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今までは大半の曲が一曲210円でした(違いましたっけ?)。iTMSでは90%の曲が150円、10%が200円らしいですね。
今までは新規参入のオリコンでもレーベル価格と同じでした。
しかしアップル参入でiTMS以外の配信会社でも150円、200円に改定されるようですね。
既にavexの配信サイトでは新譜(200円)以外は150円ということになっているようです。

Q:デジタルオーディオプレーヤー市場におけるiPodのシェアは凄いと言っても30数%なのに、
なんでレーベル各社は今までの値段を下げなければならないようなiTMSの150円配信を許したのか?
また、価格は許したとしても個人利用目的であれば、何枚でもCDを作成でき、台数無制限のiPod、最大5台のPCで再生できるという規制緩和。
今までとは比べ物にならない緩和が実現されたのはなぜですか?
オリコンなんかもレーベルに低価格化・著作権規制の緩和を打診したでしょうに、なぜアップルの意向だけが受け入れられるのかイマイチ理解できません。
あるいは私の考え違いで、アップルの独断で著作権緩和や価格を決めたりすることができるのでしょうか?

でも一曲150円と99セントでは大きな違いですよね。アップルくんには、もうちょっと頑張って欲しかったですね。。。

A 回答 (4件)

こんにちは。



音楽配信を最初に始めたのは実は日本の方です。
bitmusicやLabelGate、Liquidなどを始め数多くの試みがレーベル手動でなされたのですが全て赤字。
世界中の他のサイトもやはり赤字でした。音楽配信をビジネスとして成功させるのは無理ではないか、と思われ始めていた時に突然パソコンメーカーであったはずのAppleがiPodを販売し一気にトップシェアを奪い、さらに1曲99セントという驚異的な価格と緩いコピーガードでiTMSを開始。

これが実現した背景にはAppleと音楽業界との深いつながり、そして何より「油断」がありました。iTMSは当初Macのみのサービスで、市場の10%にも満たないOSユーザー向けだった事もあって、各レーベルは「まあ、やらせてみるか」という程度の気持ちで曲を提供したわけです。
するとわずか1週間で200万DLという驚異的な数字を叩き出し、あっという間に音楽配信唯一の成功モデルとなりました。しかし実際は配信の利益は薄く、iPodとの相乗効果での利益が大半で、これが安さの秘密のひとつになっています。現在でも欧米でのシェアは8割を超えます。

正に配信業界のモンスターだったわけです。iTMSの成功を受けて、日本でのサービス開始も随分前から計画されていましたが、日本側のレーベルがかたくなに拒否。
AppleとしてはiTMSの成功の理由であった価格の安さやコピーガードの緩さは譲歩出来ないし、レーベル側もこれまでの莫大な投資を無駄にも出来ないのでなかなか実現しませんでした。
(ちなみに欧米のレーベルはすでに自力での配信を断念し、もっぱら供給するのみです)

今回参加したレーベルで大きかったのはavexとEMIでしょう。(これまで日本の配信業界を押さえていたSMEはまだ参加してません)
この背景にはiTMSの実績もそうですが、日本におけるiPodの急速な普及、CCCDの失敗が少なからず影響している様に思います。EMIは元々SMEには反対派でdu-ubという独自サイトを作りますが大失敗し、すでに供給メインになっていました(プラス、iPodのHDD製造を東芝が行っている)。

とまあ、細かな要因はいろいろとありそうですが、要するに世界最大の配信サービスに国内レーベルが取り込まれた、と見るべきでしょうね。Appleの粘り勝ち。
これでまたiTMSJが驚異的なDL数を出せば、他のレーベルも参加せざるを得ないでしょう。

150円という価格はかなり頑張ったと思いますよ。
現在の平均価格200円を50円も値下げさせるのは大変だったでしょうしね。
デバイス販売の利益でカバー出来ない他のサイトは戦々恐々のはずです。唯一の対抗馬はソニーですが、どこまで頑張れるか....iTMSが参入してくる事は分かっていながら有効な策をこの2年出せてませんからねえ。
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この回答へのお礼

かなり事情通でらっしゃるようで、ITmediaの記事を読むよりおもしろかったです。そして深かったです。新知識満載でした♪

bitmusicやソニー系?のmoraとかは値段は追いついたけど、コピガードがきつくって、iPodやネットワークウォークマンを持たない私にとっては無意味に近いものです。
ウォークマンを売らなきゃいけないソニーがアップルに協力するわけにはいかないという感じでしょうか。
アップルはアップルで、配信事業自体の利益は薄くても相乗効果を狙ってiPodで儲けるという算段でしょうか。
国内レーベル各社も自社でちびちび商売するよりもアップルにのっかることでロイヤリティーで儲けるって感じでしょうかね。
アップルって私が思う以上に影響力があるんですね。

お礼日時:2005/08/05 21:30

リンクを付け忘れました。


http://www.apple.com/jp/support/itunes/legal/abo …
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この回答へのお礼

ドあつかましいお願いに応えてくださりありがとうございます。リンクまでありがとうございます

ささいな疑問にお付き合いくださりありがとうございました。四度の回答に短いお礼と20pとしか差し上げられなくてすみません。
また何かあったときは、よろしくお願いします♪

お礼日時:2005/08/05 23:06

こんばんは。



今回のサービス開始に当たっては子会社を作ったのは確かですが、出資比率は不明です。
ただ、レーベルの出資は考えにくいので、おそらくは100%子会社だと思われます。
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この回答へのお礼

こんばんは。

お礼日時:2005/08/05 23:06

こんばんは。



>bitmusicやソニー系?のmoraとかは値段は追いついたけど、コピガードがきつくって、iPodやネットワークウォークマンを持たない私にとっては無意味に近いものです。
ウォークマンを売らなきゃいけないソニーがアップルに協力するわけにはいかないという感じでしょうか。

そうですね(moraは基幹技術をSCEが握っており事実上ソニー主導です)、ソニーが独自規格に走るのは昔からですが、音楽配信に関しては失策続きです。ただ、近年の大幅減収で路線変更を余儀なくされています。
iTMSJの結果次第では参加せざるを得ないでしょうね。
*本来Appleとソニーは仲が良かった訳ですし。

>アップルはアップルで、配信事業自体の利益は薄くても相乗効果を狙ってiPodで儲けるという算段でしょうか。

そうです。だからこそ成功しました。iPodが他社の追走をかわして来たのはiTMSのおかげと言えます。
(逆にiTMS無しで日本でここまでシェアを奪ったのは見事です)

>国内レーベル各社も自社でちびちび商売するよりもアップルにのっかることでロイヤリティーで儲けるって感じでしょうかね。

結局そう言う事です。音楽配信当初はみんな夢を見たんですよ。製作から販売まで単独でやればその利幅はものすごいぞ、と。しかし結局レーベルでもリテーラーでもなく、デバイスメーカーが勝ったと言う事ですね。
*リテーラー(小売店)はパッケージ販売が落ち込む事を恐れて対応が遅れましたが、HMV、TOWER、VERGINと本気で生き残り策を考えています。

>アップルって私が思う以上に影響力があるんですね。

一番の理由はとにかく「売れた」という事実が一番大きいとは思いますが、音楽業界での影響力は元々ものすごかったですね。
まず、音楽制作の現場ではMacユーザーのクリエーターが伝統的に多いし、そもそもクールなイメージが強かった。個人的なコネクションも豊富で、U2が無償(バーター)で製品キャラクターになったり、今回の発表もいきなりBECKが登場して生演奏したり。
AppleStoreのイベント情報を覗いてみて下さい。ライブハウス並みのブッキングばかりです。
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この回答へのお礼

一つ一つに答えてくださり本当に感謝します♪
あなたにいただいた回答を元に私なりに少し調べ考えたんですが、割と当たってたようでなんかうれしかったです。笑

>AppleStoreのイベント情報を覗いてみて下さい。ライブハウス並みのブッキングばかりです。

除いてみましたが、誰一人私の知っているアーティストはいませんでしたw その方面は音痴なんです。

あのもう一つだけうかがってもよろしいでしょうか。
iTMS-Jはアップル日本法人の子会社ですか?
また子会社ならエイベックスや東芝は出資してるんですかね?
ご存知でなかったら無視してください。

ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/05 22:20

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