プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

戦前では、なぜ天皇への直訴に対して刑事罰を科されることがあり得たのですか?天皇を信頼しての行為に刑事罰を科すことは、どうかと思うのですが。

A 回答 (6件)

直属の上司を無視して、


直接社長に訴えるようなことが
まかり通ったら、直属の上司の
面目が丸つぶれになります。

そんなことをしたら、組織が弱体化
してしまいます。

直属の上司不要論まで出てくる
でしょう。

あまつさえ、直属の上司の悪事が
暴かれるかもしれません。

だから、神にも等しい天皇に
直訴するなんてとんでもないことだ
と、
いうことにして、厳禁するようにしたのです。
    • good
    • 0

戦前も天皇は事実上お飾りでしたからね。


お飾りであれば直訴されても困るわけで、それでは保安上の問題しか残らない。直訴と称して天皇に近寄り、害を為そうとされたら困るわけですよ。

幕末の桜田門代の変も、直訴と称して隊列を停止させたところを襲撃したわけですから。
    • good
    • 0

訴訟手続きに決められた手順や手続きがあったからです。


それを侵すことは犯罪で、江戸時代も手続きを踏まない越訴を行えば「叱り」などの軽い刑罰でしたが、徒党を組んで上申書を作成して越訴を行えば重罪で磔でした。
ただし江戸時代、老中に越訴を行った場合、たとえ違法でも老中は籠を止め、上申書を受け取るのが慣例となっていました。違法でも命がけで越訴を行うものの意見にも耳を傾けるのが統治者の「徳」と考えられたからです。桜田門外の変で浪士たちが上申書を差し出したのも、これを利用して籠を停止させるためです。
明治時代になると天皇への直訴は不敬罪とされて、美しい伝統を廃止して上申書も廃棄されるようにしたのです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。目からウロコが落ちました。

お礼日時:2023/03/06 10:26

「神聖にして侵すべからず」ですから批判は許されません。


「黙って信頼していろ、文句を言うな」という時代です。

いまロシアや中国を「権威主義国家」と呼び、国民の自由が抑圧され、政府批判が許されない国と言われていますが、戦前に日本も同じです。
そういう国だったのです。
    • good
    • 0

それは信頼では無く利用だからです。

    • good
    • 0

不敬罪だからです。


それに信頼してるなら直訴ってしないですよ。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!