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昨年12月にSGR 1806-20という中性子星が観測史上最大の爆発を起こし、太陽の30万年分にあたるエネルギーを0.2秒で放射したそうですね。計算してみると太陽の通常の放射エネルギーの約50兆倍になると思います。そこで疑問なのですが、

(1) もしこの爆発が太陽くらいの距離で起こったら地球はどうなるのでしょうか?一瞬で蒸発して吹き飛ばされてしまうか、それとも0.2秒では地球の芯までエネルギーが届くにはちょっと短いかなとも思いますが、どうでしょう?(単純化のため爆発前後にはエネルギーの放出はないとして)

(2) 実際の距離は3万光年だそうですが、この爆発が人間の日常生活に支障があるような影響を与えるのは、どのくらいの距離以内のときでしょうか?

(3) これほどのエネルギー放出だと質量も相当変動するのではないかと思いますが、この爆発による重力波が検出されたという話は検索した限りではないようです。このくらいの爆発でも、検出できる重力波を発生させるほどの規模ではないのでしょうか?

A 回答 (1件)

(1)太陽が30万年で放出するエネルギーは、およそ3.6*10の39乗ジュールとなり、地球の公転軌道上では1平方メートルあたり1.3*10の16乗ジュールとなります。

これは数メガトンの水素爆弾のエネルギーに相当します。いいかえれば、0.2秒で地球の断面積1平方メートルあたりで水素爆弾を爆発させることと同じになるので、地球はかなりのダメージを受けるでしょう。

(2)この論法でいくと、1光年(10兆キロとして)では1平方メートルあたりおよそ290万ジュールとなり、35分間に受ける太陽エネルギーと同じです。これを0.2秒間ガンマー線で受けるとやはり被害は甚大でしょう。

(3)この中性子星がどのように爆発したかはわかりませんが、もしこれによりブラックホールが生まれたのなら重力波が発生するのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

(1) 1平方メートルに水素爆弾1つですか!大変なものですね。分かりやすく例えていただきありがとうございます。

(2) 1光年離れていてもそれほどということは、もう1桁くらい遠くでも相当影響がありそうですね。

(3) 爆発後どうなったのかまだ分かりませんが、続報を注目したいと思います。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/02 15:21

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