
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
インスタレーションとは、そもそも「設置」を意味する言葉ですが、現代美術においては、1960年代以降、モノや素材を配置することで空間を異化し、空間自体の意味作用を前景化する企てとしてあらわれました。
鑑賞者が空間に包まれるため、絵画や彫刻と比べて作品と鑑賞者の精神的/体感的な相互関係が強く、五感にわたる表現形式としてさまざまな可能性が試みられています。鑑賞者が作家の精神性をより深く理解でき、また鑑賞者の新たな感受性や感覚を引き出すことも狙いとする作品の表現形式と言えます。
こっちの方が少しわかりやすいかも。
参考URL:http://www.expo2005.or.jp/jp/N0/N1/N1.1/N1.1.40/
No.5
- 回答日時:
語弊があるかもしれませんが、いわゆる空間芸術のことだと理解してかまわないと思います。
あなたがその「場」にいて体験できる芸術作品をインスタレーションと呼ぶことができます。
規模の大きなところではクリストの作品などが有名ですが、あなたのおっしゃるように、大小の問題ではないと思います。例えばここにある一本の鉛筆。これをベッドの上に置いてみます。友達に「かたづけないの?」と聞かれた時「それは私のインスタレーション作品なのでそのままで」ということもできます(ちっとも参考にならない話でごめんなさい^^;)
「場」を体験させるのがインスタレーションだとすると、なんでもどこでもインスタレーションですね。美術館にあるから芸術だ、とはあなたも思いませんよね?日本庭園なんかは非常に歴史の古いインスタレーションですね。(初めて岩を庭に持ち込んだ人は笑われたかもしれないですよね。普通、かたづけるだろって)
No.4
- 回答日時:
理論的に定義しようとすると難しげですが、インスタレーションというのは「いろんなものが並べてあったり組み合わせて置いてあったりするアート」だと思います。
絵とか彫刻とかオブジェとか単体のアートは美術館の人が壁にかけたり、並べたりして配置するのでしょうが、インスタレーションというのはもうちょっと広い空間をまとめてアーティストがデザインするという試みなのだと理解しています。
規模の大きなものであれば、部屋全体を使ったインスタレーションというのもあるし、野外のインスタレーションというのもあります。
この回答への補足
ありがとうございました。
広い空間を作品にしてしまうということでしたが、規模の小さいものでも作品によってはインスタレーションと言えるのではないのでしょうか。
No.2
- 回答日時:
一般的に設置することを意味する普通名詞であるが、70年代以降、「絵画」や「彫刻」といった指示句では一括できない作品を指示する際に、多く用いられるようになった用語である。
この言葉の出現の経緯は、R・モリスにより提示された、インティメイトとパブリックの問題まで遡るべきであろう。要は作品の成立において、それが作品の内的な関係によってなされるのか、作品と作品を取り巻く外的な要因との相互の関係によってなされるのかという問題である。こうした議論は一方で、M・フリードの「芸術と客体性」においてモリスをはじめとするミニマリズムへの批判として議論がなされ、問題を提示している。当然のことながらこうした議論はミニマリズム以降のアースワークやポスト・ミニマリズムにおいても重要な問題として機能した。特にこの時期より活発化した、作品とサイト・スペシフィシティーとの関係といった議論に沿って制作される作品群を語る過程で、ジャーナリストが事後的にインスタレーションという用語を使用し始めたものと考えられている。しかし一方で、インスタレーションという用語はある特定の場所に対して作品を設置することについての議論を何らかのかたちで代理するが、この議論のなかでの「場所」もしくは「作品」への解釈が一定しないために結果として現在、非常に広範にかつ曖昧なかたちでしか使用されておらず、多くの場合、議論の中心となった問題への関心を欠いたかたちでこの用語だけがただ流通しているという側面が強い。
ありがとうございました。少し難しめの内容で少し素人にはわかりにくかったのですが・・・。
M・フリード、ミニマリズムなど知らないことが多く記されていたのですが、そこのところを少しわかりやすく説明してくれませんか。
No.1
- 回答日時:
インスタレーションとは …直訳すれば、据え付け、取り付け、架設といった普通名詞であるが、現代アートにおけるインスタレーションは、「ある空間に設けられた仮説の装置や構成を意味し、作品のみならず、周囲の環境をも作品の中に取り込んでいくという表現方法」である。
現代芸術において、従来の彫刻や絵画というジャンルに組み込むことができない作品とその環境を, 総体として観客に呈示する芸術的空間のことをさす。のだそうです。
参考URL:http://mytown.japanet.jp/saitama/kawaguchi/categ …
ありがとうございました。
回答の中に「ある空間に設けられた仮説の装置や構成を意味し、作品のみならず、周囲の環境をも作品の中に取り込んでいくという表現方法」とありましたが、周囲の環境を作品に取り込むとはいったいどういうことなんでしょうか。
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