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そもそも絵を描き切るとはどこまでが描き切るにあたるのでしょうか?
線画と着色まで
線画まで
よく下書きの段階で絵の評価をしてくださいと言っているのを見かけるので、回答者として色まで塗ってくださいと書けばいいのか悩みます。
少し疑問に思ったので質問してみました。

A 回答 (1件)

線画には線画の着地点が、着彩には着彩なりの着地点というものがあるんです。


線画で食ってる人だっているじゃないですか。そんなプロフェッショナルに対して「色まで塗ってないから完成じゃない」とか言う勇気、自分にはないですよ。たとえ発注側だったとしても。

線画でギャラリーに出せるか?
着彩なら?
SNSでいいねが増えまくるレベルになっているか?といった着眼点。
あるいは「将来性」にかけて「イイネ」って言えるという期待感。

そういったものを持ち合わせていないなら、「描き切るがわからないから回答できないよね」ってことになるかもしれませんよね。

悩む必要はないですし、下書きの段階でもぜんぜん評価はできるんです。
その先に進んでも悪くなるだろうな、っていうのは、線の処理を見ればわかるものですよね。
アタリから何度描きなおしたか?
線の整理をどれだけやったか?

だいたい描き直しせず、一発で描いたものを「下書きですけど辛口は無しで」とか言って出しますよね。
ピカソの秀作を見たらそんなこと言えなくなっちゃうくらいのアレな感じで。

それって「下書きすら描ききってない」ってことなんです。
先に進むかどうかで迷うくらいだから下書きで出してくるわけですが、アタリの整理ができてないものは、見ればわかります。
でも描いてる人は気づいてないんです。
やりきったって思ってるわけですから。

「描き切る」の質とレベルは、描画者によって違います。
そこを迷ってると、描き切ったかどうかっていうものさしが狂います。

初心者と、美大へ行くくらいの人と、お金をもらってる人では「描き切る」のレベルが違う。
だから「描き切ったと思うくらい描きましたか?」って尋ねるし、自分の感覚でも判断する。
少なくとも2つの判断基準が生まれるわけです。
回答者としていうなら、回答者数+1の「描き切った基準」がある。

だけど、職業としている人が言う「描き切る」は、描いてる間に生まれる葛藤と戦って、絶えず心のギリギリまでがんばって完成させようっていう「制作者へ向けて『達成のジャッジ』を確認する意思を伝えたい」って意味が大きいんです。
中途半端に終わらせた絵ばっかりやってると、上へ行こうとする人にとっては良くないことを経験で知っているから。

客のなかには「こんな中途半端な絵で金取るんかい」っていう人がいるんです。

それに対して「ここまでやりきったものですから、完成です。あなたが買わないなら黙っててください」って言い返す覚悟を育てるための「描き切る」なので、質問サイトでのお話とは性質が違うと思っていただければ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
今までの疑問がスッキリ解消しました。

お礼日時:2022/07/30 16:43

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