プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

明治時代に出版された本を読んでいてわからない文がありました。
「但し右の如く注意するも途中滊車滊船の外は運搬人に據はしむへし」の、特に「據はしむへし」の部分です。この文の直前は、荷物を注意深く固定しなさいよ、という旨のことが書いてあります。

「據」は「拠」かなと思ったのですが、
「ただし、右のように注意しても途中の汽車や汽船の外は運搬人に拠らせるべきである」
だとよくわかりません。「運搬人にも注意深くさせるべきである」もしくは「運搬人にまかせるべきである」というような意味合いになるのでしょうか?

A 回答 (3件)

「しむ」は使役の意を表す助動詞ですから、「拠はしむべし」は、口語では「拠わせるべきである」との意だと考えられます。


(「據」は「拠」(よる)の旧字体ですね。)

ご質問の内容から判断するかぎり、「但し右の如く注意するも途中滊車滊船の外は運搬人に據はしむへし」の直前に「荷物を注意深く固定しなさいよ、という旨のことが書かれている」とありますね。
この「直前」で言わんとしていることは、「荷物を手元に持つ本人が荷物を注意深く固定して下さい」という注意事項(「右の如く注意する」といったことの、具体的な内容)です。

ですから、「途中滊車滊船の外は運搬人に據はしむへし」とは「途中乗車や途中乗船といったケース以外の場合には、荷物を運搬する係の人に荷物の固定を行なわせるべきである」という意味だと考えられます。

要は、「原則として、汽車に乗ったり船に乗ったりするときのお客の手持ち荷物は、お客本人が注意深く固定しなければいけない」とするが、ただし、
それは「途中地点から汽車や船に乗った場合だけ」に限ることとして、それ以外のケース(つまりは「始発点から乗車したり乗船したりしたとき」)では「手持ちの荷物を運ぶ係の者に荷物固定を行なわせるべきである」だと。
そういったことを言わんとしているのだと考えられます。

明治時代からの古い法令の条文などで特に、しばしばこのような表現法が出てきたりすることがあります。
私としては、規定などを文章化する際に、当時、比較的よく使われていた表現法なのではないか、と思います。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ありがとうございます!
内容がつながりました!m(_ _)m

お礼日時:2022/01/25 00:32

「據」は「据」だと思います。

「據はしむへし」は「ニナワシムベシ」で、運ばせるべき、ということになります。
 「拠らせる」「ヨラセル」で、任せるべき、ということになります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。「據」は「拠」(異体字)、「据」(簡体字)、どちらもあるようですね。

お礼日時:2022/01/26 10:54

書かれた意味は御推測の通りでしょう。

問題はこれを何と読んだのでしょうか。ということ。使役の助動詞「しむ」に付くのですから、「未然形」が「據は」で「ハ行四段活用動詞」ですから「よらしむべし」ではありません。頭をひねって浮かんだのは「あつかはしむべし」では?
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ありがとうございます。参考にさせていただきます。

お礼日時:2022/01/25 11:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!