
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
意外と奥が深い質問の様ですよ。
まず辞書では「せいしょく」がほとんど。
しかしNHKで放送する場合(口語)は「なましょく」を使うらしく、また一般的にも「なましょく」派が約7割みたい。
従い、文字で読み仮名を書くなら「せいしょく」で、発音するなら「なましょく」と言う、珍しい熟語かも知れません。
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term …
No.10
- 回答日時:
「生食」の本来の読み方は「せいしょく」。
放送や日常会話など、音声で伝える場合は「なましょく」も許容。
…という考え方が一般的かと思います。
少なくとも「なましょく」が正しい・本来的という主張は聞いたことがありません。
文字で伝えるとき、どうしても「なましょく」と読んでほしい場合は仮名で「なま食」と書いたほうがよいでしょう。
■『マスコミ用語担当者が作った 使える!用字用語辞典』
(前田安正・関根健一・時田昌・小林肇・豊田順子 編著、三省堂、2020年8月)
https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dict/ssd1 …
せいしょく・なましょく 生食 [読み]
湯桶読みの「なましょく」の読み方が一般化している。本来の読みは「せいしょく」だが、同音異義語との混同を避けるため、放送でも「なましょく」とも。音声では「生で食べる、生食(せいしょく)用のカキ(牡蠣)の出荷が始まりました」などと言い添えた表現が望ましい。
なましょく 生食 [読み]
⇒せいしょく・なましょく
■最近気になる放送用語(NHK放送文化研究所)
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term …
「生食用」? (2007.03.01)
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term …
Q 貝の「かき」には「生食用」と「加熱用」とがありますが、この「生食用」ということばは、どのように読んだらよいのでしょうか。
A まず放送で使うときには、わかりやすく「生(なま)で食べられる」などのようになるべく言い換えることをお勧めします。どうしても「生食用」を用いる必要がある場合には、[ナマショクヨー]と読むことにしています。ただし、「生食する・生食できる」などといったように動詞として使うことには抵抗を感じる人が多いので、避けたほうがよいでしょう。
<解説は割愛>
■『NHK 日本語発音アクセント新辞典』
(NHK放送文化研究所 編、2016年5月)
https://www.nhk.or.jp/bunken/book/irregular/acce …
せいしょく【生食】(生で食べる・かきの~)
セーショク ̄,ナマショク ̄ (引用注:平板アクセント)
なましょく【生食】(生で食べる・かきの~)
ナマショク ̄,セーショク ̄ (引用注:平板アクセント)
■『NHK編 日本語発音アクセント辞典 改訂新版』
(日本放送協会、1985年6月)
____
セイショク 生色.聖職,生殖,生食
----------
国語辞典の扱いはさまざまですが、概ね「せいしょく」が中心です。
「なましょく」を見出し語として掲げていない辞書もあります。
「せいしょく」をカラ見出しにしている辞書が1件だけありました。
●見出し語あり(本文中に他方の読み方もあり)
○見出し語あり(本文中に他方の読み方なし)
△見出し語あり(カラ見出し=他方を参照)
×見出し語なし
広辞苑 第七版
○せいしょく ×なましょく
学研 現代新国語辞典 第六版
○せいしょく ×なましょく
明鏡国語辞典 第三版
●せいしょく ×なましょく
岩波国語辞典 第八版
●せいしょく △なましょく
小学館 新選国語辞典 第十版
●せいしょく △なましょく★
旺文社国語辞典 第十一版
●せいしょく ●なましょく
三省堂 大辞林 第四版
○せいしょく ●なましょく
三省堂 新明解国語辞典 第八版
○せいしょく ●なましょく
小学館 現代国語例解辞典 第五版
○せいしょく ●なましょく
学研 現代国語例解辞典 第五版
○せいしょく ●なましょく
三省堂 現代新国語辞典 第六版
△せいしょく ●なましょく
★:小学館 新選国語辞典(第九版・第十版)の説明
せいしょく【生食】 なまで食べること。
[参考]「なましょく」は俗な言い方。
なましょく【生食】〔俗語〕⇒ せいしょく(生食)
[参考]話し言葉で用いるが、「生食する」などでは「せいしょく」と言う。
-------------
生菓子の包装などでよく見かける文言。
「生物ですので本日中にお召し上がりください」
・生物(なまもの)
・生物(せいぶつ)
・生き物(いきもの)
かの北大路魯山人は「なまもの」を「生ま物」と表記しています。
No.9
- 回答日時:
日本語の最大の特徴の一つ。
表意文字としての漢字の特徴を最大限に生かした熟語。
表意文字としての熟語のため、本来は読む必要はありません。文字で表現するだけで十分なんです。
敢えて、発音して伝える必要があるときは、発音しやすく、誤って伝わることがなければ、それで十分です。
個人的には「なましょく・よう、しょくにく」
No.8
- 回答日時:
本来は「せいしょく」が正しい読み方で「なましょく」は慣用として認められているだけと考えるべきだと思います。
「私立」も意味から言えば「しりつ」と読むべきですが「わたくしりつ」と読む場合があるのと同じだと思います。なおテレビやラジオのような音声を用いるメディアの場合には「せいしょく」ではなく「なましょく」と意図的に読む場合があると思います。「せいしょく」だと「生殖」「聖職」のように同音異義語が多数あって紛らわしい場合があります。
No.5
- 回答日時:
「なま」 訓読み
「しょくよう」音読み
「しょく」音読み
「にく」訓読み
まるで、最近はやりのキラキラネームのようですね。
思い出すだけでも、音読みと訓読みが混在する熟語は思いの外たくさんあります。
頭金、梅酒、金歯から王様までもうめちゃくちゃです(笑)
このようなことが起きたのは、漢字が日本に入って来た頃の事情によります。
今では中国語の漢字の発音は、一つに統一されていますが、古来から王朝の変遷で使われる発音が変化していましたし、
中国は広いので、地域で方言が存在しました。
最初は漢字は奈良時代に、呉から仏教とともに入って来ます。
次いで、平安時代には漢から、室町時代には唐から言葉が入って来ました。
行という漢字が、
ぎよう、こう、あんと発音しますが、
ぎようは呉音読み、こうは漢音読み、あんは唐音読みです。
日本語はとても柔軟にそれらに対応して、中国語のように一音に統一しませんでした。
そのため、
なましょくようしょくにく
という発音が存在します。
我々、日本は矛盾を矛盾のまま受け入れる柔軟性に富んだ文化を持った面白い存在ですね。
No.2
- 回答日時:
「なま しょく よう しょく にく」と読んでいる。
また、そう読むものだと思っといた。
「生食」の読み方については、こういうコラムがあった
https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/ …
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