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その昔、「がきデカ」で長らく人気の高かった漫画家・山上たつひこ。
いまモーニング誌でロングラン連載を続けている「クッキングパパ」のうえやまとち氏も、デビュー当初は山上たつひこをもじったペンネームでメジャー誌デビューを果たした記憶があります。ちなみに「こち亀」の秋本治氏も最初は山止たつひこ名義でした。

さて、がきデカ終了後、山上たつひこはシュールで前衛的な作風に変わり、やがて漫画家をやめて小説家に転向。しかし作品が売れたという記憶はなく、その後単発的にがきデカの続編など描いたりしていましたが、これも大して話題にならず。もう74という年齢ですから、新作をどんどん発表できるような年齢でもなくなりました。

しかし、今になって思うのですが、今だったらトレンドも一巡して、山上たつひこのような作風は大人〜シニア層に受けるのではないでしょうか?

例えば、がきデカの続編として、会社を定年退職したこまわりが再就職先を探してバイトを転々とするとか、一定のヒットは見込めそうな気がします。

または半田溶介とか、新喜劇思想体系の逆向春助などのキャラは現代にも通用するのではないでしょうか。

掲載誌はビッグコミックやスピリッツ、あるいは劇画ゴラクあたりかな? モーニングはちょっと合わないような気がします。

かつて山上たつひこファンだった皆さんはどうお考えですか?

A 回答 (2件)

山上たつひこは、自分のギャグ漫画に殺されて断筆した漫画家の代表格なので。


描かないというよりもう描けないと思いますよ。
他にも吾妻ひでおとか鴨川つばめとか新沢基栄とかあろひろしとかギャグ漫画家は死屍累々です。
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この回答へのお礼

そうなんですか?

新喜劇思想体系で「光る風」の呪縛から吹っ切れて、さらにがきデカで時代の寵児にはなったものの作品的には本人の納得できるものではなかった、みたいな話は聞いたことがあります。

その後の作品はメジャー路線からどんどん離れていったので、ああ、がきデカで病んだな、とは思っていたのですが。

そうですか、もう描けないんですねえ……。
本当に死屍累々ですね。
新喜劇思想体系あたりでとどまって、細く長く描いていったほうが本人のためだったのかな。

あるいは、初期のがきデカの作風あたりでとどまって、あれがあんなバカあたりせずほどほどの人気だったら、全然違ったのかも。
山上たつひこは、ポルノとか官能物も描ける人でしたし、青年誌、それこそ今の漫画ゴラクあたりで食っていければよかったのかな。

そうそう、鴨川つばめも変な病み方をしましたね。
何を描いても途中で世界がドロドロのデロデロになってしまう。あの人は破綻タイプだったような気がします。

先ちゃんこと江口寿史は、鬱型というか、パパリンコ物語の途中の途中で白いワニに食われてばったり描けなくなったんですっけ。でもあの人はイラストレーターという道があってよかった。

お礼日時:2022/07/26 06:01

>いまモーニング誌でロングラン連載を続けている「クッキングパパ」のうえやまとち氏も、デビュー当初は山上たつひこをもじったペンネームでメジャー誌デビューを果たした記憶があります。



上山さんは、本名のもじりですね。

>がきデカ終了後、山上たつひこはシュールで前衛的な作風に変わり

いや、がきデカだけが異質なのですよ。がきデカ以前は、凄く左掛かった漫画を書いてましたよ。
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この回答へのお礼

光る風以降は全部読んでるんで、それは知ってます。
私が言っているのは「握り寿司3億年」とか、人間がこけしみたいにデフォルメされたり、あきらかにメジャー作品ではないだろうというマニアックな方向に走ったことを指しています。

お礼日時:2022/07/26 11:35

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