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この時使用するTB bufferの中には、大抵塩化マンガンが含まれていますが、何故塩化マンガンが必要なのでしょうか?
通常、塩化カルシウム法を用いる場合、TB bufferを使用せず、塩化カルシウム溶液だけでもコンピテントセルの作製が可能とのことですので、塩化マンガンをわざわざ添加するということは、私なりに疑問に感じています。
どなたかご存じの方、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

Hanahanを始め先人たちが、いかにすればプラスミド導入効率を高くできるか、いろいろ条件を検討した経験則としか言いようがないのではないでしょうか。

そもそもMnに限らず、CaにしろRbにしろ、どのようなメカニズムで大腸菌にcompetenceを与えるのかも、はっきりとはわかっていないのですから(一説によると、大腸菌表面のリポポリサッカライドとDNAをくっつけるのに二価金属イオンが効いているのだとか)。
http://www.ias.ac.in/currsci/dec102002/1376.pdf

20年ほど前には、私もCaCl2だけで形質転換をしていました。確かにできます。でも、後々一般化した様々な改良法に比べると、形質転換効率やcompetenceの安定性、保存性は比べものにならないほど悪いですよ(たとえば、作ったcompetent cellはその日の内しか使い物にならない、凍結保存すると形質転換効率ゼロとか)。
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この回答へのお礼

なるほど、塩化カルシウムにしろ塩化ルビジウムにしろ大腸菌にcompetenceを与えるメカニズムは、はっきりとは分かっていないのですね。
塩化カルシウムのみで形質転換したものが、それほど効率や安定性が低下するとは思いもよりませんでした。やはり、先人の努力の賜物はすばらしいものがありますね。ご回答ありがとうございました。

折角、ウェブサイトのアドレスを教えて頂いたのに、削除されているのか分かりませんが、見ることができませんでした。残念です。

お礼日時:2005/08/03 19:40

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