No.2
- 回答日時:
イギリスは国民が二つの層に別れています。
侵略民族と非侵略民族
読む新聞も違います。
非侵略民族にとっては、侵略民族のスキャンダルは非常に愉快なのでしょう。それで不満が解消されるなら安いものなので、許容する土壌もあると思います。
又、英国王室は昔から精神病の遺伝があるようで、とても激しくスキャンダルを提供しています。
日本は、公家や官僚が天皇をヴェールの中に押し込めて、目に触れないようにしています。
そのほうが、取り次ぐ権限がある公家や官僚の重要性が高まるからです。
回答ありがとうございました。
「ベールに押し込める」のがなぜ日本では可能なのか、ということなんです。他にもベールに包まれたい人もいるのに、暴露されてしまう。天皇家だけなぜ?と思ってしまいます。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
その理由は、二つの王家の歴史を知らねばならないと思います。
イギリスの王家というのは、荘園時代にもっとも広い領地を持っていた、もっとも強大だった貴族がルーツです。
荘園制度というのはご存知だと思いますが、貴族が独自の法律で荘園を囲い、荘園内では王と同じだけの権力がありました。貴族の時代とは、小国の王がひしめき合い、お互いの権勢を競い合っていた時代です。
貴族たちは、つねにイギリス王家の強大な権力をねらい、王家に取り入って婚姻を結ぼうとしたり、あるいは陰謀を図って取って代わろうとしたりしました。歴史上、イギリス王家の血筋は一つだけではなく、様々な貴族との婚姻で成り立っています。イングランドの王とは限らず、北のスコットランドの王だったこともあるし、英語をまったく話せないドイツの貴族が王となったこともあります。貴族たちの陰謀に陥れられて塔の牢獄に閉じ込められた王もいます。こんなわけですから、イギリス王室は昔から、つねに陰謀にまみれたゴシップがついてまわっていました。今のイギリス王室に対するゴシップは、そういうお国柄のせいだろうと思われます。
しかし日本の天皇家は、荘園制度ができるはるか昔の時代から成立していました。日本書紀にあるとおり、天皇家は神様の代から続いており、神道という信仰と結びついています。神道の管轄である神社は日本全国にあり、荘園内で暮らす村人たちも、神道を信仰していました。天皇家は村人たちの信仰心を支配していたわけで、荘園を持った武士とは次元が違う権力を持っていたわけです。このため、戦国時代の武士さえも(陰で利用していたとしても)、天皇家を表立って侮辱するようなことはしませんでした。それは日本人の道を外れた行為ですから・・・
こういう違いが今でも影響しているのだろうと思います。
No.5
- 回答日時:
>「ベールに押し込める」のがなぜ日本では可能なのか、ということなんです
日本の皇族は、ヨーロッパの連中に比べて、かなりお行儀がいいですから、スキャンダルの質と量がまず違います。
ヨーロッパの連中は、やくざの一歩手前ですよ。
天皇の次男が結婚前に二度紀子さんを胎ませたという「噂」はありますが、確たるスキャンダルとしては流れてきませんでした。
次に、国民がスキャンダルをそれほど望んでいないということもありますし、こうした問題に限らず、日本のマスコミはお上に従順です。記者クラブ制のおかげです。
皇族のスキャンダル特に性的スキャンダルは、国民は喜ぶというよりも、マスコミを批判するでしょうね。
そのマスコミは全省庁出入り禁止でしょう。
せいぜい、雅子さんが最初に懐妊したときに、朝日がすっぱ抜いて、流産させた事件がありましたが、そういった事件だけですね。
No.6
- 回答日時:
これは実際にやってみたらどうなるかを想定すればわかるのではないでしょうか。
たとえばA週刊誌で「皇太子さま,夜のおつとめの実態。雅子様に変態プレイ要求!」という見出しで記事を載せたとします。政治家などでは似たような記事が出ることがありますよね。自民党の某代議士のように。
ではこの場合はどうなるでしょう。おそらく国民から多くの抗議がくるでしょう。右翼が抗議行動をとり,不買運動が起きるかもしれません。さらに,他のマスコミ(ライバル誌など)が一斉に批判的な記事を書きます。そしてA週刊誌に広告を載せていた企業は,「これはいかん。我が社がA週刊誌を支持していると思われたらマイナスだ」といって広告をやめるでしょう(週刊誌は広告費がかなりの収入源です)。
どんな社会にもタブーはあります。日本では天皇制批判は(特におちょくったようなものは)タブーなのです。やはりまだ現人神の部分が残っているのでしょうね。
No.8
- 回答日時:
これまでの回答を見ましたが、トンデモ説がかなり混じってますね・・・。
皇室の〈タブー〉については、猪瀬直樹氏の『天皇の影法師』という本がいいですよ。ルポルタージュですが、推理小説風の書き方で、すごく面白いです。
イギリス王室については、荒井利明氏の『英国王室と英国人』とか、小林章夫氏の『イギリス王室物語』のような、手軽に読めて、面白い本がたくさんあります。
ネットの情報なんて、いい加減だし、時間の無駄です。ちゃんとした本を読んだ方が早いです。
そうですか。
みなさまの意見を読んで、印象としては、日本人は皇室が好きなのだ。少なくとも、好きでなければいけないと思っている。戦争責任などの関係で嫌いな人、良く思っていない人は、それを公には言えない社会的圧力、理由のない、歴史から来る罪悪感があるように感じました。
いちどご紹介いただいた本を読んでみます。
アドバイスありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
かつてはヨーロッパの王様も按手による癒し、という能力を持つ、と信じられていました。
しかし時とともにそういう宗教的な崇敬はされなくなってきました。
これに対し、右翼をふくめ、天皇家に対する考え方は良い悪いは別にして、日本においてはある種タブーでもあり、また力ずくでも守らねばならないという宗教的支持者にも似た一定の勢力を持っています。
また、イギリスの場合、特に外国から何回も王様を迎えています。ノルマンの征服、また血縁ではあってもジェームス一世はもとはスコットランドの王で、イングランドの王ではありませんでしたが、エリザベス1世の死により後を継いでいます。また名誉革命により、オランダからこれまた親戚筋ではありますが王様を迎えています。さらに現在の王家はハノーヴァー家で、やはり親戚ですがもとはドイツの貴族です。この家の最初の英国王はドイツ語しかしゃべれず、それによって君臨すれども統治しない王と、議会中心の政治が図らずも実現してしまったのは有名です。
天皇家が仮に途絶えたとして、昔天皇家のだれかが中国の皇帝や朝鮮の王家と婚姻していたとして、その子孫を受け入れる気になるか、またそもそも天皇家の人は国際結婚できるのか?というような問題です。
そういう意味での権威がちがう、ということはいえるでしょう。
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