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検査機器の開発に従事している者です。
ある非破壊検査で得た時系列データから製品の異常検知を行うことを試みています。
検査方法Aでは、時系列データを特に処理せずに、生データのままで異常検知を行うことができました(≒正常データと異常データで明確な違いがあった)。
しかし、検査方法Aもとに開発した検査方法Bでは、生データのままでは正常データと異常データとの間で明確な違いがみられませんでした。また、時系列データからFFTにより周波数スペクトルを得たものの、ノイズと思しき傾向はみられませんでした。

以上の結果を踏まえ、上記の傾向に至った原因について(特に検査方法Bの動作機構の観点から)究明すべきだと上司に報告しました。
しかし、上司からは、「製品化までに時間がない。検証はいいから、適当な周波数域でバンドパスフィルタをかけて検査方法Bでも異常検知できるようにしろ。バンドパスフィルタをかけた旨を報告書や論文に記載すれば不正にはあたらない。」と指示されました。

上司が言うように、テスト用に集めたデータの範疇であれば、バンドパスフィルタをかければそれっぽい異常検知はできるかもしれません。しかし、他のデータでも成り立つことが保証されないこと、そして何より、バンドパスフィルタの帯域の設定根拠が無いことに対して強い違和感を抱いています。
バンドパスフィルタは、対象帯域外の周波数成分が検査方法と無関係である(≒ノイズ等に由来する)ことが立証されない限り、極力使用すべきではないと考えますが、いかがでしょうか?

会社のコンプライアンス部門にも相談してみたのですが、製品開発の現場ではよくあること、考え過ぎなどと一蹴されてしまいました。
やはり私の考えすぎなんでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    ご回答いただきありがとうございます。

    >旨く行った後で、何で旨くいくのかを解明し、得られた知見を使って改良案を考え、実験するのが工>学の常道です。
    >
    私はよく職場の上司や同僚から、工学的な考え方をしていないと言われていたのですが、腑に落ちました。
    ただ、一度上手くいった案件についてなぜそうなったのか解明できることは殆どありません。
    検査方法Aから検査方法Bを開発したときも、なんとなく売れそうor経営陣にウケそうな見た目にするためというだけで突き進んできました。

    そもそも、検査方法Aが「十分に網羅的だ」というのも極めて怪しいのです(確かに特定の条件においては成り立つのですが、それ以外のケースではどうなのか全く検証できていません。なのに、会社はあらゆるケースに対応できると喧伝してしまっています。)

    入社以来ずっとこうなので、常にモヤモヤしたものを抱えてしまっています。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2025/02/19 15:01
  • うーん・・・

    stomachman様

    何度もご助言いただきましたこと、感謝申し上げます。
    どうも私は、実在主義に偏り過ぎていたのかもしれません。実在主義と実証主義のバランスをとれるよう努めたいと思います。

    なお、最初の補足コメントで語弊があったかもしれませんので、改めて補足させていただきます。
    「解明できることは殆どない」というのは、より正確に申し上げると、「解明するのに必要な実験・解析を行う機会を殆ど与えられない」になります。

    >そういうセコイ利己主義が絡んでもいるでしょうね。こちらは工学でも科学でもない「力学」ってやつです。
    >
    まさにそうだと思います。余談ですが、上司や先輩は常に、幹部社員や役員に好かれることを第一に考えています。素人目にも、役員の趣向とユーザーの趣向が乖離しているのに、誰も指摘する人がいません。幸先が不安で仕方ありません。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2025/02/20 09:36

A 回答 (5件)

No.3へのコメントについて



> 幸先が不安で仕方ありません。

やるしかない業務だけじゃなく世のためになる研究もコツコツやって発表し、社外で高く評価されるようになりますと、社内での自由度が大きくなるか、車外から三顧の礼を受けることになるか、いずれにしても不安は解消されるでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとう

何度もご助言いただきありがとうございました。

世のため人のためとなるよう、真摯に研究へ邁進してまいりたいと思います。

お礼日時:2025/02/25 22:09

こんな荒っぽい話じゃ分からんですね。



結局具体的に判断するための情報と知識の中で判断するしかない。
部外者にはさっぱりですよ。
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No.2へのコメントについて。



>一度上手くいった案件についてなぜそうなったのか解明できることは殆どありません。

工学かどうかという話とはちょっと違うんですが、科学には実在主義(realism)と実証主義(positivism)という対極的なスタンスがあります。前者は「なぜそうなったのか解明」することに重きを置き、そのうえで論理的に答を導こうとする。一方後者は「検証」がすべて。どうしてそうなるのか、はさておき、実際うまく行く、という経験を積み上げるんです。この場合、ある程度の経験でイケるとなったら、製品をリリースして市販後の「リアルワールドデータ」でさらに実績を蓄積することで「網羅的」に近づけて行こうというわけ。これは、薬の開発やら近頃の人工ニューラルネットワークの応用製品のように、「どうしてそうなるのか」はとても分かりそうにない、あるいは大変な時間とコストがかかる、という製品をタイミングよく世に出したいという場合のアプローチで、もちろんリスクは残っていますが、それをいうなら実在主義だって「解明」したつもりが実は早とちりでした、というリスクがある。健全なのは両方のスタンスのバランスを取ることです。
 上市した後で時に旨く行かないことも起こるかもしれず、そのときこそが「どうしてそうなる・ならないのか」の理解を一気に深めて改良する機会でもあります。
 いやもちろん、世のためにはあらかじめ理解を深めることで「旨く行かない」場合が起こる前に修正するのが望ましい。けれども、火が出ないようにする地道な努力は、出た火を消火する派手な活躍とは違って、突出した業績として企業内で評価されることはない。(その上、失火した奴は飛ばされて席が空く。)そういうセコイ利己主義が絡んでもいるでしょうね。こちらは工学でも科学でもない「力学」ってやつです。
この回答への補足あり
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フィルタ処理の選択に根拠が要ると思うのなら、センサやサンプリング方法の選択にも根拠が要るでしょう。

いや、設計ってのは原理から答を導出する試験問題とは違う。旨く行った後で、何で旨くいくのかを解明し、得られた知見を使って改良案を考え、実験するのが工学の常道です。
で、ご質問の場合、検査方法Aも、テスト用に集めたデータの範疇であればうまく行った「だけ」なのは同じこと。ここでのポイントは「テスト用に集めたデータ」が「十分に網羅的だ」と説明できるかどうか、の方です。
この回答への補足あり
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考えすぎ

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この回答へのお礼

ありがとう

お礼日時:2025/02/19 14:45

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