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みなさん、こんにちは。
ロータリーエンジンのメリットとデメリットではどんな事がありますか?
また、ロータリーエンジンの特徴はどんな特徴がありますでしょうか?
走行性能なども教えてください。

皆さんの意見と回答をお待ちしています。
よろしくお願いします。

「みなさん、こんにちは。 ロータリーエンジ」の質問画像

A 回答 (6件)

ロータリーエンジン・・・熱力学や内燃機工学上は、デメリットしかありません。


 っというワケで、デメリットを先に。

【デメリット】
 色々あってキリがないので、最も致命的な『熱効率』に関してだけ述べます。

※ロータリー最大のデメリットは、低い熱効率(高いエネルギーロス)
 エンジンとは、燃料が持つエネルギーを熱エネルギーに変え、それを膨張エネルギーとして機構的にトルク(軸を回すチカラ)に変換する装置です。
 ロータリーは燃焼ガスが接触する面積がレシプロより広く、熱エネルギーが膨張エネルギーにならずエンジン本体に吸われてしまいます。そして吸われた熱エネルギーは、最終的に大気に捨てられています。

※故にロータリーエンジンは発熱量が多く、エンジンルームの雰囲気温度がレシプロより上がります。ロータリー車に乗った事があるヒトは、エンジンルーム全体が『レシプロより熱気がすごい』ことに心当たりがあるでしょう。
 あれは、それだけ熱エネルギーを『捨てている』ということです。
 以前、あるロータリーチューナーがワタシに言いました。『昔のロータリーは、河原に停めていると周りの雑草が燃えたほどエネルギッシュなエンジンだった』と。
 いやそれ、単に熱エネルギーがエンジンの外に漏れてるだけですけど。エネルギーの漏れを自慢されてもなぁ・・・これほど熱力学に無知なヒトがエンジンチューナーを名乗ってるロータリー業界って一体・・・?

※レシプロと同じ馬力なりトルクを得ようとしたら、(捨てる熱エネルギーがレシプロより多いので)余計に燃料を燃やさなければなりません。
 同じ馬力のエンジンならレシプロよりロータリーの方が燃費が悪いのは、これが理由です。
 よくモノの本には『ロータリーはエネルギーロスが少ない』と書いてありますが・・・レシプロと同じ馬力を得るのにあれほど燃費が悪くて、それで『ロスが少ない』とか、何の冗談だ?っとワタシは問いたいところです。

※熱エネルギー(爆発力)を効率よく発生させる為には、火炎伝播の速度や燃焼の進行状態をコントロールしなければなりません。
 形状的にどうしても細長く扁平になり、また点対称形状にならない燃焼室を持つロータリーエンジンは、燃焼コントロールがあまりうまく出来ません。(その為にプラグが2本必要なほどです。1本のプラグの点火で放射状に均等に燃焼するレシプロよりも、燃焼状態がよくなる道理がありません。レシプロでは、高価なDOHCにしてでも燃焼室中央にプラグを置き、燃焼室をペントルーフ型にしているのに。OHCやOHVでは、カムシャフトやロッカーアームがジャマでプラグの位置が制約を受けます。)
 これも、『レシプロと同じ燃料の量だと、レシプロの様な馬力が出せない』『同じ馬力なら、余計に燃料が必要となる』理由の一つとなっています。

※効率に関して、1点
 ロータリーは排気量が小さく、同じ馬力ならレシプロの方が遥かに大排気量となります。ほれ見ろ!ロータリーはエネルギーロスが小さいからだ!というロータリー信者の声が聞こえてきそうですが・・・これは、排気量の計算方法が間違っているだけです。
 レシプロは、気筒全ての容積を足し算して排気量としていますが、ロータリーは1ローターで3つある部屋のうち、燃焼している部分だけを排気量としています。
 しかしレシプロだって全気筒が同爆しているワケではありません。吸排気行程や圧縮行程も、全て排気量に含まれています。
 レシプロと同じ考え方で言うと、ロータリーも吸排気行程を排気量に含めるべきで、そうするとロータリーの排気量は3倍になります。
 っとすると・・・ロータリーの排気量は同じ馬力のレシプロと同じか、ロータリーの方がやや大きいぐらいになります。(排気量がやや大きい分が、熱効率の悪さを指しています。)
 そもそも。
 同じガソリンを使う以上、燃やすガソリン量とトルクの大きさは比例します。似たような馬力のエンジンなら、排気量も似たようなものにならざるを得ません
 1.2Lぐらいで2.5Lレシプロ並みの馬力・・・理論的にあり得ません。ロータリーはアホな排気量換算を変更するべきですが、これは最初に排気量を規定した運輸省(現在の国土交通省)も悪いですね。

・・・もうキリがないのでデメリットはこのくらいにして、

【メリット】

1.変換効率がいい
 実は、膨張エネルギーをトルクに変換する効率そのものは、上下死点で回転運動がゼロになる瞬間があるレシプロより、ロータリーの方がいいです。
 これは、エネルギーの収支を扱う熱力学ではなく、単純なチカラのやりとりだけを考える機構学の話です。
 要するに・・・同じ爆発力ならロータリーの方が変換効率がよいが、燃料から爆発力を得る効率は、ロータリーがポンコツということです。
 ちなみにこの機構学的な変換効率がよいということが、工学オンチのヒト達に、『エネルギー効率がよい』と誤認されて広まってしまっています。

2.馬力容積比がよい
 1馬力を得るのにどれほどの容積が必要か?という話です。
 これはロータリーの圧勝です。同じ馬力を得るなら、ロータリーはレシプロよりも遥かに小型化出来ます。
 『小型化出来る』ということは、自動的に馬力重量比(1馬力を得るのに何㎏必要か?ということ)もロータリーの圧勝ということになります。

3.構造が単純
 単ローター化や複ローター化がすぐに出来ます。直列6気筒と同じ長さだと
何ローターが作れるでしょうね?ちょっとワクワクします。
 またオーバーホールも容易で、アペックスシールがどれほど死んでも、すぐに復活出来ます。
 構造が単純で分解・組立が容易という点も、レシプロに対して圧勝です。

4.振動が少ない
 連続燃焼で上下死点が無いので、振動はレシプロより遥かに少ないです。
 但し巨大で重いローターが上下しているので、ジェットエンジンの様に理論的な振動がゼロにはなりません。

>走行性能なども教えてください。

・・・数値的なことは面倒くさいので掲示しませんが・・・概ねの話。

※加速・レスポンス良好
 ここでは、『機構学的な変換効率の良さ』が効いています。

※しかし、トルクは低い
 特異な燃焼室形状や、膨張エネルギーをトルクに変換する機構的な問題で、トルクはイマイチになります。

・・・っというワケですが、最後に。
 結局のところというか現実問題としてというか、ロータリーの最大の問題は、熱効率の悪さではありません。不具合の多さと、長持ちしないことです。

 コスモ・スポーツの10A以来、ロータリーは新型エンジン発売の度市場不具合を出し続け、エンジン交換に至る大規模な対策を含め、マツダは常に不具合対策に追われました。(RX-8でも、販売初期に不具合が出て密かに出荷停止になったと聞いています。)
 これでは儲かりません。どれほど優れていても(そもそも市場不具合が多い製品は、優れているとは言いませんが)儲からないものは、企業は作りません。
 また長持ちしないのも大問題で、燃費が多少悪くても、何事もなく20万km持つならもっと普及していたのは間違いありません。
 かつてマツダは、軽自動車以外の全ての車種にロータリーを搭載し(バス!や、V8のアメ車の車体だけ輸入してロータリーを載せたゲテモノまでありました)、市場不具合と低い耐久性により評判を落とし続けました。
 そして『長持ちしなさ加減』が広く知れ渡り、やがてマツダの中古車には価値が無いと見なされ、結果、『マツダ地獄』という現象まで生み出しました。

 『耐久性は克服した』と主張するマツダですが、レシプロはもっと高みに上ってしまったというワケです。
 ワタシはロータリーはキライではありませんし、実際短期間ですがロータリー車に乗っていたこともありますが、しかし『ロータリーはレシプロより優れている』と思ったことは一度もありません。
 まぁロータリーとレシプロ、それぞれ一長一短あるということですよ。
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メリット


大排気量でもコンパクトで軽量なエンジンが作れる。

デメリット
排気量の割に効率が悪く、パワーが小さい。


機械工学を学んた人は解るはず。
FDの13Bの例では、
登録(車検証)の排気量 1500cc以下(1308cc)
自動車税の区分     2000cc以下(1962cc)
設計上の排気量     4000ccクラス(3924cc)

4Lクラスのエンジンな割にパワーが少なく、燃費が悪い。
熱効率が悪いエンジンで現在の市場性が無い。
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メリット、希少価値。

デメリット、過去の遺物。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC …

WiKiに詳しく書かれています。
アニメのイニシャルDを見ても面白いかも。
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メリットはスムーズで滑らかなフィーリング これは乗った者にしか分からない



デメリット 必ず壊れる必ず
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メリットは回転運動の連続なのでエネルギーロスが少ない。



エネルギーロスが少ないので小排気量でありながらパワフルに走れる。

小排気量なのでエンジンが小型に作れる。

デメリットはピストンエンジンと違って燃料の爆発が常に連続するので、小排気量にも関わらず燃費が悪い。

回転運動の連続なのでエンジンブレーキが効かない。

マツダでしか作っていないので一度買ってしまうと「マツダスパイラル」にハマってしまう。
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