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検索しても答えらしいものがありませんでしたので、質問させていただきます。識者の方、どなたかご教授ください。

とある本で読んだのですが、水爆のメカニズムは「起爆用原爆の炸裂」→「水爆の炸裂(中性子を撒き散らす。)」→「爆弾のケースに使われているU238が中性子を吸収してPu239に変わり、大爆発を起こす。」
即ち、小原爆の爆発により、水爆が起爆、その後の大原爆の爆発と言う複合したプロセスが「水爆の爆発」であると認識していました。
これが質問の前提でして、間違っていましたら、これからの質問は無意味な質問になってしまうのですが・・・。

質問の本題です。
U238が中性子を吸収してPu239になるのは、高速増殖炉の原理でもあり、当たり前のようにに思っていたのですが、素人考えでも、ウラン238が中性子を吸収しても、ウラン239になるだけで、プルトニウム239になるためには、ウラン239がβ崩壊してネブツニウム239になり、さらにそれがもう一度β崩壊してやっとプルトニウム239になるのではないかと思えます。2回のβ崩壊が、起爆用原爆、水爆の爆発圧力で爆弾のケース(大原爆)が粉々に吹き飛んで、臨界量以下になるまでに起こりうるのでしょうか?

前提が間違っているのか、私のβ崩壊についての解釈が間違っているのか、それとも2度にわたる崩壊が一瞬で進行してPu239になるのか、教えていただきたく、質問させていただいた次第です。

識者の皆様、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

下記以外にも「3F爆弾」等で検索すると説明があるのですが、ウラン238は高速中性子であればそのまま核分裂を起こせるので、プルトニウム239に変化してから核分裂するのではないようです。


http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/03010104_1.html
http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/09030216_1.html

参考URL:http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/09030216_1.html
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この回答へのお礼

ご返事、ありがとうございました。
早速、ご教示のHPを読ませていただきました。

現在の認識としては、
「小原爆の起爆」→「水爆の起爆(14.1MeVの高速中性子をダンパー(ウラン238、大原爆にばら撒く)」→「大原爆起爆(U239の核の崩壊ではなく、連鎖核分裂反応がU238のままで起きる。)」
と言ったものです。正直、知りませんでした。
ウラン238は半減期45億年のα崩壊を起こすか、中性子を捕獲して239同位体になるしかないと思っていましたので、目からウロコです。核分裂を起こすとは知りませんでした。
勉強不足ですね~。(^^;

どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/04/04 21:51

参考urlの表によると、U-239の半減期は23.5分、Np-239の半減期は2.355日ということです。



一瞬では進みませんね。

参考URL:http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/pict/18/180301 …
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この回答へのお礼

ご返事、ありがとうございます。

ウーン、不勉強でした。崩壊の早い元素の同位体もありますが、一瞬で2回の崩壊が起こるとは思えなかったのです。しかし、それを裏付けする資料が手に入らなかったので、質問させていただきました。
調べ方をきちんと絞れば、答えは出てくるのですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/04/04 22:11

起爆用原爆が球体の外側にあり、その外側には原爆を起爆するためのTNT爆薬があり、爆発によって内側にある水爆を圧縮して起爆するとゆう構造になっていると、(原爆で圧縮がおこる、吹き飛ばない、一瞬で反応が進行する)”ついに太陽をとらえた”という本で読んだ記憶が、、、30年以上前の本なのでうろおぼえ。

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この回答へのお礼

早速のご返事、ありがとうございました。
これは水爆の原理ですね。水爆にもいろいろあるようで、どうも私が質問したのは、「汚い水爆」と呼ばれるタイプの水爆だったようです。(質問時は中性子爆弾を除いて、水爆は全部質問したタイプのモノだと思っていました。)
言葉足らずで、失礼をばいたしました・・・。m(_ _)m

お礼日時:2005/04/04 21:11

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