優生思想

成田悠輔氏が
「情弱な貧乏人を政治的・経済的・文化的に無力化させることが我々が成すべき
分断である」

と言っていましたが、これは「優生思想」と言っていいのでしょうか？

また、この考え方をどう評価しますか？

No.20 回答者： trigger_note 回答日時： 2025/04/26 21:29

未来予想は置いて質問に戻りますと。

成田さんはどこか、偽悪的に見えることもあって、その言動にそのまま反応すれば否定的に捉えられるけれど、シニカルに見ればなるほどと思える節もあるんですよね。

例えば質問文にあるような文章にしても、分断とか無力化とか、情弱とか貧乏人という単語にはネガティヴな印象が予め与えられていますが、その印象を取り除けば、「現代社会の価値観に適合しない人々を、政治や経済、文化などに影響されない真っ直ぐな生き方で幸せに生きる人々として、温存する。」という風に解釈もできると私は思うわけです。ここまで再解釈すればそれは原型をとどめていないと批判を受けるかも知れませんが、言葉にまつわる印象は、言葉の表す事実や状態と乖離しがちであるということも理解できると思います。

なので、その印象をそのままに受け取れば最初に回答したように、この成田さんの言動には否定的な見解を示すことになりますが、その印象を敢えて排除するなら、肯定的な見解を示すことも出来ますね。

（例えば、温度が低いか高いかならそれに価値観は伴わないですが、地位が高いか低いかを言えばそれに価値観が伴う。
貧富、優劣、賢愚、明暗、善悪、これらを価値観から別離して解釈しなおせば、世の中の多くがある種の虚像で出来ているとも見れるなと思いました。また、この虚像の豊富さによって、良し悪しは別として文化的な豊かさを示せるのではないかとも考えました。）

本題を逸れたところもありますが、私からはこのようなところです。

この回答へのお礼

確かに仰るような印象を、私も彼から受けていますし、肯定的な解釈もできそうです。

そういうことを「匂わせている」あたりが、彼の頭のいいところだと思いますが、問題は彼の感情で、おそらく育った家庭環境からくるものだろうと思いますが、心の弱さを感じますし、薄情さも感じますから、世の為人の為という価値観にはなりきれないのだろうと思います。

「資本主義は大好きで大嫌い」成田悠輔

お礼日時：2025/04/28 11:24

No.19 回答者： r_umaniamnvi_the_5th 回答日時： 2025/04/26 03:38

田場さんおはようございます。

　はい。言っていいです。情弱の部分が優生思想です。この考えとは成田悠輔さんの言っていたことを指すのでしょうか?それともあなたがそれを優生思想とする主張のことを指すのでしょうか?『【村上隆vs資本主義】衝撃告白!日本の現代美術が世界で勝てる!?【斎藤幸平】』

です。後者だと決めつけます。後者の考えをだいたい5%正しいと評価します。全体で41文字あります。そのうち2文字が優生思想です。2/41=0.04878です。


りがのさんおはようございます。
　No.12で優生思想ではないとあなたは判断しています。次の3つの条件に当てはまると優生思想に合致します。人が遺伝子に優劣をつける。人が優れた遺伝子を多く残させる。人が劣った遺伝子を少なく残させる。情弱と言って成田さんがその人の遺伝子を劣っていると判別しています。前述の理由でだいたい5%正しいと私は判断しました。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時：2025/04/28 11:11

No.18 回答者： trigger_note 回答日時： 2025/04/24 17:14

そうですか。

もしかしたら、私の方が過剰に反応してしまったのかも知れません。

彼が愛に疎いと言うのは私も同感です。
それが彼の所為では無いにせよ、彼の発言から受ける根っこの無さみたいな感覚は、それに起因すると思います。

彼が経済価値を唯一の価値と見做しているとは私には到底思えません。（仮にそうだとしても、その経済が指すところの意味は、貨幣経済では無いと私は思います。人にどの様に貢献したかと言う生の事実の累積を指しているのだと思います。）しかし、スターバーストさんがそのように受け取ったと言うのであるからその点についてこれ以上言及は致しません。

少し話はそれますが、私は最近、実は理性よりも感情の方が高い位置にあるのでは無いかと思うことがあります。
もちろん、短絡な一次感情、即ち怒りや悲しみや喜びといったものでは無く、それを補完するための二次感情とも言うべき、忍耐や誠実さや癒しや慰めといった感情の動きは、合理を離れているが余談なく人間らしいと言われるものです。

人工知能の発展によりさらに合理的進歩が飛躍する世界において、そのような人間らしい生き方にこそ光があたるべきだし、そうなるだろうと私は思っています。

この回答へのお礼

彼は著書の中で「すべてが市場経済の契約になり、商品になり、取引になる」と言っています。
全てがデジタル通貨になろうが、貨幣自体がなくなろうが、「すべてが資本主義になる」ということは、現在の概念で言うところの「経済的価値」ということになると思いますよ。ま、まだ全部読んでいませんが。

理性と感情のことを述べれば、理性は感情によって成長が止まったり、グンと伸びたりするものであると思います。

ザックリ言えば、自分の利益のみ求める感情に支配されていたら、ずる賢いような理性になるし、広く人類の為という偉大な感情があれば、そういう広大な理性に育ってゆく、と。IQ的には同じだと思いますが。

仰るようなこととと、偉大な感情を含めて「人間らしい」と言うのならば、現代の文明は、その基盤から考えて、全くそうはならないと思います。

お礼日時：2025/04/24 20:25

No.17 回答者： trigger_note 回答日時： 2025/04/19 12:53

姥捨思想についても、高齢者に、死んでくれ、集団切腹してくれ、強制安楽死を、と言うのは実際に心停止してくれと言うのでは無く、老い過ぎた人物は社会の一線、権力の座から退いてくれと言う意味です。

そうでなければ代謝が遅れて社会全体が衰退すると言うのです。特に若い人の人口が比して少ない社会構造において、高齢者が権力を握り続けるのはその社会集団の未来を見た時には利益にならないと言っているのです。

センセーショナルな言い回しでインパクトを社会に与えるためにわざとそう言う過激な言い方をしているのであって、それをそのまま受け取るのは、感情的で反知性的と言われても仕方ないと思います。

それは、成田さんの手のひらの上で転がされている、そのままの反応をしてしまっているわけです。

この回答へのお礼

私が彼に興味を持ったのは、現代社会の構造をよく見て、近い将来の予測を具体的に提示している点です。

その予測から、彼が本質をどう見ているかが分かります。そして、彼の思想が見えてきます。
私の興味は、彼の思想・哲学よりも、現代社会の新しい知識を吸収することです。

今のところ、第一のまた唯一の価値は、経済的価値であり、他の価値を考える気もないという感じに思えますが、著書を読めば全部分かるでしょう。

お礼日時：2025/04/20 21:17

No.16 回答者： trigger_note 回答日時： 2025/04/19 12:43

スターバーストさんと他の回答者方とのやりとりも拝読させていただいたのですが、幾らか違和感があるので少し言及したいと思います。

成田氏は能力至上主義には懐疑的で、特に金銭価値や生産性といった評価軸には批判的です。貧しくてもサウナに行って風呂上がりに冷たいものでも飲んで、それで幸せになれる様な生き方ができる人間こそが貴重で、その様な感性を持つ人間、資本主義に支配されない人間を増やす様な考えや見方を広めるべきだと言っていました。
また、どれだけ人を助けたとか、幸福にしたかと言う事実こそそのままに評価されるべきと言い、数値にし難いことこそ大事で、それは将来AIによって可能になるのではないかと言っています。

つまり、資本主義社会で評価される人間では無く、もっと実感と実質のある感覚的な幸福を得られる人生や、それを生み出す生き方が望ましいと言っているのです。

スターバーストさんがどれだけ成田さんの発言を聴きその著作を読んだのかは分かりませんが、自分の好ましくないと思う思想や人物像を、成田さんの「若い知識人という属性」に従って、彼に重ねているように見えます。

それは偏見の典型です。

私は成田さんの支持者ではありませんし、私の持つ成田さん像がリアルだとも言いませんが、スターバーストさんの語る成田さんのイメージと私の見聞きしたものとの乖離が大きいので、その見方には大きな偏りがあると感じずにはいられませんでした。

この回答へのお礼

よく読んでいただければ分かると思いますが、私は成田氏に興味を持ったのです。それで動画も見ましたし、安かったので著書も買い今読んでいます。

彼は皮肉屋で、投げやりな言い方の裏に思想の有るタイプだと思いますし、それは、私に似ているとも思います。

そう、私も皮肉屋で、自分の思想を容易に出さないところもあります。そういう人間の癖を読み取ることも面白いことだと思いますよ。

しかし、彼は余り人間を愛していないとは思いますね。

お礼日時：2025/04/20 20:50

No.15 回答者： ムカリン 回答日時： 2025/04/14 23:29

成田悠輔氏は「姥捨思想」です

それを踏まえていえば質問中の成田悠輔氏のその発言は「姥捨思想の派生」でしょうね

この回答へのお礼

＞姥捨思想

ありますね。

お礼日時：2025/04/16 18:11

No.14 回答者： 素人2号 回答日時： 2025/04/14 00:38

その分断には一理あるとも思われますが、「ならば日本は誰の物か？」という根本的な矛盾に行き着きます。

発言そのものは直接的な優生思想とは言えないにしても、そうした考えに繋がる危うさを感じます。

この回答へのお礼

>ならば日本は誰の物か？

彼の目線は、日本国のGDPにありますね。（普通と言えますが）

生産性の高い者に価値があり、後は単なる頭数という社会観。
官僚というのは皆こうなんでしょうね。

彼は竹中平蔵みたいになれたかもしれませんが、体制に批判的なので
無理でしょう。

お礼日時：2025/04/16 18:11

No.13 回答者： trigger_note 回答日時： 2025/04/11 01:56

五十代以下の知識人で、若ければ若いほどですか。

実際どうなのか分りませんが、世の中いろいろな人がいますし、彼らにそのような傾向（大衆蔑視）があると見ること自体が偏見ではないか？と思ったのが正直な感想です。

19世紀末から20世紀初頭、以下のような現象を背景に、「大衆（mass）」は、次第にネガティブな含意を持つようになっていきます。

マスメディアの登場（新聞、映画、ラジオなど）：
一方向的な情報伝達が可能になり、意見形成が「個々の熟慮」より「集団心理」に依存するようになった。

消費社会の始まり：
大衆は「消費者」として同質化され、個性よりも「共通性」「模倣性」が重視されるように。

知識人や哲学者の批判：
ニーチェ、トクヴィル、オルテガ、ル・ボン、ハイデッガー、アーレントなどが「大衆人間」「群衆心理」「凡庸さ」への警鐘を鳴らしました。

つまり、大衆がバカのレッテルを張られた理由は、現代の五十代以下の知識人云々にあるのではなく、権力によるマスメディアの情報操作と、消費者として経済装置の中に組み込まれたこと、そして近代の”哲学者”と呼ばれた人々によって”啓蒙”の対象とされたことによるでしょう。”馬鹿な大衆”とは、要するに作られた虚像にすぎません。人々の実像は別にあります。そもそも、大衆という概念自体が人々をコントロールするために造成された概念だと見るべきでしょう。あるいはそのために利用されている概念枠組みであると。はっきり言えば、大衆など実在しません。


AI時代について
AGI出現の時点ですべてのAI技術者の知見と並ぶ人工知能となり、ASIとなればそれを超えるのですから、選民ではなく選AIという方がよいように思います。すべての人間が社会の意思決定から遠ざけられる。しかしそれは悪いことではありません。社会がインフラ化し、自然のようにそこに在るものに近づき、人間の自由と平等を保障する当たり前のものになってゆく。

知能の高低で人間が差別されることがなくなり、こころの時代がやってくる。人々の生き方の幅や次元が増大し、文明は一段上層に花を開かせる。

この回答へのお礼

現代の日本の知識人と言われている人たちの対談の動画は随分見ました。題名に興味を惹かれたからです。その中で成田氏についてはあまり知らなくて、タマタマ見た動画で思うことがあったので今回質問を立ててみたのです。

例えばホリエモンなどは、典型ですね。「バカバカ」の連発ですし、「100文字の文章も読めない」とか言って、バカにしているというか軽蔑しているという感じです。その他の人も、一般大衆を軽視している場合と、人間自体を軽視している場合と、その両方と、人により微妙な違いはありますが、「軽視」している人は多いのは、よく聞いてみればわかります。

一般大衆ー生活している個人のことで、総理大臣もプライベートでは一般大衆ですーを軽視していることよりも、人間自体を軽視していることが重大であると思います。

それについては「民主主義に人間はいらない」とか「人間を信頼するなんて馬鹿なことだ」などの発言がよくあります。また、こころ・精神についても単なる電気信号であるという唯物的な認識が主流です。

こういう傾向は勿論、現代の自然科学文明の影響なのは間違いありません。その文明の哲学は、「この世は物質でできている」ということだと思います。

そして、現代哲学者の影響も強いと思っていて、J・デリダ、M・フーコーなど。ただ、その解釈・翻訳はどうなのだろうかという思いはあります。しかし、哲学は難しく、専門家でも解釈が分かれるくらいですから、私には手に負えないものではあります。

AIの発達は凄くて、人々の信頼感も強くなっていますが、AIの判断が自動的に社会のシステムを変えるという部分は将来も限られて、重要な部分を権力者が手放すことは考えにくいです。
だから、結局、AIなどの強力なツールを駆使した支配社会になってゆくであろうと思うのです。

お礼日時：2025/04/11 10:53

No.12 回答者： trigger_note 回答日時： 2025/04/09 21:52

【答え】　優勢思想ではない。

【評価】　炎上的。人々のしあわせにつながらない主張で間違っている。

この文言に該当する人々というのは、”世の中の情弱な貧乏人というのは金を渡してもすぐ酒飲んでパチンコですって、今日で終わりって思いながら次の日も同じことを繰り返すような連中”　だそうです。

ダメな人間はぶら下がっているだけでよく、政治や経済、文化活動に参加しない方が世のためであるという主張なのでしょうか？

僕は酒もパチンコもしませんが、情弱で貧しいかもしれません。逆にそういう人々を政治的経済的文化的に強化すべきだとは思いはします。民主主義っていうのは一人一人が賢くなって初めて良好に機能するものなので、彼の言っていることは非民主主義的でしょう。（事実彼は、金主体の流通概念が消滅する世界の話の中で、自身の主張を究極の共産主義とも言ったりしています。）

将来、ＡＩの普及により知能が普遍民主化されたときに、民主主義は新たなフェーズに入り、文明もまた花開くことでしょう。彼の言う究極的共産主義は来ないと私は思う。

ところで私が聞いたところでは、成田さんは、人間は運だ。ちょっと運良く生まれただけで人の上に立ち人より良い暮らしをし人よりお金持ちになる。そしてそれを自分の功績だと思ってしまう。とも言っていましたので、優勢思想論者ではなさそうです。むしろ、自身を含めてほとんどを堕落した人間だと見ている節がある。人間、わけのわからないまま惰性で生きて、どうにもならない人生になるのが普通の人間です、みたいなことも言っていました。大したものにはならないと。

彼は、少年期に働かない父親が借金を残して蒸発しており、不眠やナルコレプシーに悩んだとも聞きます。今でもあまり眠れないらしいです。彼に不足しているのは愛情の経験と人間信頼だろうと思います。その様な状態で色々な学究功績を立てて今に至るのだから、頑張ったのだと思います。

でも、情弱で貧しい人も、彼のような愛に不足する人も、人間、誰もが頑張ってる。見かけじゃないんですよね。

この回答へのお礼

50代以下の知識人と言われている人たちの多くは、一般大衆を「救いようのないバカ」だと見ているように思います。世代が下がるほどにその傾向が強くなっているようにも思います。

それは、SNS・ヤフコメなどの投稿内容と言うよりも、その反応ですね。罵詈雑言・誹謗中傷、付和雷同…などにより、そう思っているのだと思います。

人間そのものに対する不信・嫌悪という感じです。だから、社会の管理はすべてAIにさせて、人間は管理される存在であるべきだという考え方が多くあるようです。

その全体を管理するものは、情報処理等に精通した限られた人間がするべきだということなのでしょう。
そういう人間たちもどうしようもない部分はあるけれど、虫けらのような一般大衆よりはまだましであると。

そんな感じだと思うのです。でもそれは民主主義ではなく、新たな封建社会だともいますし、優生思想的・選民思想的・ホモデウス的思想であると思うのです。

お礼日時：2025/04/10 10:15

No.11 回答者： crescentinblue 回答日時： 2025/04/08 23:06

全くそのとおりだと思います。

私も若い頃からずっとそう信じてきました。生存可否を決定する「許可制」を導入すべきなんです。

この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時：2025/04/10 09:09