイナス金利の国債を償還まで長期に持ち続けるつもりはありません。国債は流動性があり、いつでも売却できます。中央銀行が金利の深堀をして、マイナス金利がさらに低下するようになれば、今買った国債も高値で売ることができます。

③金利スワップはドル→円交換の時の一回限りです。円をドルに戻すときは、単純に為替の売買をすれば良いのです。
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>①


実際にそうやって円キャリートレードが今年前半までは、
かなりあったと思いますよ。
ドルの利下げ局面となって、急速に縮小しました。

>②
重要な観点が抜けています。
債券には、債券市場というものがあります。
債券は利下げとなると、価格が騰がり、
利上げになると、価格が下がるのです。
そうした債券を売買する市場があるのです。

分かりやすい例として、
10年後に100円償還となっている債券は、
金利1%なら90円で買えるが、
金利0.5%なら95円
となるわけです。

この夏の米国利下げ局面を受けて、債券は高騰しました。
高値を更新している状況でした。
結構儲かりました。A^^;)

日本国債が買われるのは、このように日本円がある場合、
債券市場で国債を買えば、儲かるからです。
国から発行された国債は、必ず民間金融機関が買い取りますが、
現状では市場への現金供給量と金利調整のために、日銀が買い取って
くれるのです。
なので、低金利でありながら、現金から債券へ流れるのです。
この夏の利下げ局面での、円高→債券高騰は、かなりのものでした。
ピークを過ぎて、今後の債券市場のリスクも気になる所です。

>③
現状の利下げ局面で、キャリートレードも旨味が薄れてきました。
先進国では、利下げ競争、通貨安競争がジワジワと燻っており、
欧州圏のリスクなどで円高が今の所回避できていますが、
今後は米国の金利動向次第だと思われます。
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この回答へのお礼

前回の質問、今回の質問、両方お答えいただき誠にありがとうございます。

お礼日時:2019/09/19 00:01

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