No.2ベストアンサー
- 回答日時:
補足でご質問いただきましたので,再レスです。
酸化チタンの酸素と水素結合した界面活性剤でミセルを形成し,外側の親油基を利用して分散させてます。
ところで,”酸化チタンの効果”のご質問は,光触媒効果(ホンダ・フジシマ効果)についてと解釈します。この効果は,紫外線の照射条件下が条件です。
水中では,紫外線が水に吸収されるため光触媒効果は強く発揮されないものの,酸化チタン表面を覆う界面活性剤は,当然,光触媒効果により分解されるので界面活性剤による分散効果は低減することになります。
最後に,この分散スラリーを水処理(?)に使う場合に,水で紫外線が吸収されるものの,それなりに,光触媒効果が発揮されると思います。ただし,その後の触媒分離プロセス(ろ過)が大変かもしれません。
No.1
- 回答日時:
水中に酸化チタンを分散させたまま利用することは稀なので,その後,スラリーをコーティングしたり,成形したりというプロセスでしょうか。
焼結プロセスにおいては,分散剤,あるいはバインダーといった有機物系の添加剤が燃焼して灰分が残らないことと,アルミナなどの磁器においては,低アルカリが要求された経緯から,ポリカルボン酸アンモニウムやポリビニルアルコール(PVA)が多用されていました。現在は,各油脂メーカーが,界面活性剤(ミセル現象)の応用として,セラミックス用の分散剤を販売していると思います。(中京油脂や花王など)。
質問の内容からずれてしまいますが,最近の光触媒ブームから,直系10nm(ナノメートル)程度のアナターゼ型酸化チタン粒子が市販されており,このくらいのサイズの粒子であれば,水中で電荷を帯びることからpHを制御するだけでチンダル現象を利用して縣濁できるようです。
また,「チタンペロキソクエン酸アンモニウム四水和物」がTAS・FINEという商品名でフルウチ化学(株)から販売されています。
参考URL:http://www.furuchi.co.jp
この回答への補足
界面活性剤は考えて入れてみました。ちゃんと分散できましたが、酸化チタンのまわりに界面活性剤がくっ付いて水に分散しているんですよね!?
この場合酸化チタンの機能は発現するのでしょうか?
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