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品質保証って何するんですか?不良品を出さないようにすると言われてもしっくりきません。どのようにして不良品をなくすのですか?

A 回答 (3件)

お客様に満足してもらえる良い商品を販売しようというのは企業がずっと考えてることですね。


日本で言うと1980年代半ば頃まで「品質管理」という手法を使っていました。行程毎に合格・不合格の基準を定め、製造ライン中の半製品を検査して合格したものを次の行程に送り、できあがった製品も厳格な検査をして出荷する方法です。

日本人はくそ真面目に品質管理をして製品を販売していたのですが、品質管理には一つ大きな問題があります。例えば一時間にお菓子を1000個作ったとして、すべての製品を検査することはできません。ロット毎に抜き取って検査をすることになります。すると検査をすり抜ける不良品も出てきます。
それを防ごうとすると、製造ライン中の検査員を増員したり、検査の個数を増やすなどして対応するしか無くなります。当然、企業にとって同じ商品でも利益が取りにくくなったり、お客様にとっては商品の値段が上がるというされられないことが起きます。

お客様の要求レベルが高まって、検査をすり抜けるわずかな不良品も許容できないというレベルになると、「品質管理」では対応できません。代わって、生産した製品は全数大丈夫ですと発想転換をした製造管理の方法が「品質保証」と言われる管理方法でした。

特徴は「品質管理」が製造ライン上の半製品やできあがった製品の検査をするのに対して、「品質保証」は不良品が発生しない製造ラインやマニュアルを作り、そのマニュアルが実行されているか、マニュアルの内容に誤りが無いかをチェックするのが品質保証です。

具体的な事例で言うと、食品の殺菌工程で、
・殺菌温度を作業者が定期的にチェックしてライン上の製品に不具合が無いかを確認しながら製造するのが品質管理
・定められた温度で殺菌すれば問題が無いことを確認して製造マニュアルに盛り込んでおく。指定の温度から下がったらブザーが鳴る仕組みを付ける。製造中にブザーが鳴ったら製造ライン上の半製品はすべて廃棄し、温度が正常になったら再スタートするとマニュアルに記載する。
作業者はマニュアルに定められた温度で殺菌し、ブザーがなったときには廃棄した記録を付ける。
品質保証担当は製品の検査では無く、現場でマニュアルが守られているか、マニュアルを守って製造した製品に異常は無いか、マニュアルの記載をチェック。

という感じですかね。
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クレームの対応やクレーム内容を現場に伝えて、原因等々を探す感じじゃないかな?

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「品質保証」は、不良、不具合が発生した場合に修理すること。


一方、不良品を出さないようにするのは、「品質管理」です。
不良、不具合が発生した原因を追究し、以後、発生しないように
対策を講じます。
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