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高校の生物で、人類の特徴として「有節言語」を使うというのがありましたが、この「有節言語」とはどのようなものをいうのでしょうか?

A 回答 (2件)

「分節化」という概念があります。


たとえば日本語を知らない外国人が日本語を聞いた場合、それは意味不明の「音の連なり」にしか聞こえません。でも、日本語を理解できる人は、(当然のことながら)その「音の連なり」を一連の「意味」として理解します。たとえば「watashiwaanatagasukidesu」という「音」を、日本語を解する人は、「私はあなたが好きです」という「意味」に変換することが出来るのです。これが(とても大雑把な説明ですが)「分節化」です。
以上は音声言語の場合ですが、文字言語にも同じことが言えます。ある人々にはでたらめな「線」の羅列にしか見えないものが、別のある人々には「意味」のある「文字」として理解されるわけです。
本来意味のない「音」や「線」の連なりにも、特定のパターン(「watashi」という「音」が「私」という「意味」であるというような)を認識することで、人間は「意味」を見いだし、それによってコミュニケーションすることができます。それこそが人間の持つ「言語」能力なのです。

一方、たとえば赤ん坊の発する「泣き声」を考えてみましょう。赤ん坊と接したことがあるならわかるように、「泣き声」は明らかにひとつのメッセージです。お腹がすいたとき、眠いときなど、赤ん坊は泣き声をあげ、自分の状態や欲求を伝えようとします。このように何かを伝えようという指向性があるという意味で、この「泣き声」はある種の「意味」を持った「メッセージ」だといえます。
しかし、この泣き声を「分節化」することは出来ません。メッセージではあるけれど、「言語」ではない。これは、動物にも当てはまるでしょう(と、言うと、赤ん坊には失礼かもしれませんが)。動物の「鳴き声」は「メッセージ」かもしれないけれど、「意味」として「分節化」できるような「言語」ではないわけです。(本当に動物が全くそういうことが出来ないかどうかは、多少微妙かもしれないですが)

これが「人類の特徴として「有節言語」を使う」ということの意味ではないかと思います。

私も実は「有節言語」という言葉は知らなかったのですが、上記の説明でそう悪くはないだろうと判断し、「自信あり」にしておきます。
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この回答へのお礼

 詳しい説明ありがとうございました。
 ご存じ無かったとのことですが、納得のいくお答えだと
思います。
 また、分からないことがあったら、よろしくお願いします。                    usagisan

お礼日時:-0001/11/30 00:00

「有節言語」という言葉については初めて聞きました。


よって、回答ではありません。申し訳ない。

言葉の感じからみれば、単語を並べるだけでなく、
文章を重ねた言葉を使うといった意味でしょうか?
それとも、「節」のある言語ということだから、
イントネーションで使い分けるということでしょうかね?

それにしても、これは人類となにを比べているのでしょう?

そこで、アドバイス。
こういったものは、教えてくれた先生に直接聞いた方が
いいのではないでしょうか?
そういうことも、通知表や内申書によい影響があると思いますよ。
(聞けない事情があるのかもしれませんが・・・)
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この回答へのお礼

 早速の解答、どうも有り難うございました。
 実は、高校はずいぶん前に卒業しているので、
当時の先生もご健在かどうか……。(^^;)
 とある知人から尋ねられたので、それならgoo
で尋ねてみようと言うことで……。
 人類と他の動物との違い(火を使うとか、二足
歩行とか)に関する話の一項目として登場してい
たようです。
 でも、こんなにすぐに反応があるとは思ってい
ませんでした。お忙しいところ(?)どうもあり
がとうございました。        usagisan

お礼日時:-0001/11/30 00:00

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