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価格の需要弾力性が1であることにつき、不明点があります。

①価格の需要弾力性1である財の例え。例えばどんなものがありますか?
②価格の需要弾力性は1を基準に1以上を弾力的、1以下を非弾力的としていますが、1はどういった基準で誰がどのように決めているのでしょうか?

以上2点ですよろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

訂正。

No1で

>価格が低く、非弾力的なことは、価格を下げても、需要量の伸びは小さく、したがって収入(売上金額)はほとんど増えないことを意味する。

と書きましたが、

価格が低く、非弾力的なことは、価格を下げても、需要量の伸びは小さく、したがって収入(売上金額)は減少することを意味する。

と直してください。需要の価格弾力性が低いと、いわゆる「豊作貧乏」という現象を説明することができる。たとえば、キャベツが豊作だったとする。供給が増えるので、価格は低下し、需要量は増えるが、キャベツへの需要の価格弾力性が1より小さいと(つまりキャベツ需要が価格非弾力的だと)需要量の増分は価格の低下に見合うほど大きくないのでキャベツは豊作であるにかかわらず売上金額はかえって減少してしまうということだ。

需要の価格弾力性は誰が決めているか?需要関数(曲線)の属性なので、第1義的にはわたしたち消費者の好み(効用)が決めているといえるし、価格が介在するので市場が決めているともいえる(価格が高いか、低いかによって弾力性の値は異なるから)。
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なぜ価格弾力性(e)=1が重要であるか理解したでしょうか?eが1以上(弾力的)だと、価格を引き下げると、売り手にとっては収入(売上金額)が上がるし、1以下だと収入が減るのです。

もちろん、eが1だと価格を引き下げても(引き上げても)収入は変わらない。
このように(一般的には)価格弾力性は価格に依存するというのは正しいのですが、弾力性が価格によらず一定である(非線形の)需要曲線も存在します。いまaとbを正の定数として
P=aQ^(-b)
あるいは両辺の自然対数をとって
logP = a - b logQ
となる需要関数を考えてみよう。Pを縦軸に、Qを横軸にとって描くと、右下がりの曲線であることがわかるでしょう。この曲線上のどの点においても価格弾力性はe=bで一定だ(なぜ?)
特に、b=1ならば、弾力性はe=b=1。このとき、上野需要関数は
P=a/Q
よって
pQ=a
と、収入(売上金額)はどの価格においてもその価格から価格が上げても、下げても変わらない。価格Pを下げると、下げ分だけ需要量Qが増えて、PQは一定値aをとるのだ。
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まず、私は「需要の価格弾力性」(英語ではprice elasticity of demandという)と呼んでいますが、あなたは「価格の需要弾力性」と習ったんですか?


以下ではこの値をeであらわそう。この概念は需要曲線(あるいは需要関数)、つまり価格と需要量の関係の一つの側面を要約して表している。通常、需要曲線は需要曲線上のどの位置にあるかによって「性質」が異なるので、e=1を基準にすることは非常に便利だ。いま、簡単な例で示すために、ある財にたいする需要曲線がリニア、つまり以下のように右下がりの直線で与えられているとしよう。
P = a - bQ
ただし、Pは(その財の)価格、Qは(その財の)需要量だとする。aとbは正の定数。このとき、P=a/2のときeは1の値をとり、P > a/2のとき、eは1より大きな値をとるし(つまり、弾力的)、P < a/2ならeは1より小さい値をとる(非弾力的)。価格が高く、弾力的ということは価格をちょっと下げれば需要量が大きく増えるので、売り手の収入(売上金額)が増えることを意味し、価格が低く、非弾力的なことは、価格を下げても、需要量の伸びは小さく、したがって収入(売上金額)はほとんど増えないことを意味する。需要の価格弾力性eが1より大きいか、小さいかという事実は売り手にも買い手にも重要な情報を与えるのだ。
では何が弾力性を決定しているのかというと、上で示したように需要曲線がどういう形をしているかということ、それから価格が高いのか低いのか(どの位置にあるか)ということだ。需要曲線はどのように導かれるかというと、各消費者は与えられた効用(関数)を予算制約のもとで最大化するように自分の消費(需要)を決定していると考えられるから、消費者が問題の財にたいしてどういう選好(効用)をもっているかが重要なことはいうまでもない。
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