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ウニとカエルの発生の観察は、まだ、やっていないんですけど、ウニとカエルの発生の共通点・相違点を教えてください。また、その成因・意義もできたら教えてください。

A 回答 (2件)

では高校レベルで説明させていただきます。

卵は卵黄の分布によって3種類に分かれます。等黄卵・端黄卵・心黄卵の3種類に分かれます。等黄卵は卵黄量が少なく卵中に均一に分布しているもの。端黄卵は卵黄が植物局側に偏って分布しているもの。心黄卵は卵黄が卵の中心部に集中して分布しているものです。また、卵割の仕方では等割・不等割・盤割・表割の4種に分かれます。等割は卵全体で卵割が起こり割球の大きさが等しいもの。不等割は卵全体で卵割が起こるが動物局側の割球が小さいもの。盤割は動物局側でだけで卵割が起こり、卵割面が卵全体を区切らないもの。そして表割は始め核分裂が生じることにより多核の状態となり、後にその核が卵表層に移動し、細胞質分裂をするものです。基本的には哺乳類やウニは等黄卵で等割、両生類は端黄卵で不等割、魚類・爬虫類・鳥類は端黄卵で盤割、昆虫類は心黄卵で表割をします。高校ではカエル・ウニに焦点を当てて勉強します。もし、大学で生物を専攻することになったらニワトリ・ゼブラフィッシュも勉強することになりますよ。
簡単にですがウニとカエルの発生の違いを言います。大きな違いは等割と不等割の違いにより、卵割球の大きさがウニでは均一、カエルでは不均一であること。また、原口がウニでは植物極から生じるのに対して、カエルでは赤道面の少し植物極側に寄った位置に生じること。中胚葉がカエルでは原口背唇部により外胚葉からの誘導によって生じるがウニでは原腸の先端の細胞が遊離して二次間充織となり、それが中胚葉になる点かな。後は孵化がウニでは胞胚期なのに対して、カエルはおたまじゃくしになってから。
共通している点は原腸期の地点まで卵割球の細胞質が小さくなっていくこと、原口の陥入により卵が内・中・外胚葉の三層構造になること。
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ウニ・カエル・ニワトリ・ゼブラフィッシュは発生学の研究が最も進んでいる分野です。

アリストテレスの時代から始まった学問ですしね。そのため、発生学の知識は非常に深く、上記の質問を答えようとしたらきりがありません。卵割などの形態的な部分?それとも、遺伝子発現の開始?、生化学的な話?レベルは高校レベル?大学?それとももっと深くですか?その辺を詳しく教えてください。

この回答への補足

高校レベルで卵割の形態的な部分の共通点・相違点とその成因・意義を知りたいんです。

補足日時:2005/01/30 09:16
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