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焼き魚には,大根おろしがつきものですが,大根おろしに含まれる「ジアスターゼ」は,炭水化物を分解する消化酵素のようです。

魚には,タンパク質が多く含まれ,炭水化物は少ないようですが,なぜ大根おろしが焼き魚の消化を助ける,とされているのでしょうか。

ご存知の方がいらっしゃいましたら,どうぞ宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

大根にはアミラーゼ(ジアスターゼ)以外にも、たんぱく質分解酵素プロテアーゼや、脂質分解酵素リパーゼも含まれているのです。


だからではないでしょうか。

大根おろしを添えるような魚は、たんぱく質も豊富ですが、昔の人の食べ物の中では珍しく脂質含有量が多いです。
昔の人の胃は、今の人よりも脂質に敏感だったかもしれない、より少量で胃が重くなるのを感じたかもしれない、と私は想像します。
大根おろしを添えるとさっぱりするので気分的にも胃もたれを感じにくくなりますし、経験則で脂っこいものを緩和してくれることをわかっていたのではないでしょうか。

大根おろしが良い理由は3つあって、
まず一つ目は、消化を手助けしてほしい食材と一緒に口に入れることです。
酵素はたんぱく質が主な成分ですから、胃酸で固まり失活します。胃液にも含まれる消化酵素であればすぐにとはいかないかもしれませんが、いずれにしても、焼き魚と大根おろしを別々に食べていればそこまで効果は感じなかったはずです。

次に、大根を加熱しないことです。大根を加熱すると、酵素はすべて失活します。

最後は、おろすことです。これにより粉砕された大根と魚がよく混ざる、つまり酵素がよりまんべんなく魚に触れることになります。

これらで、昔の人は体感的に「焼き魚に大根おろしを添えると美味しいだけでなく、実際に胃もたれを防いでくれるようだ」という結論に至ったのではないでしょうか。

経験則はいつでも正しいわけではありませんが、大根おろしについては正確だったわけです。科学が発展する前にこうしたことがわかっていたというのもすごいですね。
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この回答へのお礼

早速のご回答,感謝いたします。
たいへん参考になりました。
どうもありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2023/02/12 14:51

《大根おろしに含まれる成分について》



大根おろしには、「消化酵素」として、デンプンを分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼなどが含まれています。さらに、抗酸化作用と抗ガン作用、殺菌作用がある「イソチオシアネート」を含んでいます。

「焼き魚とセットで食べるメリット」についてですが、大根おろしには殺菌効果、脂質を分解して消化を促進する効果があり、焼き魚と一緒に食べることで消化吸収を補助してくれます。さらに、発ガン性物質を体外へ排出するはたらきを持ち、独特の辛味が魚の臭み消しにも役立ってくれるとのこと。 ちなみに、すりおろした汁にイソチオシアネートが多く含まれるため、水気を絞りきらないほうが効果的なのだとか。 焼き魚と大根おろしをセットで食べると、一石二鳥どころかそれ以上の効果があるようです。
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この回答へのお礼

早速のご回答,感謝いたします。
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どうもありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2023/02/12 14:51

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