
漠然とした質問で申し訳ないんですが。
たとえば、
「あれは戦争という極限状況だから仕方がなかった」
「現代が平和ボケしてるからだ」
みたいなのが、「現代の価値観で過去を断罪するな」論に通じるかと思います。
一見正しそうではありますが、過去の出来事に関して、何ら現代的な価値観を持たずに評価することのできる人っているんでしょうか。
こんなことを思ったのは、カンヌ国際映画祭に関するニュースを読んでから。
アルチュール・アラリ監督の6カ国共同製作映画「ONODA(原題)」が上映され、熱烈なスタンディングオベーションで迎えられたそうです。
「ONODA」とは、太平洋戦争の終戦後もフィリピン・ルバング島の森林で、終戦を信じられないまま30年間残り続けた小野田寛郎元陸軍少尉の実話を映画化したもの。
なんで今頃また小野田さん?
「終戦を信じられないまま」は虚構とわかってるのに。
妙な精神論や根性論を美化する映画だとしたら、このタイミングでは笑えません。
A 回答 (9件)
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No.9
- 回答日時:
No4です。
読解力って大事ですね。小野田氏の事(個別の事例)を語っても、質問の主旨(一般論)への回答にはならないと思います。
(そもそも、自分が知っている情報を他人様の知っているという前提でサンプルとして語られても・・・)
(というか、一般論を求めるならカテ違いなのですが)
まず、私は当時の価値観や先人の苦悩を知らず考えようともしないで、全てが分っている現代から、自分の安っぽい「価値観」とやらでそれらを語って彼らを貶める事で、良識人を気取るものを評価しません。
A:>「現代の価値観で過去を断罪するな」
B:>過去の出来事に関して、何ら現代的な価値観を持たずに評価することのできる人っているんでしょうか。
疑問点
あなたの脳内での
Aの【断罪】(特定の価値観で対象に対して「悪」というレッテルを貼る)と、Bの【評価】(要「状況や経緯への客観的な考察」)」
の違いが不明です。
()は私の中での定義です。
No4では「非常時という特殊な場合」についてのみ語りましたが、これは平時においても同様だと思います。
もしかしたら、Aの「評価」が出来ないような「自信に溢れる無能」だから、「断罪」をしてしまうのではないでしょうか。
そして、その程度だから言われるのではないでしょうか。
そもそも「現代の価値観」は永遠に変わらない普遍のものなのでしょうか。
(当時の人達もそう思っていたのではないでしょうか)
だとしたら、安易に断罪した者も未来において断罪されてしまう可能性もありますね。(自業自得だとは思いますが)
それに、これを許すのは事後法の正当化や、愚民の民意で法律や判決が否定されてしまう事に繋がると思います。
どのような回答を求めているのか知りませんが、
あなたの「現代(というか自分)の価値観で断罪」したいのは、どの国のことなのでしょうか。
やてやれ、またこの季節が来たか・・・

No.8
- 回答日時:
よく映画やドラマの冒頭に、「不適切な表現が含まれていますが、オリジナルを尊重して、そのまま放送いたします」といったクレジットが出ますよね。
私はあれが大嫌いで、「価値観は時代とともに変化するもので、古い作品にはその当時に許されていた表現が使われているのはあたりまえじゃないか!」と、いつも突っ込みを入れています。裏を返せば、その当たり前のことを理解せず、わざわざ問題視してクレームをつける人が、いかに多いかということでしょう。まさに現代の価値観で過去を断罪しているわけです。わたしはこの立場に反対です。目の不自由な人や、耳の不自由な人、手足の欠損のある人などのことを表していたかつての言葉は、いまはタブー視されますが、では「ハゲ」「デブ」「チビ」「ブス」は現在、なぜ認められているのでしょうか? そこにどんな違いがあるというのでしょう? 偽善を感じるのは私だけでしょうか? パラリンピック礼賛が真っ盛りですが、では日ごろ、周囲にいる、特に「知的障害者」に対して、世間はどれだけ関心をはらっているでしょうか? 私には、ほとんど「無視」しているようにしか見えません。小野田少尉について言えば、当時の軍部は、抵抗する敵に対して、軍人、民間人を問わず、殺戮を推奨していたわけです。時には味方までも、スパイの疑いをかけて殺していたことは、沖縄戦の記録から明らかです。そのような「異常な」環境の中で訓練を受けていたことを理解すべきです。現代的「正義」の、いかに浅薄なことか、いかに偽善的なことか。これが私の意見です。No.7
- 回答日時:
> 過去の出来事に関して、何ら現代的な価値観を持たずに評価することのできる人っているんでしょうか。
私もそれに同感です。思い出すのはイギリスの歴史家、E.H.カーの言葉です。
「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります」
(『歴史とは何か』岩波新書)
大谷大学 教員エッセイ きょうのことば2010年10月
https://www.otani.ac.jp/yomu_page/kotoba/nab3mq0 …
〔引用開始〕
しかし、イギリスの歴史学者E.H.カー(1892~1982)は、彼以前の多くの歴史家たちが、主観的な歴史理解に陥(おちい)ることをおそれて、客観的な実証に徹しようとしたのに対し、「歴史上の事実」とされるもの自体が、すでにそれを記録した人の心を通して表現された主観的なものだとしました。
〔引用終り〕
この言葉が味わい深いのは、「対話」と言っていることです。過去に対して耳を傾けよ、死人に口なしではない、彼らが語りかけてくるのが聞こえる境地まで深く学べ、ということでしょう。その上で、現代から過去へ語りかけもするのです。
それを禁止しようとする、「現代の価値観で過去を断罪するな」論は、一見正しそうで実は偏頗(へんぱ)な考え方でしょう。
ネットでは、「日本は世界最古の長い歴史を持つ国」などと思い上がった論調も盛んですが、正味な話、近代国家としてはイギリスが日本よりはるかに先輩です。また、あの若造国家のアメリカでさえ、近代国家としては日本より経験豊富です。我らが日本は、存外新参者です。
ということで、歴史とは何か、イギリスの知識人の深い見識に耳をすますべきでもあるでしょう。
ほかの回答者さんもおっしゃってますが、小野田さんがサイコパスの連続殺人犯だったことは衝撃的でした。彼は無学ではなく、民間人殺害が国際法違反と知りながら、現地住民に強烈な差別意識を抱いていました。戦争で日本が敗北したことも知っていたのです。
つまり、戦前戦中の価値観のまま止まっていた人ではありません。情報将校の小野田さんは、戦後も現地住民から奪ったトランジスタラジオで日本語短波放送を聞いていたと、ご自分から語っています。
そんな小野田さんに対しては、ご質問者もおっしゃるように、現代の価値観も適用して考察するのが妥当でしょう。
No.6
- 回答日時:
>「現代の価値観で過去を断罪するな」論をどう思いますか?
ケースバイケースです。
>「あれは戦争という極限状況だから仕方がなかった」
多くの場合は「だからそもそも戦争を始めてはいけないのだ。ひとたび始まると判断がにぶる」という論が続きますので、必ずしも間違ってはいないと思います。
>「現代が平和ボケしてるからだ」
これに至ってはピンキリです。これを言う人の多くは右派で「だから装備して戦う覚悟でいる必要がある。交渉など悠長なことは無駄」という論が続き、それは短絡的だと私も思います。しかし一方では「平和ボケしているからこそ、交渉をないがしろにして安易に装備したがって良くない」という考え方もありますので、必ずしも「現代が平和ボケしてるからだ」という論だけで良し悪しを判断できるものではないと思います。
>映画「ONODA(原題)」
私はこの映画をまだ観ていないので、これについては語れません。こと映画や小説や美術など、いわゆる「作品」については、実際に鑑賞してみないと語れるものではないと思います。その典型例が(中国人が作った)映画「靖国 YASUKUNI」であり、作品を鑑賞すらしていない極右がさんざん上映に反対しましたが、鑑賞してみて上映賛同に意見が変わった右翼もいましたし、多くの一般人が、鑑賞してみた結果、良くも悪くも日本の右翼を美化する作品だという感想をいだきました。
No.5
- 回答日時:
「現代の価値観で過去を断罪するな」論をどう思いますか?
↑
基本的にはその通りだと思います。
現代の価値観で評価すれば、
歴史の英雄は、侵略者、独裁者、
殺人鬼ばかりです。
その時代時代の価値観があるのです。
今でこそ、民主制は当然ですが、
数百年前までは今の過激派と同じように
思われていました。
一見正しそうではありますが、過去の出来事に関して、
何ら現代的な価値観を持たずに
評価することのできる人っているんでしょうか。
↑
戦国時代の英雄なんかは、可能では
ないですか。
なんで今頃また小野田さん?
「終戦を信じられないまま」は虚構とわかってるのに。
妙な精神論や根性論を美化する映画だとしたら、
このタイミングでは笑えません。
↑
これはちょっと話がずれていると
思います。
終戦を知らなかった、信じられなかった
は虚構でしょうが、これは現代の価値観で
過去を評価することとは
別の問題でしょう。

No.4
- 回答日時:
誤:漠然とした質問
正:考察を経ずに垂れ流した思い付き
A:>「現代の価値観で過去を断罪するな」論をどう思いますか?
回答A:当たり前の事だと思います。
この質問ですが、ここ(映画 >戦争・歴史)で扱うべき内容とは思えません。
あなたの価値観では、疑問のきっかけが映画であるなら何でも「ここ」になってしまうのでしょうか。
質問文の事例からその発想になってしまう あなたの思考力に笑えないレベルの絶望を感じます。
「あれは戦争という極限状況だから仕方がなかった」
→「極限状態」は現代でも起こりうる事。
そもそも、どのような「極限状況」なのか不明。
小野田さんへの賛美→情報の誤りによるもの。
「現代の価値観で過去を断罪する」というのは、「当時は常識や当たり前とされていた現在とは違う価値観を、今の視点で評価してしまう」ということだと思います。
(非常時の特殊な例のみを語るのは、詐欺師の常套手段です)
B:>一見正しそうではありますが、過去の出来事に関して、何ら現代的な価値観を持たずに評価することのできる人っているんでしょうか。
自分のレベルで他人を測るのは辞めたほうがよいと思います。
要約:私は対象に応じて論理と感情を使い分ける事ができません。
あなたやあなたの周囲の人達の、過去の英雄は
「大量殺戮を行った犯罪者」や「せんそーをしたわるいひと」
なのでしょうか。
さて、この「質問の目的」は以下のどちらだろう。
1:質問文のまま。
2:過去の「日本の過ち」とやらへの擁護や反論 に対するカウンター。
(ヒント:事例のチョイス)
そういえば、もうこんな季節なのですね。

No.3
- 回答日時:
質問者さんに同感です。
彼は陸軍中野学校出身です。
彼の発言などから日本が敗北したこと、その後復興して繁栄していたことを知っていたそうですね。
しかも、彼はゲリラ戦のつもりで終戦後も敵を30名ほど殺害したとしていますが、実際には民間人だったようですよ。
もちろん彼を責めるのは酷かもしれませんが、少なくとも美化すべきではないですね。
小野田寛郎(wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%87%8E …
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