No.2ベストアンサー
- 回答日時:
自決権(Right to Self-Determination)と民主主義(Democracy)は、政治と社会における異なる概念であり、異なる側面を表しています。
自決権(Right to Self-Determination):
自決権は、主に国際法と国際政治に関連する概念です。これは、民族、文化、宗教、政治的な集団が自己決定の権利を持つという原則を指します。
自決権の基本的なアイデアは、集団が自分たちの政治的地位、経済的地位、文化的アイデンティティなどを自分たちで決定できるという考えです。これは、独立国家の形成や自治権の確立に関連することがあります。
自決権は、国際社会での集団の権利を保護し、民族紛争の解決に関与する場合などに重要な役割を果たすことがあります。
民主主義(Democracy):
民主主義は、政治体制に関連する概念であり、一般的には国内の政府の形態と運営に関連します。
民主主義は、国民が政府を選出し、政府の政策や行動に対して影響力を持つことを強調します。これは通常、選挙による代表制民主主義や直接民主主義などの形態を取ります。
民主主義は、政治的な意思決定のプロセスにおける国民の参加と代表制を重視し、権力の制約と平等を支持します。
要するに、自決権は主に国際政治と国際法に関連し、文化的・政治的な集団の権利に焦点を当てています。一方、民主主義は国内政治と政府の運営に関連し、国民の政治的参加と権力分散に焦点を当てています。自決権は主に国際的な問題に関連していますが、民主主義は国内政治の原則として普及しています。
No.4
- 回答日時:
高校の歴史の科目で「自決権」と出ていたのでしょうか。
高校の教科書では「自決権」というのはあまり出てこない気がします。
ある世界の教科書に次のような文があります。
~~~~~~~~ 「民族自決権」の使用例 ~~~~~~~
「19世紀には欧米諸国でも実際に国民国家タイプの国は多くはなく,多民族構成をもつ帝国がなお優勢であった。第一次世界大戦後になると,民族自決権に基づく国民国家として新規の独立国が成立し,第二次llt界大戦後はその数はさらに増加して,国際連合加盟国数でみても現在193ヵ国(2011年)までになっている。しかし,今も民族的自覚を強めて国民の国家への統合を強め,政治的・経済的な安定をはかるために,排他的なナショナリズムを掲げたり, 国内の少数民族を迫害して内戦を引きおこす国家が少なくない。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
熟語の一部分だけを切り取ると,「自決権」や「自決」も取り出せますし、「民族」も取り出せますが、その切り出したところを、他の語「民俗」「他殺」「多数決」などと比べても理解は進みません。
教科の学習で出てきた用語であれば、その用語の使われている文章の全体、さらには、どのような章、どの科目で、何を生徒に教えようとしているのかを考えた方がイイです。
たぶん、民主主義と自決権とが、同一の文章中に使われていたのではないのでしょう。
近代民主主義、議会制民主主義、アメリカ民主主義 それぞれの言葉が出てきている「文脈」を重視して、意味を推定することが大事です。
抜き出してしまって「自決権と民主主義の違い」に目が向いたら、かえって分からなくなるでしょう。
単語のようなものだけ抜き出して「大国、帝国、国家、国、合衆国、連邦、連合王国、国民、人民、民衆、大衆の違い」のように考えたら、分かるはずのことさえも分からなくなります。
No.3
- 回答日時:
自決権て、民族自決権のことですか。
これは、対外的な概念で、
その民族のことは、その民族が決める。
他者からの干渉は受けない、という
ことです。
従って、民主制で無くても構いません。
王政でも、良い訳です。
No.1
- 回答日時:
自決権とは民族自決権のことで、他国の介入を受けずにその民族が自分たちで自分の未来を決定できる状態です。
一方の民主主義は、その地域の人たちが議論して多数決で決定できる。
この相違は、たとえばアメリカ合衆国では、スー族やシャイアン族などの自決権を、民主主義が剥奪している。
民主主義では少数民族の自決権を守る事ができない実例です。
別の例では、李氏朝鮮が自決権を放棄して日本の植民地となり、李氏の専制を終了させた上で民主主義を確立した史実なども挙げられます。
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