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今、日本は世界的にもダントツで食料自給率が低くて日本人として将来がとっても心配です。 仮に日本の食料自給率を80%くらいまで伸ばすには、どのくらいの日本の栽培面積が必要となるのでしょうか。 また、その解決策も教えていただきたいです。 不可能であっても具体的な数字で表していただければと思います。 また他の要因は関係なく、この質問の焦点は栽培面積のみに限らせていただきます。 

A 回答 (3件)

No.2さんが書かれているように食料自給率はカロリーベースであり,牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、卵には、それぞれの飼料自給率がかけられて計算されます。



なので,カロリーの低い野菜は輸入することにし,その替わりに家畜の餌を生産すれば,栽培面積を増やさなくても日本の食料自給率は飛躍的に向上するはずです。

# 元々肉食文化であり家畜を昔から育てていた海外の先進国の食料自給率が高いのも納得できると思います。
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 ●自給自足には3.4倍の農地が必要●


 農水省のホーム・ページに書かれている。<食料自給率の低下と食料安全保障の重要性> http://www.kanbou.maff.go.jp/www/anpo/sub13.htm を見て頂きましょう。<国内500万haに加え、海外に1,200万haの農地が必要>と題されたところに次のように書かれている。

 このような私たちの食生活は、国内農地面積(476万ha(平成14年度))とその約2.5倍に相当する1,200万haの海外の農地面積により支えられています。このため、農産物の輸入が行われなくなってしまうような場合には、大幅な食料の不足がひき起こされることとなります。

 これがどのようなことを意味しているかと言うと、日本列島の土地では、現在の3.4分の1の人口しか養えない、ということを言っていることになる。別の表現をするならば、(1)食料自給率100%を達成するには人口を3,500万人程度に減らさなければならない。つまり、江戸時代の人口に減らさなければ完全自給は達成されない。 (2)生産性を3.4倍にしなければならない。(3)現在の1億2000万人の人口を維持するには、国民が現在の3.4分の1の食料で我慢しなければならない。 (4)日本列島以外に農地を確保する(台湾・朝鮮半島・満州国・インドシナ半島を含む大東亜共栄圏)。

 これから判断して、自給率80%が不可能なことは理解できるでしょう。ではなぜこのように低くなったのか?普通はこのように考えるでしょう。
 「産業構造が変化して農業部門の生産が低下した。だから農業を活性化して生産を向上させ、自給率を上げるべきだ」と。でもこれでは正解とは言えません。
 答えは、「江戸時代自給自足していた。それから農業の生産は変わらない。けれどももっと生産性の高い、ハイテク産業の輸出で日本人は豊になり、外国から食料を買い、こんな狭い日本で、3.4倍もの人口を養えるようになった」です。これが江戸時代から現代への時間軸で考えた自給率の答えです。
 もう1つ、戦後の傾向を考えます。ポイントは「コメ食から肉食に変化した」です。ではなぜ変化すると自給率が下がるのでしょうか?「食料自給率の推移」http://www.kanbou.maff.go.jp/www/fbs/dat-fy18/sa … を見て下さい。米が100%ということはわかりますね。肉類は結構自給率が高いように見えます。でもこれは、「品目別自給率」で「重量ベース自給率」とも言いいます。これに対して自給率39%というのは「カロリーベース総合食料自給率」で、カロリーベース自給率の場合、牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、卵には、それぞれの飼料自給率がかけられて計算されます。農水省のホームページを見てみましょう。http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/report15/ …豚肉自給率' 食料自給率39%と同じ計算をすると、豚肉の自給率はたったの5%なのです。
 戦後日本人は米食から肉食になり、自給率100%の食材から自給率%の食材に変わってきたのです。つまり、戦後からの短期的な自給率低下はこのような、自給率の低い食材を多く食べるようになったのが原因です。もし、自給率を上げようと言うなら「国民の皆さん、肉を食べるのは贅沢です。おかずを少なく、米食中心に変えましょう」と呼びかけることです。でも、何をどの程度食べるかは国民の自由です。そんなことを政府がスローガンに掲げれば、それは国民の自由を認めない、社会主義国の政策です。
 もう1つ、自給率の話を。ブロッコリーの自給率は約50%。半分はアメリカからの輸入です。そのアメリカ、日本の「株式会社 サカタのタネ」が60%のシェアを保っています。 http://www.sakataseed.co.jp/hotnews/2006/060425- … 豚肉の自給率計算例を応用すると、50%+(50%X60%)=80%です。つまり、ブロッコリーの自給率は80%なのです。将来日本がコメを自由化しても、F1コシヒカリの種を日本の種苗会社が育成し、世界に輸出すれば、たとえ、アメリカ、中国、タイ、オーストラリアから輸入しても、自給率は高く保てます。
 >この質問の焦点は栽培面積のみに限らせていただきます。 
 自給率の意味をハッキリ理解するためにも、蛇足ながら、ブロッコリーの話をつけ加えました。
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栽培面積のみに限る、ということですとかなり無理があります。


つまり、自給率を80%にするということは海外依存の4倍を
国内で生産することになります。そうすると、今の田んぼの面積を
10倍するくらいでしょうか。価格が崩れて農家が確実に破綻します。

さて、現在、日本人は一日三食のうち、ご飯2回、パンあるいは麺1回
という食生活です。ご飯は国内自給ですが、小麦は海外依存です。
ご飯を3回にするだけで、自給率は20%くらいアップします。
40年位前にはこのような主食形態でしたし、それを国内でまかなって
いましたので、休耕田を回復させれば可能です。
ただ、その当時よりも肉食が多くなっていますが、
飼料の自給率が低いことも食糧自給率を下げる重要な要因となっています。
休耕田回復により藁などが生産されますが、その分を考慮しても
10%もアップしないでしょう。飼料用に休耕田回復と同じくらいの
面積で飼料用穀物を生産すればだいたい80%くらいに届くと思います。
ただし、この場合、安い海外の飼料をあまり使用しないことになるので
国内の各種肉の価格は2-3倍くらいに上がります。

上述の数字は比較的信頼のおけるであろう二次資料からですが、
途中の計算をかなり大雑把にやっているので有効数字は1桁くらいと
思ってください。
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