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どなたか真空管アンプに詳しい方教えてください。
10年以上前に、300BオリジナルA級(WEオリジナル)の自作+タンノイ(アーデンよりクラスが上)を聞きました。位相が整った純粋な再現が耳に残ってます。
現在、ラックスLX33(EL34相当のプッシュプル)+スペンドールが当方のシステムです。
費用の捻出ができず、候補として、アンプが300BとしてTriode中古、スピーカーが同軸スピーカ(20万円程度/KEF等)がやっとです。
この候補でも、現システムと比較して、A級の澄んだ音が聴感的に得られるでしょうか。
実は、サブシステムでローテルのセパレートを持っており、当該費用でスピーカの取り換え(ステップアップ/例えばスターリングLA3/5等)のほうがよいか悩んでいます。
どなたかご意見を頂けるとありがたいです。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

質問のお答えにはなっていないことをお断り・お詫びしつつ、私の個人的な意見をコメントさせていただきたく思いました。



私も音楽ファンであり、真空管時代からのオーディオファンでもあります。

子どもの頃から真空管をいじって自作を楽しんだ中には、アマチュア無線の送信機やリニアアンプなどもあり、パワー管もだいぶ扱いました。

同じように子どもの頃から楽器をいじって来ていて、絶対音感はそこそこあると自負してきました。
大学時代は結構有名なオーケストラに混ぜてもらって演奏させてもらったりもしてました。

電気電子工学分野のひとつが専攻ということで、社会人になっては自動車などの電子機器の研究開発の仕事につきましたが、その経緯で、とある大手オーディオメーカーさん何社かとお付き合いをさせていただき、その活動の中での製品評価で必要ということで、オーディオ製品の絶対性能の評価や、同種製品の個体間や異製品・他社製品との相対評価に必要な音についての感性を鋭くする訓練をしていただきました。

具体的に言えば、多数のスペクトル成分を含む音のスペクトルごとのレベルを識別するとか、ふたつの音の周波数の高低判別や位相判別などです。
その中には、澄んだ音と呼ばれるものの中に含まれる濁りの要素の識別なんかも入りますし、いわゆる音の表現についての定量的同定についても訓練していただけました。

訓練では世の中で評判になってる様々な機器の聞き比べも体験させてもらいました。
過去何十年かの間に世で話題に上った製品や、各社の試作品なども含む、それはそれはたくさんの機器でした。

その経験から申し上げて、今日のごく普通に市販されている安価なアナログアンプに勝る真空管アンプはないと、私は確信しています。
もちろん、電源やデカップリング、カップリング、バイパスなんかのコンデンサを十分増やすなんかの出来るだけの対応はとったものです。

周波数応答やダンピング特性など、数値化できる要素のどれを見てもそれは裏付けられます。

数値化できないものの中に、人間の感性でしかわからないものがあるとおっしゃる向きはありますが、私はそれはないと信じてやみません。
逆に、その方々をお誘いして、実物を隠して音をお聞かせして、何度やっても本当に同じ判別結果にできるのかを見せていただきたい。

仮にそのような結果が出たとして、それを数値化できないことにどんな課題があるのかというほうに私は強い興味があります。

ディジタルにしてもそうです。
確かにディジタル化してアナログにはない課題はあります。
しかし、それは取れます。
取れるとは、人間の感性が気付くレベルのはるか下のレベルにまで下げる事が出来るという意味です。

その結果音が固くなったとか真空管の音は柔らかいという方がいますが、それは周波数特性やダンピングファクターなどが違うせいです。
それを疑似的に再現すれば同じような音は再現できます。
ただ、それをすることは忠実な音を再現していることにはならないので、ここでは論外と思います。

私の友人に、オーディオメーカーの専門家も一目置くオーディオリスニング環境をお持ちの方がいらっしゃいます。
あるオーディオメーカーの方は、その方のリスニングルームの方がいい音に聞こえるとさえ言います。

その部屋は、リスニングルームのリスニングポイントで聞く音が忠実に生音になるように建物の土台から考えて作ったと、その部屋の設計と施工をした方々は言ってられました。

単に音を聞くのではなく、楽音として録音するときのスタジオでマイクに入ってきた音を忠実に聞き手の耳に入れるには、アンプなんかより部屋の反響などで耳に届く音を考えてやらないと全然生音にはならないと言っています。

むしろ、手を入れた安物のアンプと出来のいいヘッドホンで聞いた方が生音に近いとも。

しかし、それをすること、本当の生音を聞くことにどれだけの価値があるのかと言われるとそれは別問題でしょう。

その人が聞きたい曲を、その人が聴きたい音で聞ければ、それでいいのです。

それがどんなオーディオセットの構成だとか、それが真空管なのかディジタルなのか、真空管なら五極管がいいのか三極管がいいのかビーム管がいいのか、プッシュプルがいいのかA級シングルがいいのかOTLがいいのか、カソードやスクリーングリッドに帰還を掛けるのがいいのか、固定バイアスがいいのか自己バイアスがいいのか、リークマラードがいいのかPK分離がいいのか・・・そんなの好きにすればいいし、それでいいものができたと満足したならそれでいいのです。

それで自分が気に入った音ならそれでよし。
でも、それを偉そうに『これが最高』なんて人には言わないことです。
それも、技術的に客観評価できる数値的な結果なんて何も示さないでです。

あなたの感覚が未熟なことを証明してくださる人はたくさんいるということをお忘れなく。

趣味は自分の範囲でだけ楽しみましょう。
他の人への押し売りは迷惑なだけです。
傍から聞いていると、鉄道ファンの無謀な線路侵入なんかと変わりありません。
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この回答へのお礼

ご回答、長文にわたって、丁寧にご説明頂きありがとうございます。
回答が遅れ申し訳ございません。自分の中に取り入れるのに時間がかかりました。
オーディオセットのブランドなどを気にするよりも、部屋の反響などの耳に届く音を追求することが大切なことが理解できました。
貴回答は、いままでに当方が固執した考えを解き放ったような気がします。
ありがとうございます。

お礼日時:2023/07/01 14:44

音質を言葉で表現するのは難しいのと個人の趣向が大きく関わる


部位なので割愛します。

工業高校電気科の授業で、三極管は構造上、奇数の高調波が出ないので
多極管より歪率の点で有利です。
出力段をプッシュプルにすると、出力が大きくなるだけでなく、非直線部
が打ち消されるので、歪率が向上する習いました。
大前提は組み合わせる管の特性が揃っている事でした、秋葉原では、
店主が計測を行い、ペアーチューブとして販売してました、その内に
東芝がHiFi 仕様ペアーチューブとして販売を始めました。
300Bは映画館御用達として開発された管で1$360円時代に育った
私には、名前を知っていても、高値の華でした。

真空管アンプはギターリストにより延命され現在に至ってます。
真空管の製造は旧共産圏の国と中華共国で生産されてます、特性が
バラバラでプシュプルを組むのが難しいので、現在シングル動作アンプ
の方が音が良いとされているのは、この為かと。
アマチュア工作ではペアーチューブを求めるのが難しくなり、自作の
世界から遠ざかりました。

提案。
口径10or12Cmのフルレンジスピーカーで自作されては如何でしょうか。
スピーカーネットワークが無いので、音の立ち上がり速い、素直な
音の世界が広がりますよ、完成品のスピーカーボックスが売られてます
ので、プラスドライバー、1本あれば作れます。
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要らぬ御節介と承知の上で・・・
東芝三極管6GA4、シングル動作で歪率8%、PP動作で3%、6CA7
(EL34)などの多極管はPP動作で歪率8%、出力トランスが有るので
これ以上の改善は不可です。
トランジスターアンプは5万円クラスでも、0.01%以下と歪率だけ
見ても、圧倒的に優れているのに、真空管アンプを求めるのが、
解らないのです。

*デジタルアンプは残留キャリアーの問題が有り、発展途上の段階です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。遅れて申し訳ありません。
トランジスターアンプは性能的には圧倒的に優れていることが理解できました。再度、機器選定にあたって検討をしなおします。

お礼日時:2023/07/01 14:45

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