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企業の研究者です。
今年の秋に化学系の国際学会で発表することになりそうです(上司から強要されました…)。
英語で研究発表をした経験はなく、英会話もろくにできません。
質疑応答時間が最も怖いです。

私と同じように英語を話せない状況で英語の発表を迎えた方、
英語が話せない状況から努力して国際学会を迎えた方、
英語での発表には慣れており自信がある方、
どのような方でも構いません。

私に克服法や体験談を教えていただけませんでしょうか?
この数ヶ月でした方がいい勉強を教えてください!
よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

siegmund と申します.


大学で物理の研究と教育をやっています.

既にお二方が回答されておられますが,
これが正解というものがある話でもありませんので,
私の経験など書かせていただきます.

私も最初に国際学会で話をしたときは英語はさっぱりでした
(今でも,英語がうまいとはどう考えても言えない --- はっきり言えば下手).
質問が聞き取れず,ピンぼけな答をしたこともあります.
それでも回数重ねているうちに,国際会議で座長やったりしたこともあるので
慣れとは恐ろしいものです(^^;).

> 今、NHKの英会話の教材をほぼ毎日聴いています。
私もそのころよく聞いていました.
即効性があったとは思えませんが,それなりに役だったようです.

colorful-miyo さんがどこにお住まい(あるいは勤務先)かで
状況も変わりますが,
まずは化学関係の英語で行われる研究セミナー,あるいはワークショップ(WS)などに
顔を出してみましょう.
大学ですと,講義に穴開けたりしなければ他へ出かけてもほとんど文句は言われませんが,
企業の研究所ではどうでしょうか.
上司にも相談してみてはいかがでしょう.

大きな大学や研究所のHPを見ると,
毎週のようにセミナーやWSの案内があるでしょう.
これはミニ学会みたいなものです.
雰囲気がわかりますし,どういう風に講演や質疑応答が行われるか,
大変勉強になります.
座長がよく使う決まった言い回しなどもありますから,
一度でも経験があるのとないのとは大違いです.

OK,the next presentation is entitled ***, by Dr. colorful-miyo,
from ・・・
-------
Thank you very much, speaker.
Now,this session is open to questions, comments and disucussions.
-------
Any more questions, comments?
If not, thank you very much, speaker, again.
みたいなやつです.

ふだん,colorful-miyo さんが使っている化学用語がまったく違って聞こえること
もあるかもしれません.

自分の恥をさらすようですが,
私が一番はじめに英語の物理関係セミナー(ネイティブ)にでたときは
セミナーのはじめのうち metals と言う言葉が聞き取れませんでした.
mellows と聞こえてしまうのです.え,果物が熟している?
物理の話でしょ,意味がわからん...そりゃわからんよね(^^;),
さすがにそのうち気づきましたけれど...

幽霊に止む(「れ」にアクセントがある) ...
え,幽霊がどうしたって? ... あ,uranium か.

もう少し後の話ですが,ティータイムに参加者と雑談をしているとき,
a bit of ethnic ... が a bilovethnic に聞こえたことも印象に残っています.
bilovethnic なんて言葉知らないぞ...(^^;).

こんなこと繰り返して,多少は何とかなるようになってきました.

そういうセミナーやWSに出たら,セミナー後にでも勇気を出して,
スピーカーにちょっと話しかけてみましょう.
自分の分野に近ければなおさらです.
うまく行けば,
> ネイティブの方にも見ていただきたいですね。
のチャンスになるかも知れません.

最近は国際学会用の教材など(CDROM などついている)もあるようですから,
そちらも考えてみてはいかがでしょう.
表現を知っているだけでずいぶん違う.
英語で聞いたことがあればもっと違う.
実際に会議で聞いたことがあれば更に違う.
というわけです.

最初からうまくはできませんから,
「下手なのはしかたがない」と割り切ってしまうと,大分気が楽になります.
でも,その人の性格にもずいぶんよるみたいですけれどね.
完璧にきちんとやらなきゃ,というまじめ人間程プレッシャーが高いでしょうね.
自分で言うのも何ですが,私もそういう性格なので,
割り切ってしまうのはかなりストレスがかかります.

ついでに
>(上司から強要されました…)。
という受け取り方はいけません.
研究者にとって,国際会議での発表その他は避けて通れません.
自分の部下を研究者として育てようとすれば,国際会議に出ろと言うのは
当然のことです.
ストレスはあるでしょうけれど,飛躍のチャンスと思いましょう.
colorful-miyo さんはお若い方かと思いますが,
どうせ一度は経験しないといけないことですから,
若いうちに経験する方が得ですし,楽です.
私は少し年取ってから国際学会に出るようになったのですが,
もっと早くから出ていればと思うこともあります.
そうしたら今ごろきっとノーベル賞取って...そんなわけないですね(^^;)

ご健闘を.
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、もうしわけございません。
大変参考になるご回答をありがとうございます。

ネイティブの英語は…すんなり聞き取れる会話と何度聞いても聞き取れない会話があって(その人の発音の差によるものです)、2ヶ月毎日聞いていますがなかなか進歩しません。しかし聞かないよりは良いと思うので、続けようと思います。
ただ、化学用語を聞き取る機会がありませんので、
化学関係の英語で行われる研究セミナー(ミニ学会)探してみます。

正直申し上げますと、今は嫌で嫌で仕方がありません。
あまりのプレッシャーに、弊社の大方の研究者はこのような試練を与えられていないのに、とさえ思います。
しかしこのような状況に追いやられないと本気で勉強しないのもまた事実です。
幸いなことに、ここで皆さんに非常にためになるアドバイスや励ましの言葉をいただき、少し前向きになれました。
学会まで、思いつく対策はやってみます。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/08 13:05

siegmund です.



> siegmundさんにもっと色々お話を聞きたいですが、お会いできず残念です。

そう言っていただけると,私もうれしいです.
調子に乗って,もう一回.

ご承知と思いますが,
国際学会の発表形式にはオーラル(oral,要するに演壇で話すやつ)と
ポスターとがあります.
全部オーラルという場合もありますし,
申し込みの時に希望を出せる場合もあります(もちろん,希望が通るとは限らない).
あるいは,オーラルは招待講演者だけでその他大勢は全部ポスター,
ということもあります.
慣れていないうちは,ポスターの方が楽かも知れません.
相手は目の前にいますから,何度も聞き返せますし,
相手もポスターを指さしたりして話をします.
オーラルですと,
質問者は会場でマイクを使って質問する事になりますし,
ポスターを指さすわけには行きません.
Could you show me again the slide of the sample preparation method?
というようなことになります.

そういえば,1枚のスライドに図が2枚並んでいるときに,
左側の図を the left panel という言い方をする人が多いのを,
昔ちょっと意外に思いました.
日本人だとなかなか panel とは思いつかないような気がします.

話がそれました.
ポスターですと,時間中(2時間くらいか)はその周辺にいないといけません.
ちょっと興味を持ったような人がいたら,自分から
May I explain my work?

Are you interested in my work?
と言わないと,発表している意味があまりなくなってしまいます.
でも,やっぱり慣れていないと躊躇しちゃうんですよね(私も経験があります).
思い切って声かけてみて,
Ah, are you Dr. colorful-miyo?
Very nice to meet you!
I've read your paper on ... in Journal of ...
It was very interesting.
とか言ってくれればしめたものですね.

発表としての評価は
(オーラル) ≧ (ポスター)
です.
会議録(proceedings)には,オーラルしか載らない,
あるいはオーラルは6ページでポスターは4ページ,などということもあります.
もちろん,オーラルもポスターも同じページ数の場合もあります.
そういうわけで,オーラルを希望してもポスターに回されることはしばしばです.
逆はめったにないでしょう.

本番の会議の前に,どこか informal な雰囲気の少人数のところで,
英語で発表する機会があるといいですね.
私はそう言う機会がなかったので,
予想される質問を自分でしゃべり,それに答える,
という一人二役で練習した覚えがあります
(声に出さないと駄目です).
意外に効果があったようでした.

昔のことを多少懐かしみながら,まとまりのないことを書きました.
私は若い頃に,研究関係で恵まれた環境にはいなかったので,
かなり苦労しました.
今になってみると,それもいい思い出になっています.
(う~ん,俺も大分年取ったな).
colorful-miyo さんが,
「あのとき,頑張って国際会議に出てよかった」
と思えるようになられることをお祈りします.
お若い方のようですから,そういうこと思うのはまだまだ先かな?
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この回答へのお礼

またのご回答ありがとうございます!
私は実は、学会でのポスター発表というのを1回もしたことがありません。すべてオーラルでした。(社内発表ではありますが)。
インパクトの点では明らかにオーラルの方が上ですよねぇ。でも恥かき度は小さいかもしれません。

>予想される質問を自分でしゃべり,それに答える,
>という一人二役で練習した覚えがあります
私もそうなるでしょう。もしくは上司とですかね。

siegmundさんにも本当に励まされました。
コメントを拝見させていただくのが楽しかったです。
国際学会の機会を与えられたことが少し誇らしく思えてきました。
頑張ってみますね。ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/21 16:38

siegmund です.


colorful-miyo さんのお礼を拝見しました.

> ネイティブの英語は…すんなり聞き取れる会話と
> 何度聞いても聞き取れない会話があって(その人の発音の差によるものです)、

私も今でもそうです.
昨年夏の国際会議で,私のポスターのところに来た某有名物理学者(ネイティブ)の
英語がよく聞き取れず,大汗をかきました.
そんなに早口でしゃべるなよと思いながら,必死で食い下がる羽目になりました.
結局何とかなったのですが,とても疲れました.
テレビ見ていても,
ブッシュ大統領の英語はよく聞き取れないところがありますが,
パウエル氏(前国務長官)の方は大体聞き取れます.

> ただ、化学用語を聞き取る機会がありませんので、
> 化学関係の英語で行われる研究セミナー(ミニ学会)探してみます。

そうですね,キーワードが聞き取れないと,
私が metals を mellows と聞き違えてしまったときのように,
わからなくなっちゃいます.
ミニ研究会でも,単発のセミナーでも数多く出席されることをおすすめします.
読み書きは相当おできになるのでしょうから,
何度か出席して一生懸命聴いているうちにだんだん分かるようになります.
そうか,metals は mellows みたいに聞こえるのか.
water は ワラー (【ワ】にアクセントがある)みたいに聞こえるぞ.
ナトリウム,カリウム,とは言わないで, sodium,potassium というのか.
キーワードが分かるようになるだけで,相当違います.
少し分かるようなると,どんどん分かる割合が多くなります.

> 正直申し上げますと、今は嫌で嫌で仕方がありません。
> あまりのプレッシャーに、
> 弊社の大方の研究者はこのような試練を与えられていないのに、とさえ思います。

お気持ちはよくわかります.
たぶん,colorful-miyo さんは非常にまじめな性格で,
何でも物事はきちんとやらないといけない,
失敗して笑って済ますなんてとんでもない,
恥はかきたくない,
という方じゃないでしょうか.
私もそういう口なので,最初の国際学会の前は相当のプレッシャーでした.
でも,昔のことを思い出して見ると,
その学会を境にして急に英語力が上がったような気がします
(と言っても,今でも大したことはないのですが).
論文を書いたり読んだりする方にも,非常にプラスでした.

上司の方が国際会議で発表しろと言うのは,
それだけ colorful-miyo さんの能力と将来に期待しているのでしょうね.
前にも書きましたが,少しでも若いうちに国際会議を経験するのは
とても将来のためになります.

ご健闘をお祈りします.
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この回答へのお礼

重ね重ねアドバイスありがとうございます。
私の上司も、国際学会を経験すると大きな自信に繋がると申しておりました。
(しかし、逆に自信を失い鬱病になった人も知っているので怖いのですが。)
私も“いい経験”となるように頑張って前向きになってみます。
siegmundさんにもっと色々お話を聞きたいですが、お会いできず残念です。
いいアドバイス及び励ましを本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/03/15 12:58

発表の評価は,


  内容自体の重要度 × 内容の伝わり方
という積でだいたい決まると思います。

具体的に思いつくところを挙げれば(英語自体の勉強は別にして):

 ・事前に内容を多数の人に見てもらう
  上司は当然含めて,可能ならばNative Speakerのチェックも受ける
 ・原稿を読めばいいと思ってはダメで,自信なければ暗記する
 ・発表の最初に言いたい点をはっきり示す

また,賛否両論あろうと思いますが,発表の最後に「英語がうまくなく
て失礼しました。質問もゆっくり話してください」と言うのもアリだと
思います。

あと,最後の手段としては,頼める偉い日本人の先生が会場にいれば,
万一の場合にヘルプをお願いするというのもあります。
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この回答へのお礼

ご回答及びアドバイスありがとうございます。

>発表の最後に「英語がうまくなくて失礼しました。質問もゆっくり話してください」と言うのもアリ

これはいいアイディアですね!!
目から鱗です。是非言わせていただきます。
私の上司は英語は出来るので、上司のチェックはできます。ただ、ネイティブの方にも見ていただきたいですね。
…発表資料作成や暗記も含めて頑張ってみます。

お礼日時:2005/02/20 18:51

もうだいぶ以前のことですが、アメリカで開催された国際学会に参加しました。


私自身ではなく、私と一緒に参加した人が発表を行った時のことについて、ご参考程度に紹介したいと思います。

その方というのは、日本語でもゆっくりと話をされる方なのですが、英語で発表された際も、余計ゆっくりとしゃべられました。
私もハラハラしながら聞いていたのですが、案の定そのペースに耐えられなかったのか、発表が始まって間もなく十数名の人たちが会場を出られたように記憶しています。
やっぱり外国の人々ははっきりしているなという印象を受けたのですが、その状態で発表は続きました。
そして発表が終わった時のこと、やんやの喝采と言ったら変かも知れませんが、惜しみない、盛大な拍手が送られました。
質疑も非常に活発に行われ、例のゆっくりした言葉でやり取りが行われたのですが、質問した人たちの第一声が、非常に内容が素晴らしかった、感銘を受けたなどの言葉でした。
会場に残っていた人たちは、もの凄く熱心に発表を聞いてくれていたようです。

長々と何が言いたかったかといいますと、やっぱり少々英語が不慣れでも、中身が良ければ熱心に発表を聞いてくれるということです。
事前に内容、構成を十二分に吟味され、リハーサルを行って、良い発表をされることが一番かと思います。

是非頑張って下さいね。

追伸
 学会でよりも、それ以外の時間に色々な場面で英語が要求されることと思います。あまり学会での発表ばかりに注力されず、日常的な英会話も色々なケースを想定して準備しておいてくださいね。トラブルで預けておいたスーツケースがなくなってしまったとか、道を歩いていたら「カンフーか?」と声を掛けられたなど、実際に私が経験したことです。
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この回答へのお礼

質問時間云々よりまずは発表なんですね!
お話を読んで、少し気持ちが明るくなりました。
ありがとうございます!!
今、NHKの英会話の教材をほぼ毎日聴いています。
頑張ります。

お礼日時:2005/02/20 18:47

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