
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
>アメリカでは婿・姑が目立ちます
アメリカだけではないです。世界中ほとんどの国でそうです。
アジアは比較的嫁姑の対立が多いのですが、アジアでもイスラム圏になると婿姑の問題のほうが大きくなるようです。
この違いはどこから来るか?というと「家計を誰が握っているか?」と「老後の世話」の二つだと考えています。
アジアは比較的「妻が家計を握る」という国が多いのですが、それ以外の地域は「夫が家計を握る」のが普通で、しかも伝統的に《女性に財産権と相続権を与えてこなかった》地域なんです。
そうすると何が起きるか?
それは欧米の姑からみると「夫の死後、私の老後は婿との関係性で決まる」ということで、ここに様々な問題でてくるのです。
逆に日本では「結婚すると夫の給料を含めて妻が家計を握る」わけですが、実は日本が伝統的に同性婚だったのも同じ理由です。つまり《結婚すると妻は夫の苗字になり、夫の財産を含めて全部管理できる》のです。
ということは「同じ家に家計管理権限をもつ女性(妻)が二人いれば、ケンカになる」わけです。
日本の嫁姑問題の根本原因は「家庭内権力の争い」です。
だから姑は嫁に対して、様々な「うちのやり方」を押し付けます。でもよく考えてみると、姑が押し付ける「うちのやり方、伝統」は嫁である姑からみても「結婚相手、夫の家庭のやり方、伝統」にすぎません。
でも「夫の財産を管理するためには、夫の家や地域、親戚付き合いのしきたりを守ること」で権力を維持してきたわけで、それを教える(押し付ける)のが姑の役割になるわけです。
だから姑としてはほぼ無意識に、息子の嫁が財産管理を引き継ぐなら「嫁を教育できる権利がある」と思うので、トラブルになるわけです。
しかし欧米の妻にはそんな権限はありません。家計管理するのは夫で姑も財産には基本的にタッチせず、夫の指示で家事をしているにすぎません(または共働きで自分の仕事に勤しみます)
だから嫁と争う領域がそもそも存在しないのです。もちろん「息子を取られた」という点はあるにしても、あまり重要な要素ではないのです。
それよりも婿は姑から見れば「私の夫が死んだ後、娘が引き継いだ財産を含めて管理し、私の老後に関わる人物」です。だから条件闘争が発生します。
早速のご回答ありがとうございます。
欧米の場合 夫の死後、婿が財産を引き継ぐ、のですね(女性は財産管理をしない)
日本の場合 <《結婚すると妻は夫の苗字になり、夫の財産を含めて全部管理できる》>のですね。
姑から見たら、婿に対抗するか、嫁に対抗するか、が発生するのですね。
No.2
- 回答日時:
一家の資産管理、特に金融資産の管理権を巡る主導権争いです。
人類普遍の序列としては年齢という長幼の序列があり、中国などの儒教圏やキリスト教イスラム教など一神教圏では、男尊女卑の思想が激しいので基本的に一家の資産管理という重要案件は年上の男性が握ります。
問題になるのは老夫婦の男性が死去した場合、老夫婦の妻が長幼の序列を主張して主導権を握るのか、それとも老妻の子供でもある若夫婦の夫の男性が男尊女卑を主張して主導権を握るのか。それが大問題になる場合が発生します。
最終的にはそれぞれの力と能力の問題ということになるでしょう。ただ、女性側が最終的に勝利するケースは稀でしょう。
中国の皇室で云えば、中国史上唯一の皇帝となった唐代の武則天と、清朝末期の西大后くらいということになります。
日本は、宦官がいなかったことで分かるように、後宮や大奥の管理は女性が自分たちで行っていました。本来は男性である宦官が仕切っていた中国朝鮮やイスラム諸国の後宮とは完全に異なっています。
識字率も江戸中期の八代将軍吉宗が全国に寺子屋を普及させてから急速に高まりましたが、この時も男性だけでなく女性の識字率も急速に高まっており、読み書き算盤が出来る女性は珍しくありませんでした。
つまり、日本の場合は、夫は一家の収入を稼ぐのが役割であり、一家の家計を切り盛りするのは妻である女性の役割という役割分担が古代からあったと推測されるのです。そうでなければ江戸中期以降に男性と同じように識字率が高くなった理由が説明できません。
そういう状況になると、一家の中では、最初は姑が主導権を握っているはずですが、老父が死去した後はどちらが家計の主導権を握るかの争いが激しくなる一方になるでしょう。
早速のご回答ありがとうございます。
老父(家長)が死去した際、
日本の場合、新しい家長(息子)を通して嫁が財産管理に関与してくるが、
非日本圏では、娘を通して婿が出てくるのですね。
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