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日本人の、高度経済成長期に代表されるような一致団結した団結力はいつなくなったと思いますか?

A 回答 (4件)

日本人は、よく集団主義的と云われますが、本来の日本社会は、多くの国・民族がそうであるように、緊急時には結束しても、他の時期はそれほど団結はしていないでしょう。



近々で国全体が団結した、または団結させられたのは、日中戦争の激化に伴う国家総動員体制がしかれたときでしょうか。
まさに国のため、軍のために国民が総動員された時代であり、それは太平洋戦争の激化で最高潮に達し、敗戦を迎えました。

そして国の多くが焼け野原のなるという、これ以上ない日本史上最高の緊急事態を迎えたわけです。

戦後の世界を見渡すと、著しい経済成長をみせたのは、国家経済機能のほぼ全てが破壊された敗戦国であるドイツと日本でした。
どれほど一致団結していたのかは疑問の余地があるとしても、この2国は、皆で協力し合って復興させなければ、メシも満足に食えない危機的状況であったことは間違いないでしょう。

そこそこ復興に成功し、メシも食えるようになれば、熱さも喉元過ぎれば…、という話になるのかもしれませんが、当時はブラックが当たり前だった仕事も、ブラックが非難され、労働者の権利が声高に叫ばれるのも、ある意味当然のことでしょう。ヒキコモリも非難の対象ではなく、支援の対象となるわけです。

「一致団結」というのは、言葉は美しいですが、中身はブラックなことの強制であり、その強制を受け入れざるを得ない環境です。実態からみれば、中国がウイグルで行っている強制教化・強制労働と同じ話です。
ブラックを容認せざるを得ない時代が過ぎれば、ブラックが非難される状況に変化するのは、ある意味当然の帰結かと思われます。
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世界工場のようなものはイギリスに始まり、アメリカ等を経て日本に来て中国等に行きました。

この流れは人件費の高騰等で動きますから、やむを得ないです。

もう一つは不動産投機バブルでしょうね。見せかけの経済では成功はしない。必要のない建物をどんどん建てても、価格だけが上がり、買えなくなり、結果的にバブルを終わらせるしかなかった。実力をつけずに見せかけの経済が見えたなら、早めに潰すしかないです。遅すぎた為、建て過ぎた分、建築不況になりました。

一致団結が間違った方向だから問題だったのでしょう。

これからは財政負担も考えないとやっていけないです。国主導ではなく、民間が主導になるような社会にしないといけない。例えば、オリンピックで言えば利益分担でIOCが取り過ぎなので、見直さないと、国の支出が大きすぎる。これでは民意がないし、ギリシャのように財政も持たない。ドイツやノルウェーのようにオリンピック開催しない方向が正しいと思います。ロサンゼルスのように建物をあまり建てかえないでやるならいいのですが。

あとは人口減少は外国人労働者とのバランスしかないでしょう。先進国は全てそうです。

それと教育の高等化を進めていき、優秀な人材育成が大事でしょう。最優秀はエジソンのように小学校中退でもいいのですが、大多数はそうはいかない。
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こうしたモノは、ある非突然失われる


といったモノではありません。

時間を掛けて徐々に失われて行き、
気付いたらこんなになっていた、という
具合になるものだと考えます。

東京オリンピックが終わり、日本が
先進国の仲間入りをした時点から
崩壊が始まったと思います。

その時期になって、個人主義憲法が
国民全体に行き渡ったのも、原因の
一つでしょう。

つまり、豊かになったこと、憲法の
価値観が浸透したこと、
この二つが合さって、喪失が開始された
のだと思われます。
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私の見立てでは、それは1991年(平成3年)です。



戦争でコテンパンに負けた日本は完全に焼け野原になり、何もかもなくなったので、戦後は戦争で生き残った男たちと団塊の世代が我武者羅に働いたんです。
それはすさまじい働きぶりでした。いまの人には信じがたいと思います。

あなたは一致団結した団結力と書いていますが、一致団結したつもりになったわけではなく、「西欧に追いつき、追い越せ」という頑張りの精神が自然とみなに行き渡っていたからです。

その甲斐あって日本は高度成長を遂げ、IMD(スイス)による国際競争力の調査では1990年に入る少し前に日本が世界一になり、経済大国にもなれたわけ。40余年で成し遂げたんですよ。これには世界も驚嘆しました。

しかし1991年を過ぎると日本の国際競争力はジワジワと落ち、1990年代半ばからは坂道を転がるように落ちます。いまや韓国にも追い抜かれて世界第30位よりも後退しました。

実質賃金はそれよりタイムラグがあって、1997年にピークに達し、その後は年々減っています。こんな異常な国は先進国にはありません。この間に中国などは5倍にもなっているというのに。

世界の頂点に立つと「西欧に追いつき、追い越せ」に代わる新たな目標を見失って失速したのかどうか、までは分りませんが、日本の成長は昭和の終わり(1989年、平成元年)とほぼ歩調を合わせて終わりを告げるわけ。

その後の平成は、日本が没落する一方の暗くて活気のない時代でした。昭和は希望に溢れ、明るくて活気のある時代であったのに対して、平成は対照的です。令和は日本沈没の時代になるんでしょうかね。
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