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地図などで東京23区の表記の順番は決まっているようですが、これはどうやって決めたのですか?
江戸川区は必ず23区の中で最後です。
この順番の決め方を教えて下さい。

A 回答 (2件)

区のできた順です。


以下のサイトで見てみるとわかりますよ。
23区内では最後にできたのが江戸川区ということですね。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/ishato/tiri/sityoson/ …
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この回答へのお礼

目からうろこです。有難うございます。

お礼日時:2005/02/02 13:16

No.1の回答で紹介されているページの中味を,よーくご覧下さい。


(上から4行目あたりにある「東京府(1):1889~1960年」をクリックして,
出てきた表を眺めて下さい。)

「区のできた順」という点では,「早い区」と「遅い区」の2つしかありません。

まず1890(明治22)年5月に,東京市麹町区から深川区までの15区ができました
(だいたい,今の順序で千代田区から江東区までの8区に相当します)。
次に,1932(昭和7)年10月に,東京市の範囲がぐんと大きく広がり,
淀橋区から江戸川区までの20区が東京市に加わって35区になりました。

その後,1943年に東京都が発足する際に東京市という言い方はなくなりましたが,
35区はそのままでした。
戦後になって,1947(昭和22)年3月に区の統合が行なわれて22区になり,
同じ年の8月に板橋区の一部が練馬区になって,現在の23区が出来上がりました。

したがって,単に「区のできた順」というだけでは,「早い15区」の中での順序や,
「遅い20区」の中での順序の説明がつきません。

この順序は,明治時代から政府の統計資料など,行政で広く用いられていたもので,
基本的に「皇居を中心として,時計回りに渦を巻いて郊外に出ていく」
という並び方です。
試しに,今の区の名前でいいですから,地図を広げて,千代田→中央→港→
新宿→文京…と,江戸川区までたどってみると分かると思います。

1890年に「早い区」が誕生した時点では,まだ区は15しかなかったので,
自治体(という言い方はしなかったけど)を並べると,深川区の次には
郡部が続きますが,この順番も,15区の線につながるように,荏原郡(今の
品川・目黒・大田・世田谷区)から始まって,南葛飾郡(葛飾・江戸川区)で
終わっています。
1932年に35区となったときも,そして戦後22区→23区となったときも,
この渦巻きの線はそのままで,今日に至っています。

その後,1968年に自治省(当時)が,全国の都道府県・市区町村に
番号をふる「全国地方公共団体コード」を導入しましたが,そこでも
23区の順序はこの渦巻き順が採用されています。

なお,地図のページの順序について書かれていましたので,少し触れておきましょう。
多摩地区の配列は地図帳によって異なり,市のできた順(八王子→立川→武蔵野…)
を採用しているものもありますが,何となく東から西へという地図帳が多いようです。
これに対して,23区の順序はほとんどすべてが渦巻き順です。
10年ほど前,ある大手地図出版社の発行している東京区分地図帳の順序が
変更になったことがありましたが,あまり人気がなかったのか,すぐに
伝統的な順序に戻りました。
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