No.8ベストアンサー
- 回答日時:
釈迦は、百万人に一人の天才にして可能になるサトリなどを、
どういうつもりで大衆に説いて回ったのでしょうか?
↑
百%悟れ、と考えた訳ではないでしょう。
半分でも、いや1%でもよいから、いやとにかく
それを目指せ、という意味だと
思います。
そもそもですが、百%悟れ、なんてのが
無理なんです。
だから、悟った坊さんの袖に触ればOKとか、
念仏を唱えればそれで可、なんて具合に
色々な宗派に分かれたのです。
早速のご回答ありがとうございます。
<半分でも、いや1%でもよいから、いやとにかく
それを目指せ>なのですね
<百%悟れ、と考えた訳ではない>のですね。
穏やかな人柄の釈迦らしいですね、(厳しいキリストと比較して)。
涅槃では沢山の動物が集まって来たという絵もありますね。
<だから、悟った坊さんの袖に触れば>・・・は、大乗仏教・・・系の教えになりますね。
No.15
- 回答日時:
一点突破全面展開という言葉があります。
絶対不可能と思われるようなものが一点突破すると、急速に広がっていくのです。釈迦を師事して悟りを開くものが増えればそれだけ、悟りというものが身近になって、その門が開いていきます。今の私たちには難しいと思うものも、その一歩があったことで、将来のどこかの時点では、当たり前になっているのです。ご回答ありがとうございました。
<絶対不可能と思われるようなものが一点突破すると、急速に広がっていく>のですね。釈迦はそれを頼りに、当面効率が悪いが、説法を続けたのですね。
No.14
- 回答日時:
No.9です。
>釈迦は(ほとんどの大衆は悟れないはずなのに)大衆に説いたのでしょうか?
そうです。
しかしながら、釈尊が成道した直後から、釈尊を信じ弟子として釈尊と共に生きた
者は少なくありません。結果的には、一大教団となるのです。
全ての人が素直に釈尊の教えを受けとったわけではありません。
その為に、数々の迫害も行われました。
また、釈尊は『法華経』を説いています。
実際に多くの弟子等により、『法華経』として編纂されるのは釈尊滅後です。
その後、中国に渡り鳩摩羅什により漢文に翻訳されます。
それが天台宗を通じて今に残るものです。
ご回答ありがとうございます。
<全ての人が素直に釈尊の教えを受けとったわけではありません。>ですね。聞く人は聞き、そうでない人もおそらく沢山いたのでしょうね。
No.13
- 回答日時:
No7です。
他の方の回答で少し気になったのでひとこと。当時のインドの思想界は輪廻からのがれて解脱することを目標にしていました。
仏(ブッダ)になることを目指していたわけではありません。
もちろん当時の多くの衆生は生きることに精一杯で修行などする余裕はなかったでしょう。
また初期仏教では菩薩というのは釈迦がブッダを目指していた時代だけのことです。
菩薩の概念を大幅に拡張したのは大乗仏教であり、菩薩を仏に導くなどという概念などありません。
釈迦は法華経を説いていませんし、法華経は釈迦没後数百年たってから成立した経典です。
早速のご回答ありがとうございました。
仏教の歴史を教えていただきました。
1.<当時のインドの思想界は輪廻からのがれて解脱することを目標>だったのですね。
2.<法華経は釈迦没後数百年たってから成立した経典>なのですね。
仏教ばかりではないでしょうが、変遷を正しく知らないとばかり誤解をしますね。
No.12
- 回答日時:
No.9です。
>どういうつもりで一般大衆にまで、困難な修行を説いて回ったのでしょうか?
釈尊以前の修行というのは、様々な難業苦行を行っていましたが、そもそも釈尊自身が
その修行に納得がいかず、瞑想の末悟りを得ます。
その悟りを数々の教えとして説くわけですが、それが『仏典(経典)』として残っている
ものです。
釈尊の教団の修業とは、大衆の中において釈尊の説法を説き、衆生を成道へと導くこと
です。
再度のご回答ありがとうございます。
釈迦は<その悟りを数々の教えとして説く>のですね。
くどいようですが、釈迦は(ほとんどの大衆は悟れないはずなのに)大衆に説いたのでしょうか?
No.9
- 回答日時:
先ず、司馬遼太郎ごときを参考にするのが間違い。
その上で、当時の世の中は今の世の中と違います。
一番何が違うかと言えば衆生の期根が違うのです。
釈尊在世当時というのは、衆生はただ生きるだけでなく、仏になる事を目標として
修行を積んでいたのです。
釈尊というのは、法華経にある通り『菩薩を教える(導く)法』の存在を明らかにし、
その『法』により成仏することを教えた(説いた)のです。
※ここで勘違いされては困るのが、『仏になる(成仏)』という事を、広く日本の仏教の
概念で、「人は死ねば仏になる」という事ではなくて、「おのれの生命に存在する
仏界を開いていく」という事です。
No.7
- 回答日時:
『サンユッタ・ニカーヤ』、『大パーリニッタ経』などの初期経典によると、釈迦がさとりをひらいた直後は、仏法の説明は甚だ難しく、衆生に教えを説いても理解されず徒労に終わるだろうと、教えを説くことをためらったとされます。
そこでブラフマン(梵天)が登場し、釈迦に仏法を説くように要請する有名なシーン(梵天勧請)がでてきます。以下下記サイトから一部引用します。
----
「わたしのさとったこの真理は深遠で、見難く、難解である。・・・人々には、縁起という道理は見難い。」
「この人々は、執着の対象を楽しみ、執着の対象に泥み、執着の対象に喜んで、この境地を見ることは難しい。」「他の人たちがわたしの言うことを了解できないとすれば、それはこのわたしの疲労だ。それはこのわたしには有害だ。」 そして、世尊の心は、説法に向かわず、無気力へと傾いた。
その時、梵天が登場する。本来、梵天は仏教 以前には絶対神「ブラフマン」である。ブッダの時代には、世界の創造・支配も司る最高の神とされていた。その神「梵天」が、ブッダの心の迷いに対し、請願するのである。
『律大品』では、三度梵天が請願し、「そのとき、世尊は、梵天の要請を知り、衆生への憐れみによって、仏願によって世間を観察した。「衆生には、汚れの少ないもの、多いもの、能力の優れたもの、弱いもの、姿の良いもの、悪いもの、教えやすいもの、にくいもの、そのなかには、あの世と罪とに恐れを見て生きているものたちと、見ずに生きている者たちがいるのだ。」
ブッダは、娑婆主梵天に詩で答えた。「耳ある者どもに甘露(不死)の門は開かれた。(おのが)信仰を捨てよ。」と、説法の決意 を告げる。ここに、「初転法輪」への、ブッダの決心がある。
---
「梵天勧請」について
https://piicats.net/bonnkannjyo.htm
ご回答ありがとうございます。
<世尊の心は、説法に向かわず、無気力へと傾いた。>
<ブッダは、娑婆主梵天に詩で答えた。「耳ある者どもに甘露(不死)の門は開かれた。(おのが)信仰を捨てよ。」と、説法の決意 を告げる。>
人間仏陀は(心が)迷っていたが、決意したのですね。
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