成年被後見人が婚姻をした場合（身分行為）、後に成年被後見人はそれを取り消すことができるのでしょうか。

成年被後見人が婚姻をした場合（身分行為）、後に成年被後見人はそれを取り消すことができるのでしょうか。婚姻は、「その他日常生活に関する行為」に含まれるのでしょうか。


第9条
成年被後見人の法律行為は、取り消すことができる。ただし、日用品の購入その他日常生活に関する行為については、この限りでない。

No.1 ベストアンサー 回答者： yumeiroyamaneko 回答日時： 2022/04/10 23:42

身分行為は法律行為ではないので，後見人といえども取り消すことはできません。

婚姻については民法738条，離婚については764条，認知については780条，養子縁組については799条，離縁については812条，遺言については962条にあるとおり，後見人の同意を要しませんから，その取り消しも後見人はできません。

No.2 回答者： buttonhole 回答日時： 2022/04/11 06:16

No.1さんの回答に補足します。

身分行為も法律行為の一種です。第9条に言う法律行為とは財産上の法律効果を生じさせる法律行為、すなわち財産行為を指します。