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ローマ教皇が、イエズス会宣教師の清への布教方法を否定したのはなぜですか?

A 回答 (1件)

清朝(中国)には、古来の民間信仰がありますね



三皇五帝というものでざっくり言うと「古代中国の神話や伝説の8人の王様(帝や皇)」のこと
そういう昔のとても徳の高い人々が中国という、素晴らしい国を作り上げたという中華思想の源

で、全くなじみが無くて受け入れて貰うのに苦労したキリスト教の布教を進めるために
キリストさんや「主」という信仰対象の方々を先の三帝五皇になぞらえる事で
民衆に分かりやすく説明出来ることと、キリスト教への違和感を軽減した

これが結構効果があったようで、イエズス会宣教師による布教で信者は増えた
しかし、他の修道会などにしてみると、イエズス会だけが栄えているのは面白くないこともあり
教皇に対して、イエズス会が本来行ってはならない偶像崇拝とか異端とも言える教義を広めていると告げ口をしました

で、結果として中国大陸におけるイエズス会の活動を禁止されてしまい
布教拠点などを他の修道会に明け渡すような命令が出された

これ、先日呼んだ「西太后の実像」に関する書籍の中に存在したもので
西太后は世間に広まっている悪評と異なり、西欧文明の導入にも理解を示し
イエズス会などの宣教師の布教を許す代わりに、欧州の知識や制度の導入に積極的だったという
一連の解説による
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