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来月60歳で36年勤めた会社を定年退職でやめる予定ですが、高年齢雇用継続給付金がもらえる可能性があると聞いたので質問します。
(退職後は契約社員で他の会社で働く予定です。)

2つ質問します。

1.高年齢雇用継続給付金の基本手当てとは何でしょうか?
2.基本手当てとは、やめる前の会社でもらう手当でしょうか。それとも、再就職した会社でもらう手当でしょうか?

A 回答 (1件)

基本手当というのは、いわゆる失業保険(失業等給付)のことです。


雇用保険のしくみによって、離職して再就職をするまでの求職期間中に受けられるものです。
このことは、基本中の基本です。
したがって、やめる前の会社でもらうものでも再就職先の会社でもらうものでも、そのどちらでもありません。

あなたがおっしゃっている高年齢雇用継続の給付金には、基本手当を受給しない人を対象としたものと、基本手当を受け取ってから再就職した人を対象としたものの、2種類があります。

なお、法令上、60歳(60歳到達日)とは「満60歳の誕生日の前日」を指し、給付金や年金においてもこの決まりにしたがいますので、十分に注意なさって下さい(年齢計算に関する法律)。

1 高年齢雇用継続基本給付金

基本手当(再就職手当なども含む)を受給していない人が対象。
60歳以後の賃金を60歳時点の賃金と比較したときに、その75%未満に減っていて、かつ、以下の2要件を満たすこと。
(ア)60歳以上65歳未満の雇用保険一般被保険者である
(イ)再就職の前まで、雇用保険の被保険者であった期間が5年以上である

2 高年齢再就職給付金

基本手当を受給して再就職した人が対象。
基本手当を受給したのち、60歳以後に再就職したときの給付金。
再就職後の各月に支払われる賃金 < 基本手当の元となった賃金日額×30×75% という金額関係になっていて、かつ、以下の5要件を満たすこと。
(ウ)60歳以上65歳未満の雇用保険一般被保険者である
(エ)基本手当の元となった算定基礎期間というものが5年以上である
(オ)再就職日前日時点で、基本手当の支給残日数が100日以上である
(カ)1年超の継続雇用が確実である安定した職に就いた
(キ)再就職手当を受けていない

いずれの申請も、再就職先を経由して、ハローワークに対して行ないます。
ただし、ご自身ですべてこなし切れるときは、あなた自身で申請してもOKです。
給付金を受け取れるのは、もちろん、あなた自身です。

なお、高年齢雇用継続の給付金を受けると、厚生年金保険の在職老齢年金のしくみによって、老齢厚生年金(生年月日に応じて60歳~64歳で受けられる特別支給の老齢厚生年金)の一部または全部が、支給停止となることがあります。
詳しくは、年金事務所にお尋ね下さい。

その他、以下のURLを参照していただくことをおすすめします。
Q&A形式になっています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya …

また、実際の手続きなどに関することは、以下のURLのリーフレットをご参照下さい。
PDFファイルになっています。

https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/00065551 …
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