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興味から電気の歴史をネットで調べ始めたのですが、例えば以下のような発明があったことは分かりました。
 
・1745年 オランダのライデン大学が多量の電気を蓄える「ライデン瓶」を発明
・1752年 アメリカの不落輪が雷が電気であることを証明し、避雷針を発明
・1776年 日本の平賀源内がオランダから持ち込まれた発電機を修理して「エレキテル」と命名
・1799年 イタリアのボルタが「ボルタの電池」を発明
・1832年 スイスのピクシーが「ダイナモ」を発明
・1840年 イギリスのアームストロングは「水力発電機」を発明
・1868年 フランスのルクランシェが「ルクランシェ電池」を発明
・1870年頃 ジーメンスとグラムによって「発電機」が完成
・1876年 アメリカのベルが「有線電話」を発明
・1877年 アメリカのエジソンが「蓄音機」を発明
・1878年 イギリスのアームストロングが世界初の「水力発電」を行った
・1881年 アメリカのエジソンが世界初の「発電所」を設立、電灯用の送電を開始
・1882年 アメリカのエジソンが「電球」を発明
 
有線電話や蓄音機が登場し始めた頃には電気の色々な使い道が出てきたのは分かります。
しかし「ライデン瓶」「ボルタの電池」「ダイナモ」「ルクランシェ電池」「発電機」などは発明された時点では一体何に利用されていたのでしょうか?
アームストロングが「水力発電機」を発明してから自宅で利用するまでに38年かかっていますが‥
エジソンが電球を発明するのはかなり後ですが、それ以前から何かしら照明器具が存在していてそちらに利用していたのでしょうか?
(「エレキテル」は電気ショックを人体に与えるためのものという記述は見かけました)

A 回答 (5件)

モールス符号を使った電気通信が1840年頃から実用化されます。

電燈より随分前です。
1866年にはケーブルは大西洋を横断、英米間に電信線が開通します。
上海~ウラジオストク間の海底ケーブルが長崎に立寄ったのは1872年。これで日本と欧米間で電信通信が可能になります。これを最初に使ったのが欧州に行っていた岩倉具視の一行なんだとか。しかし日本国内の電信線はもうちょっと後なので東京までは船や飛脚が運んだらしい。
機器の電源にはボルタなどの化学電池を使っていたと思いますが、かなり高電圧だったようです。100Vぐらいで送信していたのではないでしょうか。ならば50個から100個の電池を直列にしていたと思います。

いささか物騒な話ですが、幕末の第二次長州征伐(1866年)の頃の話。長州藩は地雷の電気点火を研究していました。敵兵の通り道に火薬を埋めておいて電気仕掛けのリモコンで爆発させたわけです。幕府軍は恐怖の極みだったとか。しかし不発も多かったようです。たぶん電線の絶縁不良が原因ではないでしょうか。電源にはガルバニ発電機という磁石とコイルを使った小型の発電機を使ったようです。しかし火薬への点火にどんなヒーターを使ったのかはわかりません。

アーク燈が日本で初めてお披露目されたのは1878年だとか。でも使いにくかったでしょうね。ちょっと明る過ぎるし紫外線が多い。電極が摩耗するのでしょっちゅう調整が必要・・・。
のちには映写機の光源に使われます。現在はハロゲン電球やキセノンランプに代ったようですが。
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この回答へのお礼

m-jiroさん
ご回答ありがとうございます!

なるほど、教えていただいた「電気通信」「電信」で調べてみると、知りたかったことが次々と出てきました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97 …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E4%BF%A1
 
1745年に発明された「ライデン瓶」は1746年に電気が高速に伝達する実験に使われていたり、1753年には静電気通信がお披露目されたり、1804年に電信の実験がされたり、1830年代に世界各地で電磁石を利用した電信機が完成していたりしますね。
1854年までに水を使った無線電信に成功していたりと面白い話が山のように出てきますね。実際の無線通信は1900年近くになってからなのですね。
世界初の商業化された電信は1839年ということで、色々と謎が解けました。
 
また、長州藩のエピーソードや日本でのアーク燈のお話も興味深いです。
こちらも引き続き調べてみます。

お礼日時:2020/08/17 17:39

古くは、ビリッと感電させたり、静電気でフワッとさせるような


マジックショー的な扱いだったかと。
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この回答へのお礼

zipang_styleさん
ご回答ありがとうございます!

確かに、エレキテルの元になっているオランダでも宮廷での見世物(静電気実験)に利用されていたという記載を見かけました。
 
紀元前のギリシャのターレスがすでに磁力や静電気の存在を発見していたようですが、現象自体はかなり古くから確認されつつも、アーク灯が普及するまでの間に例えば静電気がものを引き寄せる性質を一般的に何かに利用されていたりするような時代は無かったのでしょうか?

お礼日時:2020/08/17 13:51

平賀源内は病気の治療に電気を使いました

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この回答へのお礼

けこいさん
ご回答ありがとうございます!

確かに、見世物や医療器具として利用されていたという記載を見かけました。
電気を流すことで鎮痛を図ったりもしていたのですね。面白いですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC …
https://www.power-academy.jp/electronics/familia …
http://www.eng.kagawa-u.ac.jp/~hayashi/hiraga/el …

お礼日時:2020/08/17 13:47

白熱電球以前にはアーク灯がありました。

電気が実用に供されたのはこれが最初です。
https://jeea.or.jp/course/contents/02102/#:~:tex …
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この回答へのお礼

Wabu478さん
ご回答ありがとうございます!

なるほど、アーク灯以前には電気は実用化に至れてなかったのですね。
No.1のchiha2525さんのご回答と併せてとてもすっきりしました。
 
1つ気になるのは電気に関連する発明には何をもって効果を検証していたかなのですが、教えていただいた情報ではアーク灯の発明自体が1815年と早いため、電球が普及するまでの数十年の間に発明されてきた「ダイナモ」「発電機」「ルクランシェ電池」等の実験にはアーク灯を点灯させることで効果を検証していたのでしょうか?
 
今回、お手軽ということからまずはネットで調べ始めましたが、インターネット(特に日本語の情報)には思いのほか情報は少なく、図書で調べるのが一番というのを痛感しています。

お礼日時:2020/08/17 13:43

基本的に、初期のころは実験室で”電気”って何じゃ?という研究で作られていた感じですね。



調べた感じだと、1867年にジーメンスとホイートストンという2名がほぼ同時期に、実用的な量の発電ができる発電機を発表しているようです。wikiによれば
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4 …
>例えば1870年代、ジーメンスはダイナモを電力源として電気炉を運用し、金属精製などに使った。
とあり、電気炉の電力源としたようですね。

発電機をひっくりかえしたモーターの発明も1870年代前半でしょうか。
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この回答へのお礼

chiha2525さん
ご回答ありがとうございます!

私も、現象を研究しつつ実用化には至らないものの帯電させる方法を生み出したりしていた‥ということのかなと何となく思っていたのですが、やはりそういうことなのですね。
 
No.2のWabu478さんが教えてくださったように「電気がまともに実用化されたのはアーク灯が最初」で、「それ以前は実用できていないまま研究が進められていた」ということで納得しました。

お礼日時:2020/08/17 13:33

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