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イスラム教では利子(リバー)が禁止されていますが日本に住むムスリムもこの戒律を守っているのでしょうか?

A 回答 (4件)

https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201608 …

イスラム金融における金融取引の形態
利子の授受を禁じるシャリアの原則を守るべく、イスラム金融では主として以下のようなマージンや配当など、利子に代わる概念を用いたスキームが利用されている。
(1)ムラバハ
「ムラバハ」とは銀行が顧客に代わって商品を購入し、購入価格に銀行が受け取るマージンを上乗せして顧客に売却するものであり、伝統的金融における割賦販売に類似したスキームである。マージンを上乗せすることによって、銀行は「利子」を受け取らないかたちで利益を獲得することが出来るのである。 ムラバハは個人が自動車を購入する場合や、企業が設備機械や原材料を購入する場合などに用いられており、イスラム金融では最も一般的なスキームである。 当スキームは契約時点で実物資産が存在することが前提となっている。
2)イスティスナ
「イスティスナ」は(1)のムラバハの変形である。ムラバハが契約時点で実物資産が存在していることが前提となっているのに対し、イスティスナは新築住宅の取得やプラント設備のように、これから建設するため契約時点では実物資産が存在しない場合に用いられるスキームである。
(3)イジャラ
「イジャラ」は伝統的金融におけるリースと類似したスキームである。銀行は建物や機械設備などの商品を購入・所有し顧客にリースする。銀行は商品の購入代金を上回るようにリース料を設定し、一定期間にわたって顧客からリース料を受け取る。リース料金と購入代金の差額が銀行の利益となる。
(4)ムシャラカ
「ムシャラカ」は伝統的金融における共同出資に類似したスキームである。銀行と顧客(出資者)が資金を出し合って共同事業の経営を行い、事業によって得た収益を銀行と顧客があらかじめ定めた比率に応じて配当として配分する。銀行と顧客(出資者)双方が共同事業の経営に参加することができる。
(3)イジャラ
「イジャラ」は伝統的金融におけるリースと類似したスキームである。銀行は建物や機械設備などの商品を購入・所有し顧客にリースする。銀行は商品の購入代金を上回るようにリース料を設定し、一定期間にわたって顧客からリース料を受け取る。リース料金と購入代金の差額が銀行の利益となる。
(4)ムシャラカ
「ムシャラカ」は伝統的金融における共同出資に類似したスキームである。銀行と顧客(出資者)が資金を出し合って共同事業の経営を行い、事業によって得た収益を銀行と顧客があらかじめ定めた比率に応じて配当として配分する。銀行と顧客(出資者)双方が共同事業の経営に参加することができる。
(5)ムダラバ
「ムダラバ」は銀行が顧客(預金者・投資家)から集めた資金を事業者に投資し、事業者はその資金を自らの事業に投下する。事業から得られた利益は事業者、銀行、顧客(預金者・投資家)で予め決めた割合に応じて配当として配分される。ムシャラカとは異なり、ムダラバでは資金提供者も銀行も事業経営に参加しない。

金融商品への応用
イスラム金融では、前述した金融スキームをベースに預金や貸付などの金融商品が組成されるほか、「スクーク 1」とよばれるイスラム債券や「タカフル 2」とよばれるイスラム保険などの金融商品が開発されてきた。伝統的金融における債券は利子の支払いが発生する点で、また保険商品は事故や病気などいつ起きるかわからない事象を金融取引の対象とし、少額の保険料で多額の保険金を獲得する可能性があることから不確実性、投機性を伴う点でシャリアに反するものとみなされていたのである。

やり方は多様になっているかもしれませんが、友人にたまたま金を貸してあとで返してもらうようなケースでは、無信心な日本人同士でも、無利息のことが多いでしょう。 貸金業のように商売の形態として資金を融通するのなら、利息・利子という名目でなくても、返戻金・礼金・謝金・果実分配でも、方法はあるでしょう。 
経済的に豊かで財宝資産を持つ人々はムスリムにもいるのですから、その財産をただ守っているだけでなく、資産として活用し資産を増やしたいという人も多くいるわけで、そうした人々が(自分で投資し事業を運営する)という方法以外に、(共同出資し経営者を見つけ事業を成功成長させて利益配分を受ける)方法、(出資証券を買う)方法、(施設・装置・設備が必要な経営者にそうしたものをリースする)方法、方法ははいくらでも見つけたのでしょう。

https://www.seijo.ac.jp/research/economics/publi …
現在,世界の50か国以上,600以上の金融機関でイスラーム金融サービスが提供されており,地理的な広がりでいえば,北アフリカから東南アジアにかけて広がるイスラーム世界だけでなく,欧米や東アジア,サハラ以南のアフリカ諸国でも,イスラーム金融の実践が展開されている。それらの地域では,イスラーム世界で設立されたイスラーム金融機関が進出しているだけではなく,現地の従来型の金融機関がイスラーム金融の参画するケースも多く見られている。
例えば,欧米や日本では,メガバンクの多くがイスラーム金融事業にすでに参入しており,主に投資銀行業務を行っている。その中でも,ロンドンに本拠を置く HSBC とスタンダードチャータード銀行は,それぞれイスラーム金融専門のブランドを立ち上げ,世界各地でサービスを提供している。
マレーシアでは,政府の強力なイニシアティブによって矢継ぎ早にイスラーム金融の振興策が打ち出されていった。1993年には,無利子銀行スキームが導入され,「イスラミック・ウィンドウ」と呼ばれる専門部署を設置することで,利子を取り扱う従来型銀行にもイスラーム金融参入が認められた。その結果,国内の大手行のほとんどがイスラーム金融に参入した。翌年にはイスラーム型のコール市場の役割を果たすイスラーム銀行間市場が開設され,それまで大きな課題となっていたイスラーム銀行のリクイディティ・マネジメントがより効率的に行えるようになった。1997年に発生したアジア通貨危機では,マレーシアの金融システムも大きな打撃を受けたが,金融機関の整理の過程で同国2番目の専業イスラーム銀行(マレーシア・ムアーマラート銀行)を作り出した。
2000年代に入ってもマレーシアは,政府の強力なイニシアティブでイスラーム金融の発展を推進しているが,その成果は,世界のイスラーム金融市場の4分の1以上,国内金融市場の20%以上のシェアを同国が占めていることからも明らかである。また,マレーシアは,イスラーム金融を支える様々なインフラの整備に注力してきたことも特筆される。制度面では,上述の銀行間市場の開設に加えて,包括的な法制度の整備,独自の規制監督機構の設置などで世界の中で最も充実した枠組みを持つに至っている。また,金融商品についても,新しい手法を続々と開発していき,それらは2000年代のイスラーム金融の急成長の起爆剤となった。例えば,2000年代の急成長の代名詞ともいえるスクーク(イスラーム型証券) や,長年の課題を解決した効率的なリクイディティ・マネジメント手法は,いずれもマレーシアが先駆的に導入したものである。
ところで,イスラーム金融はなぜこれだけ人々に受け入れられたのだろうか。
BBC や『ウォールストリート・ジャーナル』から “voodoo economy”(呪術的経済)と揶揄されたイスラーム金融が,わずか40年あまりで国際金融システムの一翼を担うようになっているのは,ひとえに利用者の需要があったからである。
イスラーム金融の成功要因の1つは,当然のことながら,イスラームの信仰
に合致した金融商品を提供したことで,利子に触れずに経済活動をしたいという敬虔なムスリムの需要に応えたことにある。西洋由来の銀行制度が導入されて以来,イスラーム世界には,そのような “bank” を忌避する人々が少なからずいた。この言葉が,イスラームが禁じる利子を想起させるからである。そういった人々は,金や金細工の形で自らの資産を蓄えてきた。イスラーム銀行の登場によって,そうした敬虔なムスリムは,自らのタンス預金ならぬ装飾品預金をこぞって預けにきたというエピソードは,1970年代に設立された中東地域のどのイスラーム銀行でも語り継がれている。イスラーム金融の経営を軌道に乗せたのは,無数の敬虔なムスリムの預けた資金だったのである。
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ユダヤ教も同じですが、仲間にお金を貸す時、利息を取るべきではない。


を、仲間以外(異教徒)に貸す時はOKと拡大解釈しています。
ユダヤ人=金融業のイメージが強いです。
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守っていません。



イスラム教は比較的に柔軟な所もあって、海外に住んでいるなどの止むを得ない事情がある場合は、戒律を破っても仕方ないという事になっています。イスラム教徒は昔から旅する商人として世界中で活躍していましたから、そういう事情も踏まえての合理的な教義だと思います。

私の知人にもイスラム教徒がいますが、1日1回もお祈りしないし、酒は飲むし肉は食べるし、まぁ自由ですよ。
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コンビニ前でたむろしてビール飲んでる連中がそんな戒律守ってるわけないじゃん。

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