マスコミは日本は車のEV化が遅れていると囃し立てています。
EV化を私は否定しませんがそのための電気を誰がどうやって供給するのか疑問を持ってます。
豊田章雄前社長は600万台の乗用車をEV化したら原発で10基、火力なら20基が追加的に必要と指摘していました。
国の統計では日本の総エネルギー消費量の1/3が電力用、1/3が運輸用、1/3が民生用となっています。
これはトラックや乗用車をEV化すると今の発電所を2倍にする必要があることを意味すると思います。
原発150基分に相当するこの電力を誰が如何なる方法で供給し送電するのでしょうか。
中国や米国のような巨大砂漠を持つ国は太陽光発電で賄えるでしぃうが日本に砂漠はありません。
EV化は核融合発電が使えるようになるまで無理だと思いますが如何でしょうか。
私の疑問を晴らしてください。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
同感です。
私はプロファイルのような隠居爺です。
自動車などの輸送機業界のある日本の大手メーカーの研究者や業界団体の役員をしていました。
私は、『たかだか50リッターぐらいで500キロも走れる』という液体燃料の可搬性は、同じ重さや体積のバッテリには到底実現できないものです。
遠い将来には実現できるかもしれませんが、日本の自動車メーカーはそこをよく知っています。
それまではハイブリッド自動車を代替にするということを考えたのは日本でした。
それをいち早く考えたため、日本の自動車メーカーはそろって今のハイブリッド自動車の根幹技術の特許を確立しました。
アメリカや欧州の自動車メーカーは日本が盛んに動力の電動化を検討していた時に『そんなものを必要にする日など来ない』と高をくくっていたため、日本に根幹技術の特許を独り占めされてしまったのです。
なので、彼らはハイブリッドを模索できず、フル電動化の EV にしがみつくことしかできなかったのです。
しかし、フルEVはまだまだ発展途上です。
とりわけバッテリが。
冬季に豪雪で動けなくなってガス欠しそうなとき、エンジン車ならポリタンクで燃料を持ってきてもらえばいいですが、フルEVで乗員は凍死するしかありません。
今の技術では十分な電力をためた電池をポリタンクのように安く簡単に運べないのです。
また、世の中の方々は『製造』にかかるエネルギや資源のことに無頓着すぎます。
エンジン車の動力装置のほとんどは鉄とアルミです。
それを製錬して成型加工して動力装置は作られます。
それに対し、EVは同じ程度の鉄とアルミに加え、モーターや電気回路に使う銅、モーターの磁石に使うニッケルなどの高価な金属が必要です。
それと高電圧・大電流を扱う高価な大型半導体も必要です。
この手の半導体は、高純度の半導体素材を作るのに高温の電気炉で長い時間処理します。
そして、それを半導体素子にするのにも、何週間もの間、高温にする電気炉に何十回も通します。
その何十回もの加熱処理のたびに、強い酸やアルカリで徹底的に洗浄し、そのあとで純水という極度に清浄度の高い大量の水で徹底的にすすぎ、高純度のアルコールでそれらを吹き居飛ばします。
この電気炉を熱したり薬剤や水を作るのにかかる電力はとんでもなく大きいものです。
つまり、どんなに贔屓目に見ても、製造するうえでもEVはエンジン車よりはるかに大きな電力を使うんです。
EVの電力議論はこうしたものをしっかりトータルしてやらないといけません。
なので私はEVは時期尚早にすぎると思います。
ただ、議論に並行して研究開発はすべきです。
それがなければ将来必要になるバッテリなどが生まれてきませんから。
マスコミや政治屋は、車しか見ていないという司会の狭さがあるのと、研究開発と現実とをごちゃごちゃにしてちゃんとした方向性を見いだせていないのが問題と私は感じています。
車屋さん(失礼な言い方ですが)としての開発経緯、現場から見たハイブリッド車に対するご意見、有難うございました。ご存知かどうか知りませんが私の親友に山口武久君がいました。
No.8
- 回答日時:
話がそれて来た序に、私はエンジニアでトヨタのハイブリッド車第一号は、正にエンジニアの夢であり理想を具現化した画期的なものとずっと思ってます。
私の理想の車でもあります。私は30あたりからレンタカーで乗りその凄さに驚きを未だに持って居ります。究極の車です。
私は特許をやってますが、その中で画期的なものが世に埋もれ、潰されてきた現実をみて居ります。プリウスも正当な評価が妨害されてる1つです。
電気の世界では、パナソニック・東芝を凌駕する特許を出しても潰されるのです。彼等の販路からの潰されもあるのです。
電卓にしても生みの親のメーカーは潰されました。
特許競争、特許潰し、防衛出願・・懐かしい言葉です。
私の特許に、ガソリン生産プロセスがありました。
エンジニアリング会社に勤務したので製油所建設経験が沢山あります。
特に水素製造プラントは自慢の一つです。
電気自動車に乗ったのは30年くらい前でした。
ハイブリッドの経験はレンタカーのみです。
本題からずいぶん離れてすみません。
No.5
- 回答日時:
>これはトラックや乗用車をEV化すると今の発電所を2倍にする必要があることを意味すると思います。
まぁそうなんでしょうけど・・・・
その分、一台一台の車両が消費するガソリンや軽油は減少して行き究極的には無くなるのでは?
そこは一言も触れられていませんけど、そこは考慮すべきかと思いますが
製油所からガソリンスタンド(全国に三万箇所近く)まで輸送するためのエネルギーもタンカーや貨車輸送という効率的な輸送が使える
さらに化石燃料で発電するとした場合でも、車のエネルギー変換効率と発電所の変換効率を比較すれば火発の方が優秀ですし
まぁ発電量を何で賄うか?という議論は当然必要ですが
だからといって、今の電動化の流れを逆転させるのは流石に・・・・
No.4
- 回答日時:
EVに充電するための電気だけでなく、EV用のリチウムイオン電池を製造する際にも莫大な電力が必要です。
EVは決して省エネにはなりません。 ただし、中国やインドのように自動車の排気ガスによる大気汚染に苦しんでいる国には有益と言えるでしょう。 それだけです。No.3
- 回答日時:
同感です。
内燃機関潰しと言うか、ゴールポストを動かす得意技でしょう。
水素エンジンや発電方式を考えないと頭隠して尻尾隠さず見たいにおもいます。
また、巨大な砂漠でも砂などで
太陽電池の保守が大変だと言います。
未来では核融合で自動車が走っていると思います。
CO2問題すら懐疑的なのですが
(長いスパンでは今は周期的な温度上昇期とも言います。)
生産時と排出時でクリーンになる
ガソリン互換の燃料も試験段階だったかと思います。
個人的には、EV車は街のチョイ乗りなりシェアリングとか
海外のように低速で無免許でなど
自動車の所有の在り方まで踏み込んだ
未来設計の中でEVありきでない
考察を望みます。
大袈裟ですけどー
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 輸入車 輸入車の100V電源について 3 2022/10/05 14:14
- 輸入車 電気自動車 EV 13 2023/02/18 04:45
- 環境・エネルギー資源 政府がエネルギー政策の指針となるエネルギー基本計画を閣議決定した。 最大の焦点だった原子力発電所につ 1 2022/10/18 01:17
- その他(車) EVと燃料電池のハイブリッド型自動車は便利と思いますか。 EVは、内部電池に充電して、その電力で走り 10 2022/11/30 19:10
- 国産車 【日本はEV車(電気自動車)が普及すると電力不足になりますか?】それとも今の発電設備の余力分だけで全 5 2022/06/24 23:58
- 環境学・エコロジー EV車って本当に省エネルギーなのですか 4 2023/05/17 18:30
- 環境・エネルギー資源 中国の砂漠を利用しての太陽光発電は安く電力を作れますか? 中国では砂漠の土地を利用して大規模に太陽光 6 2023/06/18 16:19
- その他(ニュース・時事問題) 日本の「EV=電気自動車」 12 2023/02/01 21:48
- 車検・修理・メンテナンス 【自動車整備士さんにEV電気自動車の車検について質問です】 アメリカでEV車が爆発的に普及しているの 3 2022/06/19 11:30
- 環境・エネルギー資源 『再エネ再考』 4 2022/03/28 11:00
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
風力発電の羽の重さ
-
車がEV化した時の電力
-
冷温水発生機のパラジュームセ...
-
二酸化炭素排出量 単位 t-co2 t
-
ギガトン級の水爆
-
なぜいじめる人は嫉妬深い人が...
-
ゴミについて
-
SDGs。紙コップ、紙皿は使い捨...
-
FFストーブが大きな音を立てて...
-
SLの煙について
-
軽油に灯油を混ぜるメリット
-
グリッド電気とは
-
1円を拾うのに、1円以上の労力...
-
事務所の環境目的・目標は?
-
川や湖に泡が浮かんでいるのは...
-
水中の電流の具体的な仕組み
-
再生可能エネルギーという言葉...
-
EVはどうなるでしょうか
-
野原の野焼きは必要か、またC...
-
二酸化炭素濃度を表すppm or pp...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報
車専門家bunbukuさんのご意見は私の認識と同じです。
トヨタのハイブリッド技術を超える企業、国はないと思います。
米国も中国もEUもこれ対抗できないのでEV化に向かったと私は判断しています。
身近ではゴーンの日産が電気に走りましたね。
運輸用エネルギーに電力を使うとしたら電力設備は2倍必要なのです。
原発150基以上増設ですよ。
世界はどうなるのでしょう。
後進国は生活用電気さえ不足です。
色々のエネルギー資源を電力に変換するロスを考えればハイブリッド方式が現時点ではベストです。
小型原発、既存原発の廃棄物問題が解決されればEV化の障壁が下がりますがこれには10年以上かかるでしょう。
核融合発電技術も灯りが見えてきました。
EV化は核融合時代にしか考えられません。
当面は、ハイブリッドの更なる発展しか道はありえないと思ってます。
テスラのマスク社長の狙いは動力をEV化するより車のスマホ化です。
ガソリン車では実現できないのでEV車を持ち出したにすぎません。
素人が作ったEV車なんてトヨタからすれば片手間です。
車には50くらいのマイコンが使われてます。
これを乗り越えたのがハイブリッド車です。
日本の車は周辺部品、アイディアがピカイチです。
政治家やコメンテーター、マスコミはデータを読み込めません。
こんな連中が国を動かしてる。なげかわしいです。
政府は科学的に有利が証明されているハイブリッドの普及を世界に働きかけるべきです。
ゼロカーボンなんてあり得ません。
現在の半分にすることだって無理という事はここ25年の経緯を見ても明らかです。
に豊田章雄前社長の真意が語られています。
遠慮がちに述べてますが怒りに満ちています。
ひろゆきさんの意見にも同感です。
小泉環境相頓珍漢丸出しです。
ちょっと長いけど動画をご覧ください。