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ネタバレ含みます。

チェンソーマン第1部を読み終わったんですが、
海外からの刺客がくるころから最後までイマイチ内容がわかりませんでした。
なぜアキが銃の悪魔なのか?
結局、マキマさんが黒幕なのか?
マキマさんの目的とは?など
いろいろ理解できない点があります。
わかりやすく教えてください。

A 回答 (2件)

第一部のめちゃめちゃネタバレです。



アニメ派でネタバレをしたくない方はご注意ください。
質問者さんのご配慮に賛同し、文字数稼ぎをしております。
媒体によっては最初の数十文字がサジェスチョンに載るので…。


説明が下手なので、順番に書けません。
だから理解してもらえるかどうかわかりませんが、
ご質問に順番に答えるより、マキマが黒幕かどうか、からについて。


マキマがデンジにいろいろ与えたのは、マキマのある目的達成のためです。
だからある意味ではマキマは黒幕です。

これは本人が作中で語っていたとおりです。

マキマは支配の悪魔です。人間ではありません。
魔人でもありません。

そしてある目的をもって日本の公安で働いています。

マキマの望み、マキマの目的とは、戦争や餓死などないほうがより良い世界になるものをこの世から消し去り、マキマ曰くの「平和な世界」を作ること。
(ただしマキマは悪魔であるため、マキマが言う「平和な世界」とは、人間にとってアメリカ大統領が言った通り「最悪の平和」なものになると考えられます。
支配の悪魔に何もかも支配された世界、「わたし<悪魔>のかんがえるさいきょうのへいわなせかい」といったところでしょうか)

そしてマキマは今の世界をその「平和な世界」に作り変えるため、チェンソーマン(能力)を使うつもりです。
チェンソーマンはある特殊な能力を持っています。それは、チェンソーマンが悪魔を食べると、その悪魔が司るものが消えるという能力です。
チェンソーマンが〇〇の悪魔を食べたら〇〇がこの世から消え去る、たとえば死の悪魔がいたとして、チェンソーマンに喰われたら死というものが消えてなくなる、ということです。

そしてマキマは同じ悪魔ですら、格下と位置付ければ支配でき、その悪魔の能力も行使できます。
だからマキマはチェンソーマンを支配することを狙ってチェンソーマンと戦い、一度は瀕死に追い込みました。
第一部第一話はこの直後にデンジがポチタの姿のチェンソーマンと出会ったあたりから始まっているわけです。
そして第一話終わりでマキマがポチタすなわちチェンソーマンを見つけたとき、チェンソーマンはすでにデンジと融合してしまっていました。

チェンソーマンとしての自我は消え、意識はデンジです。
このままだとチェンソーマンとして機能せず、マキマの
「平和な世界のために〇〇(マキマの理想の世界にとって不要なもの)の悪魔を食って消す」
ことができません。

だからマキマはデンジを切り離すことでチェンソーマンを復活させることを企図します。
切りはなすために、契約者であるデンジに契約内容を諦めるように段取りをしたんです。
デンジとポチタとの契約とは「普通の生活を送り、普通に死ぬ」です。
デンジが絶望すれば諦めるのではないか?
というわけで、マキマはデンジに「普通の幸せ」を与えます。アキとパワーという「家族」を与え、愛情を持たせます。

そして家族同然になったところで、まずデンジにアキを殺させます。
マキマは自分を殺すために大国が銃の悪魔を送ってよこすことを予期していました。その銃の悪魔が襲撃してきたときに、アキを支配して盾にし、銃の悪魔に死体を奪わせたんです。
マキマは「銃の悪魔は死体を奪って逃げちゃった」とか言っていましたが、ウソです。マキマが奪わせたんです、銃の悪魔がアキの身体を乗っ取るように仕組んだんです。
なぜアキだったか?
デンジがアキを好きだからです。

共同生活の中でアキは社会性を備えた常識人として口やかましく、デンジたちをしつけたりしていました。
アキはアパートで一人暮らしをしていた時期があるから家事ができる、という設定もあり、作中ではきれいに干された洗濯物が印象的に使われています。おそらくデンジが食い散らかすジャムの買い置きを補充していたのもアキです。
おそらく、デンジにとってアキは、単にせっせと社会のルールを教えてくれる兄としてだけでなく、何くれとなく生活の世話も焼いてくれる母や父のようなもの、そういう存在であったことでしょう。
幼少期から異常な環境を生き延びたデンジが激しく望みながら今までいちども与えられなかったもの。その「普通の生活」、普通の愛する家族、その片割れがアキです。
デンジはアキが悪魔、特に銃の悪魔を憎んでいることを知っています。
デンジはそんなアキが「体を悪魔に乗っ取られて破壊と殺戮の限りを尽くす」ことがアキの人間としての尊厳を踏みにじることを知っています。
デンジは家族としてアキに愛しはじめていたから、そんなことは望みません。

しかしアキの死体は銃の魔人となり、マキマの目論見どおりデンジの元に向かいました。
アキを救う道はあったかもしれませんが、デンジは結局彼を殺さざるを得ませんでした。
心に深い傷を負ったデンジの眼前で、マキマはデンジを絶望させるためにパワーを殺すという追い打ちをかけます。

マキマは種明かしをします、デンジが得られる幸せはすべて私が与えたもので、デンジが幸せを感じたらそれを壊す、これからもそうする、と。
さらにデンジが感じていた幸せは、デンジが殺し、殺させた、と指摘します。
そんな人間が「普通の生活を送って、普通に死ぬ」なんて望んでいいわけがある?ないでしょ?


これらの動機は一部終盤で明かされたから、マキマは黒幕と呼ばれています。
上に書いたとおり、マキマの目標は自分がチェンソーマンを使うためにデンジをチェンソーマンから分離すること。

もっといえば、デンジをデビルハンターとして採用したのも、二つの目的があるのではないでしょうか。
チェンソーマンに関与するためのにちょうど良いポジション取りと、
デンジを使ってチェンソーマンを弱体化させること、
です。

悪魔は人間の恐怖が力の源です。チェンソーマンは地獄の悪魔からも恐れられており、悪魔の畏怖も糧とできましたが…。
人間から親しまれ、ヒーローとしてもてはやされ、マスコットキャラにまで祭り上げられては力は弱まります。マキマが与しやすくなります。
そのためにデンジをデビルハンターとして活躍させたのです。一石二鳥です。


長い回答となりましたが、参考になればさいわいです。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすかったです。
理解してから改めて読むとトリハダが立ちました笑笑
ありがとうございました!

お礼日時:2022/11/04 23:56

マキマが黒幕ですね


詳しくはこれ観てもらえれば


銃の悪魔は、マキマによってわざと生かされ、アキに憑依して銃の魔神として復活しました
これもマキマの狙いで、デンジを精神的に追いやってチェンソーマンの力を得ようとしていた訳ですね
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この回答へのお礼

この動画見たら「そうだったのか!」と思うことがたびたびありました。ありがとうございました。

お礼日時:2022/11/04 23:56

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