
A 回答 (12件中1~10件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.12
- 回答日時:
念のため「ず」という打消の助動詞の時代的変化。
平安時代
未 用 終 体 已 命
基本「ず」 ざら ・ず ・ ず ・ ぬ ・ ね ・ざれ
ざり ざる ざれ
……………………………………………………………………………
室町時代「ぬ」 ざら ・ず ・ ず ・ ぬ ・ ね ・○
……………………………………………………………………………
江戸前期「ぬ」 ず ・ず ・ぬ(ん)・ぬ(ん)・ね・○ ←終止形に注意
……………………………………………………………………………
江戸後期「ない」なかろ・なく・ない ・ない ・なけれ・○
なかっ
室町時代から、連体形が終止形に代わって用いられ、結果的に終止形は消滅しました。終止形=連体形になって、現代に至っています。これは活用語のほとんど大部分に共通することです。(例外は「だ」のみ)
上の例で言えば、江戸前期には終止形の「ず」が無くなり、「ぬ(ん)」に代わっています。
No.11
- 回答日時:
>>「無い」を命令形にしたければ、「無くなる」といったん動詞にしてから「無くなれ」と命令形にしなければならない。
そうですね。この、「なくあれ!」「なかれ!」は形容詞「無い」の連用形「無く」+動詞「ある」の命令形「あれ」で、形容詞自体の活用ではありません。
美しくあれ!
もっと寒くなれ!
のような「形容詞+抽象動詞」で、現在の有り方を変える動詞の命令形の用法です。
この辺は、詳しくは三浦つとむ『日本語はどういう言語か』(講談社学術文庫)の150p~160pを参照下さい。図を示し説明されています。
学校や大きな図書館にはあると思います。■
No.10
- 回答日時:
No.9でコメントした者です。
申し申し訳ない。連投の形になります。
No.6のお礼で張ってくださったリンクは、同じサイトの一部ですね。
サイトのつくりがわかりにくくてグルグル回った印象です。
お詫び申し上げます。
No.9
- 回答日時:
No.6でコメントした者です。
>「~あらず。」はよく聞きますが私自身は使った記憶は有りません。古臭い感じがするので。
>「~あらず、~」なら使ったことがあるかも知れません。
そうですね。
中止形の「〜おらず、〜」「〜せず、〜」ならけっこう見聞します。
「〜せずにいた」なんてのも。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/nikodebu/laborato …
は大学の先生のサイトのようです。下記もおもしろそうです。
http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/user/foreign/niko …
記事のリンクは違ってませんか。
結論としては、活用としては「あらない」はありそうですが、現実には使われないということでしょう。
No.6に張ったリンクの中にありますが、村上春樹の小説に登場するキャラが「あらない」を乱発していました。方言としてはあるのかもしれません。
No.8
- 回答日時:
No.6の方がおっしゃるように、古語には「あらず」という形が存在しました。
「ず」という打消の助動詞が、近世になって、関西では「ぬ(ん)」となり、「有らせん」「有らへん」のように使われました。当時で言えば「関東方言」では「ぬ」がなまって「ない」という打消の助動詞が成立し、形容詞の「無い」と同形になり、活用まで共有することになりました。「有る」と「無い」とは(動詞と形容詞でありながら)元来対立するものなので、それをつなぐような「有ら-ない」は避けられのでしょう。「有ら-ない」が言えなければ、「有りはしない」「有ることはない」などと表現するしかないと思います。ありがとうございます。
「有らず」が有ったり、関西弁では今でも「あらへん」を使うことを考えると、
「有る」に否定の助動詞が付くのに問題があるわけではなく、
単に「有る」と「ない」の相性が悪いということなのでしょう。
No.7
- 回答日時:
NO.3 のお礼に応えて
>>丁寧語でない言い方は無いのですか。
丁寧語でない場合は、「あらず」で、「ず」が打消しの助動詞です。口語では使用しません。
http://www.manabu-oshieru.com/daigakujuken/kobun …
参照。
>>「有りません」/「有らない」は非存在ではないのですか。
結果は非存在ですが、それは「有る」という動詞の否定による結果としての対象の有りかたです。
話者は「有る」という想定をし、それを「ます」と肯定判断し、その後現実とは異なるので「ない」「ず」と否定しています。
>>「有る」は時間的に変化し、「無い」は時間的に変化しないのですか。
「有る」は無から有への(時間的な)変化で、無は状態で変化しません。それゆえ、動詞「ある」には命令形「有れ」がありますが、形容詞には命令形はありません。
先にも回答の通り、語の品詞は形や機能ではなく、意義により分類されます。■
ありがとうございます。
> 動詞「ある」には命令形「有れ」がありますが、形容詞には命令形はありません。
結局、非存在かどうか と 時間的な変化 の話はよく分かりませんでしたが、こちらは明快ですね。
「無い」を命令形にしたければ、「無くなる」といったん動詞にしてから「無くなれ」と命令形にしなければならない。
No.6
- 回答日時:
ネット検索すると、いろいろヒットします。
https://www.google.com/search?sxsrf=ALeKk01VLWiw …
素朴な疑問ですが、「あらず」って古語なんですかね。
「心ここにあらず」が古語とはとうてい思えません。
「ある」の反対語は「あらない」ではないと聞いて、
「知っている」の反対語は「知っていない」ではないという話を思い出しました。ここにも念仏が……。
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=6059 …
ありがとうございます。
「~あらず。」はよく聞きますが私自身は使った記憶は有りません。古臭い感じがするので。
「~あらず、~」なら使ったことがあるかも知れません。
教えていただいた URLをたどっていくと、
「有る」の否定形は「有らない」。反対語は「無い」。
「有らない」も「無い」も「非存在」を表す。絶対的に同じ意味。
まったく同じ意味なら両方存在する必要はない。どちらか一方でよい。
短い方がエネルギーが少なくてすむ。
という記事がありますね。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/nikodebu/lect-ann …
この記事によれば、動詞「有る」(の否定形) も形容詞「無い」も同じ意味なので、品詞は単語の意味では分類できないということになりそうです。
No.3
- 回答日時:
「有らない」は「有りません」と言います。
<形容詞>の「ない」は非存在を表わすもので、「有らない」の「ない」は否定の助動詞で混同するのは誤りです。
動詞は時間的に変化する属性を表わし、形容詞は時間的に変化しない属性を表わすもので、品詞は単語の意味で決まります。
<形容詞>「ない」と助動詞<ない>は形は同じですが全く異なる意味を持ち品詞が異なります。
<動詞>「ある」と助動詞「ある」も形は同じですが、意味が異なり品詞が異なります。
活用は次に続く語による形の変化で意味は変化しません。
誤まった理解をされているので、もう一度基本に返り正しく理解しましょう。■
ありがとうございます。
> 「有らない」は「有りません」と言います。
丁寧語でない言い方は無いのですか。
> <形容詞>の「ない」は非存在を表わすもので、「有らない」の「ない」は否定の助動詞で混同するのは誤りです。
「有りません」/「有らない」は非存在ではないのですか。
> 動詞は時間的に変化する属性を表わし、形容詞は時間的に変化しない属性を表わすもので、品詞は単語の意味で決まります。
「有る」は時間的に変化し、「無い」は時間的に変化しないのですか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
おすすめ情報