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減磁のメカニズムを知りたい

先日仕事で使う治具を工作をしていた時の話です。
小さい磁石をプラ板に埋め込むのにはんだ小手で加熱しながら押し付けたところ、磁力が弱まってしまいました。


調べたところネオジム磁石は熱を加えられると磁力が落ち、落ちた磁力は戻らないそうです。

性質や性能のグラフなどデータは色々見つかるのですが、どう言う理屈で磁力が落ちてしまうのかが疑問です。

もし熱を加えると鉄原子の向きか安定しなくなるということあれば、熱を加えた状態で強力な磁力を浴びてそのまま冷えれば、また磁力が戻るのでしょうか?
雑学として興味があります。

よろしくお願い致します。

質問者からの補足コメント

  • No.1さん、No.2さん丁寧な回答をして頂き有難うございます。

    頂いた情報でもひとつ理解できない疑問がありまして、恐縮ですがもう一つ質問させて下さい。

    外から磁力を受けたわけでもなく加熱すると軸の向きがまちまちになるというのは、熱を帯びると原子の運動が激しくなる事に由来していたりするのでしょうか?

    それともここでは原子は関係なく、磁区の動き的に何か理由があるのでしょうか?

      補足日時:2020/11/27 21:19
  • 皆様丁寧に回答して頂き有難うございました。
    お陰で疑問に思っていた事がスッキリしました。

    こちらで選ぶのが恐縮でが、元々の考えになかった磁区の概念まで教えて頂き、興味深いコラムを紹介して下さったNo.1さんにベストアンサーをつけさせて頂きます。

      補足日時:2020/11/27 21:49

A 回答 (3件)

ザックリとしたイメージは正しいように思います。


より正確なイメージを作るためには磁区という概念が必要なようですので参考になるページを紹介しておきます。

第6回  磁石と磁区のはなし その1
https://www.toho-u.ac.jp/sci/ph/column/Galileo_6 …
第7回  磁石と磁区のはなし その2
https://www.toho-u.ac.jp/sci/ph/column/Galileo_7 …
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この回答へのお礼

磁区の概念はなかったです。
よく考えてみたら、それぞれの原子が本当に同じ方向を向いてるとしたら極方向の並びは良いとしても平行に並んだ箇所は反発してしまいますよね。
勉強になりました。

面白いサイトを教えて頂き有難うございます。

お礼日時:2020/11/27 20:52

「磁性」の根本は、古典的な言い方をすれば「各原子で原子核の周りを回る電子が作る磁界」です。

「原子」自身が一種の「コイル」になっているわけです。
そのコイルである原子の向きが「ばらばら、ランダム」であれば磁性的に「中性」ですが、ある一方向にそろうとマクロ的な「磁性」を帯びることになります。
この「固定されていて強い磁性を帯びた原子の向き」が、温度が高くなることによって「バラバラ度合いが高くなる」ことでマクロ的な磁性が弱まると考えればよいと思います。
そして、温度を下げるとその「バラバラな向き」の状態が固定されるので、磁力が弱い状態のままになるということになります。
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この回答へのお礼

モヤモヤしていた事がスッキリしました。
有難うございました。

お礼日時:2020/11/27 21:23

素人向きの説明をすると、磁石の中にはごくごく小さな磁石(磁区)が一杯あって、磁力が強いときはどの磁区も同じ向きに並んでいます。



ところが加熱して高温になると、磁区の向きがまちまちになってきて磁力が弱まるんです。

元の磁力に戻したいのなら、高温にし、外部から強い磁力を与えながら冷やすことです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

加熱すると磁区の向きがバラバラになってしまうのですね。
No.1さんから頂いた情報と合わせてもまだイマイチ分からないことが…

補足を書かせて頂きます。

お礼日時:2020/11/27 21:15

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