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両性酸化物と塩基の反応で質問なのですが、両性酸化物が水に溶けると塩基性なので中和反応が起こらないということまでわかって、そこからなぜ強酸であるNaOHと反応して錯イオンになるのかがわかりません。左辺のH2Oも関係してますか⁇
また、金属イオンに過剰量NH4入れるとZnは反応すると習ったのですが、そことの関連が有れば教えて頂けると嬉しいです。

「両性酸化物と塩基の反応で質問なのですが、」の質問画像

A 回答 (1件)

あまり高校レベルの化学では触れませんが、水溶液に溶けている金属イオンは水と錯体を形成(溶媒和)して解けていることを忘れてはいけません。


[Al(H2O)6]^3+
のような錯体として溶けているのです。これは酸性領域での形で中性領域では安定に存在できません。ですから
Al(OH)3や(水分子が抜けた)Al2O3のように析出してしまいます。
また、強塩基性の水溶液は水酸化物イオンが多量に存在するので
[Al(OH)4]^-
※厳密には[Al(OH)4(H2O)2]^-と表現した方がいいかもしれません。
の形で溶液中に安定に存在できるのです。
ですから、「両性酸化物が水に溶けると塩基性なので・・・」という表現は誤りで、中性の水に溶けて酸や塩基の性質を示すのではなく、「酸性や強塩基性の溶液に溶けてそれらの性質を弱める(=ある種の中和反応)」という表現の方が正しいように思います。

>また、金属イオンに過剰量NH4入れるとZnは反応すると習ったのですが・・・
これも、アンモニア分子(NH3)の錯体の形成しやすさに関係します。
NH3は比較的に錯体を形成しやすい(=金属イオンに配位しやすい)ので、多量に存在すると
[Zn(NH3)4]^2+
の錯イオンを形成して水に溶けるのです。
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