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農業分野ではしきりに農産物の「高付加価値化」ということが言われますが(例えば、加工すると価値が高まるとか、輸入農産物に対しての国内農産物の高付加価値化とか)、なんとなく分かっているようでよく分からない、この「高付加価値化」あるいは「付加価値」の意味について教えてください。

A 回答 (4件)

 高付加価値化を生産者の側から見ると、例えば出荷時100円のトマトを1個売った場合、利益が20円得られるとします。

このトマトを1個使い、1本200円のトマトジュースにし、利益を60円得る(物の価値を高める)こと等、農産物に何か価値を付加(加工、特別栽培、こだわり野菜等)することです。
 農産物加工の場合、市況の影響を受けにくく、安定した収入が得られるのも魅力になると思います。(当然売れればの事ですが)
 今、全国にこのような農産物の加工施設等も増えていますし、農産物の価値が輸入農産物の増加によって下落している現在、ますます農産物の加工や、特別栽培農産物等付加価値をつけた農産物は増えてくると思います。
 
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経営コンサルタントとして回答させていただきます。


商品の「高付加価値化」というのは、農産物に限っての用語ではありません。

平たく言うと、「価格が高くても購買客に満足を与えるだけの価値」とも言えるでしょう。例えば、高級レストランでの食事vs牛丼屋での食事、一流ホテルvsカプセルホテル、キャラクター商品vsノーブランド商品、etcetc... (ご質問中の言葉を借りれば「消費者ニーズに応えるために加工を施す」とか)
はやり(と言っても5年くらい前)の言葉でいうと「顧客満足」と換言しても良いかも知れません。
そして、価格競争(=値下げ合戦)に巻き込まれたくない場合には、これを考えていかなければ、消費者から見向きもされなくなります。これは何の商売においても同じです。
(それはそうです。消費者としては、満足できる価値が無ければ安い物のほうが良いのですから。)

以下URLには「付加価値」という言葉は直接登場していませんが、上に書いたような考え方を理解していただくには参考になると思いますので、紹介させていただきます。

参考URL:http://www.hakuhodo.co.jp/hill/boo/seika1.html
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素材にプラスαの価値を追加することを、付加価値化と呼ぶことが多いです。



無洗米を例に考えてみます。
普通の白米は、炊く時に米をとがなければいけないですよね。
最近は湯沸かし器が普及しているから冬冷たくて大変ということは
あまりないですが、それでも何度も水を換えて米をとぐのは面倒です。

そこで米を加工して(具体的なやり方は知りませんが)、「米をとがなくてもいい」
という付加価値をつけたのが「無洗米」という商品になるわけです。

「米をとがなくてもいい」という付加価値がついているので、無洗米は
通常の白米より高い値段で販売されています。

ちなみに、製品の付加価値化については製造業ではずいぶん以前から知られて
いる話題です。
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例えば、いま結構流行っているお米屋さんに行くと生産者の顔写真や紹介文付きでお米が売られたりしてますよね。

あれは「付加価値」として消費者の見えない欲求(「安心」を買いたい)に応えたものです。

つまり、生産者は作ったことに対する責任を持つという「リスク」(不良品だったら返品をくらう、次回から買ってもらえなくなる、など)を背負うことで逆に消費者の「安心」を手に入れてます。これによって「ノーブランド」であっても秋田小町に勝てる可能性が大きくなるのです。

「付加価値」の意味やその視点の置き方には他にいろいろ考えられるかと思います。いかがでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。その意味や視点の置き方には他にいろいろ考えられるというのは、おっしゃるとおりですね。生産する側、消費する側でもその立場によって捉え方は違うと思います。ほかにもお聞かせください。

お礼日時:2001/08/30 11:01

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