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木製の大きな太刀の奉納品があったのですが、江戸時代の製作にもかかわらず、刀でなく太刀なのは、より神聖なイメージがあるからなのでしょうか?

A 回答 (4件)

日本刀がこの世に出た頃身分の高い武家の人たちは刃を下にしたいわゆる太刀を腰に下げていました。

それに対して身分の低いものは刃を上にしたカタナこれを打刀(ウチガタナ)と呼んでいました。これは当時の”絵巻物”を見れば判ります。

そこでです。神社の神に対しての奉納品は神聖かつ高貴なものでなければならないと考えるのが当たり前だったと思ったでしょう。そのときに身分の低い家来が持つようなものを刀を神聖な神への捧げ物として納めるでしょうか?。それよりも太刀を奉納したほうが神への信仰の証となると考えたのでしょう。封建社会ならばなおさらだと思います。

貴方自身ひじょうに尊敬しているヒトに100円や200円の贈り物なんかしたら失礼ですね。これがメンツを大切にする武家の人間が同じことをやれば恥をさらすことになります。下手をすれば切腹せねばならないかもしれません。

神がより喜んでくださる物はどっちだと言えば太刀を選ぶのが最善だと考えた結果ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

身分によって太刀、刀の区別があったとは、まったく知りませんでした。同時代に存在していたのも初耳です。時代が進むと、神聖な武具は消滅していくわけですね。

お礼日時:2005/05/05 23:14

「太刀」と「刀」の違いについて、刃の反れ具合が大きいものを「太刀」と、刃の反れ具合が小さいものを「刀」と、いう定義があります。



何時の時代に製鋳されたかは無関係です。

ただ、こうした定義に拘らず(を知らず)、ただ単に言葉の響きがかっこいいからという理由で、刃の反れ具合が小さくとも「太刀」と名付けてた製鋳職人もいます。
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この回答へのお礼

それは知りませんでした。なにか様式的な差なのかなと思っていたのです。刀剣博物館などにも言ったことがあるのですが、定義のようなものは無かったので、開眼させてもらった思いです。

お礼日時:2005/05/05 18:42

>木製の大きな太刀の奉納品



もしかして、両刃で真直ぐな剣(つるぎ)ではなかったですか?

たしか平安以前には「刀」は無く「剣」を使っていたはず。よって神様には剣の方が相応しいと思うけれど…
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この回答へのお礼

いえ、曲がったよく見る太刀です。江戸時代なのに、太刀。もしかして、ノスタルジーがあったのかなと思いました。鎌倉あたりの太刀が日本刀の最高峰という考えもあるようです。

お礼日時:2005/05/04 16:48

こんばんは。



「太刀」は「断ち」に通じると言って、禍事、罪、穢れを断ち切ると言う意味があると、聞いたことがあります。そう言う意味で、奉奠したのではないでしょうか。

ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

そうですか、そういう語呂合わせもあるのですね!
納得できる気がします。結構他の例でもあるものですよね。

お礼日時:2005/05/04 16:46

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