プロが教えるわが家の防犯対策術!

将棋世界の詰将棋サロンなどを見ています。
7手~17手詰めなど自分にとってはちょっと長い手数です。
詰将棋・・
終盤力を磨くための練習問題という位置づけが、現在ではパズルとして指し将棋から独立した一つの分野となっている。( by ウィキ)
〇清涼詰め
〇巧みな技術
〇簡素系の好作
〇収束まで緩みない手順が実現している
解説にはこのような文章が並ぶことから、作品としてのパズルと言えそうです。
盤に並べてみて、ああなるほどうまい順だなと感心することが多いですが、これらを終盤力を付ける目的で続けることは効果があるものなのでしょうか。
それともあまり意味のないことなのでしょうか。
その目的なら、浦野プロの3手・5手詰ハンドブックを丸暗記するくらいやった方が良いのでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

こんばんは。


終盤力を鍛えるのにはやはり詰将棋でしょう。初心者なら3〜5手、上達してくれば7手、9〜11手くらいになると有段者クラスでしょうね。
詰将棋サロンになると、芸術面が評価されるので実戦的ではないと思います。本将棋(指し将棋)とは別世界ですね。
詰将棋で大事なのは詰み形を認識することです。すべて丸暗記する必要はないですが、「この形はこうすれば詰む」という感覚を身につけることは大事です。詰将棋と違って実戦では詰むかどうかを自分で判断しなければなりません。何手詰めかも自分で考えないとわかりませんね。また、持ち駒に何があれば詰む、持ち駒が変われば別の詰み筋があるということを考えることも大事です。そのような詰将棋の本もありますね。実戦で「これは詰むだろう」という嗅覚は重要なので、詰将棋はその嗅覚を磨くのに一役買っているわけです。
7〜11手詰め以上になると、詰め上がり図を予測して考えていきます。そのときに3手詰めの形を理解していれば、どうやってそこまで持っていくかを考えるわけですね。だから、「3手詰めを詰ます」ことは相当大事です。
増田康宏先生の話ですが、プロ棋士レベルになると11〜15手詰めくらいは秒殺なんですね。そういう状況で、芸術的な長手数の詰将棋を解くのは意味がないということだと思います。ですから、修行時代に詰将棋を解いてその詰み筋が頭に入っているから言える言葉だと思います。
アマチュアレベルになると、初心者なら「3手の読み」が大事です。自分が指して、相手の手を考え、自分がこう指す、という3手の読みを繰り返すことで深い読みができるようになります。実戦の指し手は幅広いですが、限局的な詰将棋は適度な読む訓練になります。7手詰めが解けるということは「7手読める」ということです。枝葉を入れれば20手くらいは読んでいるでしょう。ですから、詰将棋は終盤力だけではなく、全体的な棋力のアップに繋がると思いますよ。
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この回答へのお礼

おはようございます
相変わらず drjoyhistory さんの文章には目からうろこの部分がたくさんあります。
今思いついたのですが、 drjoy 語録などにまとめたいなと思いました。
実戦でこれは詰みそうだという感じを持てることはとても重要ですね。
私にとって「3手の読み」が出来ることも大切です。
詰将棋は No.3 氏もおっしゃているように、「読む力がつく」のですね。
詰将棋が”詰めろの局面である”ことに数年前気づき、ちょっと感動しているレベルの私でした。
また増田6段の話はレベルが違いすぎて、級位者が議論することではなかったです。
私の丸暗記というのは、一つのこの分野(この1冊)は完全に身についているという自信に期待しているというのがあります。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/21 04:16

それは自分で決めることだと思う。


目的があってやることに、無駄なものはない。
千手越えの詰将棋を解けるプロ棋士だが、対局前のウォームアップに5手詰めを解きまくる棋士は沢山いる。
「何のために何をやるのか」
人は往々にして「何のために」を忘れる。

あと、丸暗記に意味はない。
一手一手の意味を理解し自分で考えられるようになるのが詰将棋の最大の目的である。
「何のためにこの手を指すのか」
これが考えられるから、違う局面にも応用が利くのである。

時々「こういう形で玉を詰ませたい」と感じることがある。
「ならその一手前に相手にどういう手を指させたいか」
「そうなるためにその一手前に自分はどういう手を指すか」
・・・
これが手筋の出発点である。
しかもこの手筋の方法は終盤に限らない。
「この局面ならこのように飛車を成り込みたい」
という序盤・中盤にも役に立つ。

しかも定跡と違い、詰将棋は玉を詰ませて終わりである。
他の分岐はない。
目的も道筋も明快である。
初心者にもわかりやすい。
プロも重宝する。

もう一つ効能がある。
辛抱強く読む力が付く、という効能である。
一つ一つの問題を、きちんと読み切るまで辛抱強く取り組む、という積み重ねによって得られる。
これは先崎九段の言葉である。
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この回答へのお礼

>目的があってやることに、無駄なものはない。
そうでしょうか、やり方を間違えロスしてるってことはあるように思いますが。
>人は往々にして「何のために」を忘れる。
確かに。
>丸暗記に意味はない。
んー、私が解釈していたことと真逆です。
head1192 さんが後半おっしゃってるように、「読む力」が付く効用が現れるのは形として知っているからだと理解していました。
知ってるってことは覚えてるってことですから。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/21 03:52

>「詰将棋は意味がないと思う。

実戦では、詰将棋のようなきれいな詰まし方はほとんどない。」
にどう思われますか?

そうです。それが基礎だけでは実戦の役に立たないという意味なのです。詰将棋は基礎を身につける唯一の手段ではありません。他の手段で基礎が身についているのなら詰将棋は効率的な上達手段ではありません。ちなみに前掲の詰将棋に1分半かかったのは時間がかかりすぎです。基礎が身についていれば10秒以内に解ける筈です。手筋もので何のひねりもない駄作ですから。そういう人にとっては詰将棋に取り組む意味はあります。
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この回答へのお礼

おはようございます
将棋の基礎とは何ぞや、ということになりますね。
1分半でなく10秒以内を目指す。
やはり私はハンドブックやります。
ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/21 03:29

終盤力をつけたいなら5手詰めぐらいに集中的に取り組むのが一番効率的だと考えています。

ただし、それだけでも駄目。実戦では応用力が重要だからです。といっても基礎が身についていないと応用力を養うことはできません。だから基礎を身につける為に詰将棋に取り組むことが重要になるのです。
「作品としての詰将棋」の回答画像1
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この回答へのお礼

めくりやさん、早速のご回答ありがとうございます。
答:▲3二角成△同金▲3一角成△同金(△同玉▲2一金)▲2三金
1分半くらいで解けました。
めくりやさんのお話を伺っていて思い出したのですが。
増田康宏6段の発言、
「詰将棋は意味がないと思う。実戦では、詰将棋のようなきれいな詰まし方はほとんどない。」
にどう思われますか?

お礼日時:2021/03/20 15:12

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