
チューリップは世界中で大人気ですよね、とても可愛らしい姿が印象的で日本でも桜に次いで2番目に人気の花であるそうです。
オランダの国花でありオランダ産のチューリップは品種改良が進みどれも美しく可愛らしく、世界中に輸出され人気を博しているそうです。
ただ、本来はチューリップ原産国はオランダではなくトルコであるそうで、トルコ人たちは
「チューリップは我がトルコが原産なのに、現在はオランダ人たちがチューリップは自分たちの物みたいな顔をしているのが悔しい!?」
と感じているそうです。トルコも、チューリップが国花です。
ですが、オランダが品種改良したチューリップの方が、トルコ産チューリップより世界からの評価が高いため、これはもう仕方ないことなのですかね?
上画像がトルコ産チューリップで原種に近い野性的なデザインだそうです。
下画像が品種改良が進んだ、オランダのチューリップ畑ですね。
それとも、オランダはチューリップに関してはもっと原産国トルコに対して下手に出た態度であるべきなのか?
チューリップ好きな人など、皆さんからの回答をいろんな待っていますね。

No.4ベストアンサー
- 回答日時:
>ただ、本来はチューリップ原産国はオランダではなくトルコであるそうで、
正確には「北緯40度帯のエリア」がチューリップの原産地(自然に生えているエリア)です。もう少し絞り込む場合は、トルコよりやや東側の「中央アジア」と呼ばれるエリアに原種が多いので、そのあたりがチューリップのふるさとのようです。地中海沿岸部も起源が古いそうです。
中央アジアは乾燥地帯で、土壌はやせ気味であり、しばしば強風が吹き荒れます。そんな中で育つ原種のチューリップは、今流通しているチューリップみたいに首が長くありません(画像がうまく添付できるかわかりませんが、参考に貼っておきます)。強風と乾燥に耐える為に首はとても短く、痩せた土地でも栄養をしっかり貯めておける球根型に進化したと考えられています。
>「チューリップは我がトルコが原産なのに、現在はオランダ人たちがチューリップは自分たちの物みたいな顔をしているのが悔しい!?」
と感じているそうです。トルコも、チューリップが国花です。
チューリップを取られて悔しいというよりは、中世以降はオスマントルコが弱体化してヨーロッパの方が強くなっていったこと、その歴史の流れにチューリップの輸出入が多少絡んでいたことが、愛国保守系のトルコ人にとっては一種の「地雷」かもわからないですね。
それと、イスラム教的には、チューリップは特別神秘的で崇高な花とされています。
なぜかというと、チューリップは、当時の現地語では「ラーレ」と呼ばれていたのですが(「チューリップ」「チュリパム」という言いかたは、ヨーロッパ人があとからつけた呼び方です)、その「ラーレ」の綴りを逆から読むと「アッラー」と同じ発音になるのです。
また、チューリップの花弁は基本的には6枚なのですが、イスラム教では、6は特に神聖な数です。それに、チューリップの原種で多いのは赤や黄色ですが、赤や黄色(黄色は黄金と見なします)も、アッラーや太陽神を暗示する色です。これは、特に古代~中世のトルコで盛んだった、神秘思想とも深い関係があります。
イスラム教では偶像崇拝が禁じられていますね。なので「アッラー」の姿を人間が勝手に描くことはできませんが、チューリップはアッラーを密かに暗示する花として、聖典であるコーランの文字を取り巻くように描かれたりもしました。
そういうわけで、イスラム教やオスマントルコにとって、チューリップは特別神聖で大切にされる花でした。でもキリスト教圏のヨーロッパにチューリップが流出してからは、イスラム教とチューリップの結びつきは殆ど無視されます。保守的で伝統的なトルコの人にとっては、多分そのことが苦々しいんでしょう。
日本人でも、菊や桜は普通の花ではなくて、特に国家を象徴するような花として、大事に思う人がいるでしょう。だけどもし、菊や桜の品種改良を外国が熱心に行って、ただのお金儲けの道具にしてしまったら、あまりいい気分ではないですよね。それと同じかなと思います。
オスマントルコが世界の中心だった時代、チューリップは宗教的な意味だけではなく、富と権力、知性や美の象徴でもありました。ときのスルタン(皇帝)達はしばしばチューリップを非常に好み、特別に擁護して、膨大な数のチューリップを宮殿に栽培し、品種改良を沢山おこないました。
オスマントルコは学術・芸術・宗教が高度に発達した国でもあります。チューリップの品種改良には、自然科学から神秘主義思想から美術的なセンス、経済学まで、当時の最先端の知識と技術が総動員されていました。だからオスマントルコにとってのチューリップは、ただ単に可愛らしくて綺麗なお花、というだけではとても語り尽くせないものがあります。
なお、オスマントルコで特に珍重されたのは現在のようにふっくらした花びらではなく、ひじょうに鋭く細長い、スマートなチューリップです。「イスタンブール・チューリップ」などと呼ばれています。トルコのアナトリアという地域の原種がそういう花ですが、皇帝たちはそれをさらに細くして、剣に見立てて、ひじょうにシャープなチューリップを作りました。
日本では幼稚園の花壇などの定番ですし、見た感じも丸っこく、いかにも子供のお花、というイメージですけど、全然違ったわけですね。
世間の趨勢はともかくとして、私のような美術愛好者にとっては、チューリップと言えばオランダよりも断然トルコですね。「トプカプ宮殿の秘宝展」という催しが数年前に日本で開催されていましたが、世界的にも美術的価値が高いトプカプ宮殿の宝物の多くは、チューリップをデザインしています。
>オランダはチューリップに関してはもっと原産国トルコに対して下手に出た態度であるべきなのか?
歴史や文化に敬意を払う場合は、そうかもわかりませんね。
そもそもは、オスマントルコのチューリップはアッラーの花であり皇帝の花ですから、むやみと国外に輸出されるようなものではありませんでした。しかし、1500年代に、ブスベックという一人の外交官が、オスマントルコのチューリップの球根をヨーロッパに持ち帰ったのです。ブスベックがどんなふうにして球根を手に入れたのかは私も知りませんけども、かれの外交手腕のおかげで、ヨーロッパの宮廷貴族の間に、なかでも特にオランダに、チューリップがもたらされました。
然し、そもそもは、ただの自然の植物ですからね。人間のエゴで所有権を必死で主張したり、競い合うようなものでもない気はします。

なんと、イスラム教的にもチューリップは特別に神聖な花であったんですね!
オスマントルコ時代には尖った剣の形をしたチューリップがより好まれていたと、勉強になります。
お金儲けの道具にされて悔しいというのも、少し理解できました。
オランダもトルコの歴史文化に、もう少し敬意を込めてもよいようです。
でも確かに、本来は自然の一部ですから、人間が所有権やら起源やらを競い合いすぎるのもおかしな話みたいです、回答ありがとです。 ベストアンサー差し上げますね、またお願いします。
No.3
- 回答日時:
再回答補足です。
思い出した分です。チューリップの語源、チュリパムは王冠と云う意味です。原種の大きさは、確かタンポポくらいです。チュリパムは王冠という意味であったんですね勉強になります、原種はタンポポくらいの大きさですか、小さいんですね。 回答ありがとです。
No.2
- 回答日時:
上の画像のチューリップはユリ咲きと言って、やはり品種改良された物です。
原産国は確かにトルコ方面ですが、原種名はチュリパムです。ついでに、ユリの品種の原種はほとんどが、日本です。アイリス系もそうです。オランダをはじめ周囲の国々がいろいろな花の品種改良に取り込みました。その理由は新しい品種に対し高値で取引されたからです。その点、トルコは何もしませんでした。オランダは品種改良、販路拡大に努力した結果です。ですからトルコに対し遠慮する事ありません。ついでに、オランダから輸入される花は、全てがオランダ産じゃありません。オランダには世界から花が集まります。それを輸出してるんです。オランダの鮮度保持のパッキングは凄いですよ!
あっ、ユリ咲きといって、品種改良されていたんですね。
でも、トルコはたいした品種改良をしていなかったんですね、オランダこそが品種改良や販路拡大に尽力したみたいです。
差がついてしまうのは仕方ないですよね、オランダは鮮度保持もすごいようです。回答ありがとです。
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